【Rikka Gallery 麻布台】 今起きている物事を捉える「CAPTURE」展 9月3日(金)より開催
"CAPTURE" とは、今起きている物事を捉えること。
私たちは日々数多くの情報に触れています。昨今、新型コロナウイルスワクチンにまつわる誤った情報が拡散され、それを鵜呑みにした社会が、二転三転する状況に踊らされる事態が起きています。今こそ私たちには、自らの目で事実を見抜き、本質を「捉える」力が必要なのではないでしょうか。
そこで"CAPTURE"展では、ユニークな視点から社会を捉え、作品を通して問いかける3名のアーティストにフォーカスします。
Yeji Sei Leeは、アジアを中心に現地に生きる人々と深く交流する中で直面したリアルな生活や価値観を、多文化の中で生きてきた自身の視点を持って読み解き、人間が回帰すべき原点を再考します。
谷川美音は、漆という流動性がありながら永続的な側面も持つ素材と、ドローイングから生まれるフォルムを合わせ、流れ続ける時間の中に存在する「現在」の捉え方を問いかけます。
鮫島ゆいは、小さな立体物を制作する工程で五感を通じて得られる想像を、絵画という1つの場面に混在させる事で、人間が太古から尊重してきた目に見えないものの存在や、信仰の本質を追求します。
本展覧会が、独自の視点を持ち、時代の転機をクリエイティブに生きる為のヒントとなれば幸いです。
【展示作家プロフィール】
<李 晟 睿智 Yeji Sei Lee>
1995年東京都生まれ
2020年3月東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2020年4月東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究室 入学
2021年10月~‘22年7月 Akademie der Bildenden Künste München留学
その土地の慣習、宗教観、言語、土着の産物や風土気候によって形成される「もの」は地域毎に固有の文化的階調を見せる。
CAPTURE展のメインコンセプトである「捉える」とは、容易な行動であるように思えて非常に難易な作業であると考える。それはインターネットの出現により情報過多の社会に伴う錯綜の話だけではなく、地域毎に形成される考え方は、どこか遠くの街では悪の対象となり、隣町では善の模範となり得る可能性があることを私は捉え直したい。
–過剰なまでの情報をプレスしたら何が見えるのか–
近年の制作の取り組みとして、東(南)アジアを中心に情報量の多い対象物を一画面に詰め込み観点ごとに応じて情報のプレス(圧縮)を行っている。その過程で対象物の本質を探る試みを行っている。
●グループ展
2017年 東京藝術大学 学部二年生展覧会「あの動脈とこの静脈 ‒時と空間の旅‒」 東京藝術大学 / 東京
2018年 A-TOM Art Prize 受賞作品展「都市じゃないかも展」コートヤードHIROO / 東京
2019年 東京藝術大学 学部三年生展覧会「NI/O展」3331 Arts Chiyoda / 東京
2019年 Roppongi α Art Week 2019 臼田貴斗×Yeji Sei Lee「knock-knock」s+arts Gallery / 東京
2019年 上野芸友賞展「singing gene」東京藝術大学 / 東京
2020年 第68回 東京藝術大学 卒業・修了作品展 東京都美術館 / 東京
2021年 CAPTURE展 Rikka Gallery / 東京
●個展
2018年 Yeji Lee個展「STAR GAZER」馬喰町FACTORY / 東京
2021年 Yeji Sei Lee個展 「Geographica」コートヤードHIROO / 東京
●受賞歴
2018年 A-TOM Art Prize 受賞
2019年 上野芸友賞 受賞
2020年 O氏記念賞 受賞
<谷川 美音 Mine Tanigawa>
1988 京都府生まれ
2013 京都市立芸術大学 大学院美術研究科修士課程 漆工 修了
私の制作には反復の工程が多くあります。
繰り返しの作業を経て完成した作品は、時間の積層の結果でもあります。
人であれ物であれ、刹那の連続が帯になり現在をかたちづくっていることを意識すると、少し視野が広くなる気がしています。戸惑いの多い状況のなかで、どのような時間を重ねていくのかを見失わないように、という私自身への思いを展覧会タイトルに重ねて参加させていただきます。
●グループ展
2021年 「じねんのいのち」CADAN有楽町 / 東京
●個展
2021年 「谷川美音‐漆‐」祇をん小西 / 京都
2020年 「彼は月を撫でてみる」FINCH ARTS / 京都
2018年 「Brush」The Gallery by SOIL / 香港
「景色の縁」Lights Gallery / 愛知
2017年 「形をなぞる」FINCH ARTS / 京都
「谷川美音‐漆‐」祇をん小西 / 京都
●主なコレクションおよびコミッションワーク
・京都市立芸術大学
・レクサス四日市
・成田国際空港 JALファーストクラスラウンジ
・ザ・リッツ・カールトン・南京
・羽田空港 JALファーストクラスラウンジ
・アゴーラ 京都烏丸
<鮫島 ゆい YUI SAMEJIMA>
