会津大発ベンチャーのシンク、日本酒提供の現場をデジタル化する『IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」』サービス開始に向けた新型機を開発

会津塗をイメージした上質なデザインとコンパクトなサイズの「のまっせ」が、日本酒の新しい楽しみ方を創造します。

株式会社シンク

株式会社シンク(本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:髙橋 正法)は、『IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」』サービス開始に向けた新型機を開発しましたので、お知らせいたします。
「のまっせ」は、日本酒を自動で提供して現場の省人化を達成することに加え、提供した日本酒のデータを蓄積して飲食店や宿泊施設、酒蔵などにおける商品開発やサービス開発の可能性を拡大します。日本酒を楽しむお客様には、飲んだ銘柄を自動で記録する「御酒飲帳(ごしゅいんちょう)」SNSサービスを提供し、日本酒の新しい楽しみ方を創造します。

■IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」について

「のまっせ」は、日本有数の酒どころのひとつである会津が抱える社会課題の解決と、持続可能な地域の構築を目指して研究・開発しました。

サービス開始に向けて開発した第3世代「のまっせ」は、会津塗をイメージしたデザインとコンパクトなサイズにより、さまざまな設置場所と利用シーンで活用いただけます。

第1世代から改良してきた非接触での日本酒提供は、イベントや店舗など実地でのフィードバックから改善を繰り返して、これまでにない日本酒体験を実現しました。


■日本酒提供の「省人化」について

飲食店や宿泊施設をはじめとする日本酒提供の現場は、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行する以前から、慢性的な働き手不足という課題を抱えてきました。


「のまっせ」では、飲み手自身が「のまっせ」独自の電子チケット「Eka(エカ)」をかざすことにより設定した量の日本酒が自動で注がれて、省人化を実現します。さらにEkaは、都度支払や飲み放題の時間制限、飲むことのできる銘柄の設定や杯数制限もできるため、省人化で失われがちな接客サービスに、設置場所に応じた柔軟性と独自性をもたらします。


■日本酒提供の「データ化」について

日本国内における日本酒の消費量は1973年度にピークをむかえ、2020年度にはその3割にまで減少したと国税庁により報告されています。一方、純米酒や純米吟醸といった特定名称酒の消費は拡大しており、この分野で躍進した酒蔵も数多くあります。しかも日本酒は、地域の歴史と文化に深く関係していることから、まさに地域を代表するアイデンティティのひとつとも言えるでしょう。


「のまっせ」は日本酒提供のデータ化を通して、飲み手にはこれまでに飲んだ傾向から好みの日本酒を推薦するなど、新しい出会いを創出します。同時に、飲食店、宿泊施設、酒販店や酒蔵が新しい商品やサービスを開発・提供する積極的な機会をもたらして、持続可能な地域の構築を推進します。


■「のまっせ」のこれまでについて

「のまっせ」は、会津東山温泉 くつろぎ宿 千代瀧が2019年から始めた「地酒の飲み放題」サービスにおいて、現場の省人化を目標に試作開発を行ったことが原点となります。

省人化で実施した日本酒提供の自動化の中で、「だれが、いつ、どのようなお酒を飲んだのか」についてのデータを収集できることが分かりました。わたし達は、このデータの有用性に注目して『IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」』の研究・開発を始めました。

研究・開発を始めた2019年末に新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したことで、「のまっせ」が持つ非接触での日本酒提供が評価され、湯野上温泉駅での地酒ふるまいや地域のイベントに多数参加する機会につながり、省人化とデータ化についての実証実験を行ってきました。


2020年に会津若松市が行う令和2年度 会津産IT技術認定 奨励賞を受賞。同じく2020年、「新しい東北」官民連携推進協議会が行う「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2020でKDDI総合研究所賞を受賞。

2022年、株式会社KDDI総合研究所らと、日本酒IoTでお客さまの嗜好性を解析する実証を行い、のまっせを活用した収集データの有効性を確認することができました。

同じく2022年、経済産業省が実施する[第四回]令和2年度事業再構築補助金の採択を受け、サービス化に向けた第3世代ハードウェアおよびソフトウェアの開発を行いました。


・会津産IT技術認定について
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2016020300035/


・「新しい東北」復興ビジネスコンテストについて

https://www.newtohoku.org/bcontest/result.html


・株式会社KDDI総合研究所らとの実証について

https://www.kddi-research.jp/newsrelease/2022/032401.html


■「のまっせ」を体験できる場所について

IoT日本酒ディスペンサー「のまっせ」は、当社が運営する『デジタル田園酒場「かんます」』(福島県会津若松市)にて体験いただけます。


・デジタル田園酒場「かんます」について

https://www.sync.co.jp/kanmasu


■第3世代「のまっせ」について

第3世代「のまっせ」について、ハードおよびサービスをご紹介するプロモーションビデオをご用意いたしましたので、ぜひご覧ください。


https://youtu.be/GYiFDPIC5aU


■「のまっせ」のサービス開始時期について

「のまっせ」サービスの開始時期について、いち早くみなさまへご案内するWebフォームをご用意いたしました。導入に関するお問い合わせを含め、Webフォームよりご登録いただきますようお願いいたします。


https://www.sync.co.jp/nomasse

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会社概要

株式会社シンク

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URL
https://www.sync.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
福島県会津若松市インター西105番地
電話番号
0242-37-0123
代表者名
髙橋 正法
上場
未上場
資本金
3250万円
設立
1998年01月