1988 京都生まれ
2010 京都精華大学芸術学部 版画専攻 卒業
2019年に発生した未知のウイルスによる感染症。世界中の人々が営んできた「普通」の生活は突如として一変し、2年が経とうとする今も私たちは未だ先の見えない不安と戦っています。
以前より私は「みえるものとみえないものをつなぐこと」をテーマに制作を行ってきましたが、奇しくも「目に見えないウイルス」によってもたらされた「目に見える変化」によって、更にこのテーマを強く意識するようになりました。
私は絵画を構築するにあたって、先ず小さな立体物を作り、五感を通じて得られるイメージから絵画空間を拡張させていく、という手法を用います。多くの生物は視•聴•嗅•味•触の五感のうち、いずれか2つ以上が満たされることでリアリティを感じることが出来ますが、行動を制限され、そのそれぞれを満たすことが容易ではなくなってしまったからこそ、改めて原点を見つめ直すべきであると考えています。
この展覧会が、そのきっかけになれば幸いです。
●主な個展
2020 『 境界のミチカケ 』2kw gallery / 滋賀
2018 『 √ root 』2kw gallery / 滋賀
2017 『 鮫島 ゆい 展 punctuation 』VOU / 京都
2016 『 Konohana’s Eye #11 鮫島 ゆい 展 5時の点は白と黒 』the three konohana / 大阪
2014 『 Konohana’s Eye #3 鮫島 ゆい 展 中空の雲をつかむように 』the three konohana / 大阪
2013 『 TWS-Emerging 2013 / pipe dream 』トーキョーワンダーサイト本郷 / 東京
2012 『 鮫島 ゆい 展 Tangent point 0 』neutron tokyo 3F mini gallery / 東京
2011 『 YUI SAMEJIMA exhibition kan△navi 』GALLERY wks. / 大阪
●その他展覧会 略歴
2021年
『 MITSUKOSHI Art Weeks 』日本橋三越本店 / 東京
『 鮫島ゆい 天牛美矢子 ABRACADABRA 』2kw gallery / 滋賀
『 第8回清州国際美術展 再び対話する風土 - 日本韓国国際交流展 』シェマ美術館 / 韓国 清州
『エマージング・アーティスト展』銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM / 東京
『 JAPAN KOREA Art Communications 日韓藝術通信5/ 温度온도(オンド)往復書簡 』The Terminal Kyoto / 京都
2020年
『 PESPECTIVE SPIRAL 』成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト / 滋賀
2019年
『 韓日藝術通信2019 「温度 / 온도」 』清州市立美術館別館ギャラリー / 韓国 清州
2018年
『 日韓藝術通信part3 』嵯峨美術大学 / 京都
『 SAEM どんな問い? 』(清州市立美術館別館ギャラリー / 韓国 清州)
2017年
『 韓日藝術通信part2 Cross point 』(忠北文化館森ギャラリー / 韓国 清州)
『 points of departures 』(Arena 1 Gallery / アメリカ カリフォルニア)
2016年
『 ULTRA×ANTEROOM exhibition 2016 』(HOTEL ANTEROOM KYOTO / 京都)
2015年
『 liquid section 』2kw gallery / 大阪
2013年
『 岐阜と宇宙民芸 』なうふ現代 / 岐阜
『 Que sera sera Vol5 in Paris 』エスパスジャポン / フランス パリ
『 シブヤスタイル vol.7 』西武渋谷店B館 8階 美術画廊 / 東京
2012年
『 トーキョーワンダーウォール公募2012 』東京都現代美術館 / 東京 他
●受賞歴
2021年 『 NONIO ART WAVE AWARD 2021 』 グランプリ、NONIO賞
2012年 『 トーキョーワンダーウォール公募2012 』 入選
2010年 『 GOLDEN COMPETITION 2010 』 U35賞
2008年 『 アクリルアワード2008 』 美術手帖賞
●パブリックコレクション
・ライオン株式会社
・ホテルアンテルーム京都
・ターナー色彩株式会社
・大阪芸術大学
●メディア
『 LIFE 〜夢のカタチ〜 』テレビ出演(2020年10月3日・朝日放送)
『 美術手帖 2月号 』掲載(2021年1月7日発売・美術出版)
【キュレーター プロフィール】
<小柴 綾香 AYAKA KOSHIBA>
2018年より米・ロサンゼルスにてアートキュレーションを学ぶ。2019年帰国後、当社((株)アトランティックカーズ)に所属し、アート部門を担当。国内外でアートエキシビジョンのキュレーションや、アートイベントのディレクションを行う。
【開催概要】
CAPTURE展
参加アーティスト:Yeji Sei Lee、谷川 美音、鮫島 ゆい
日時:9月3日(金)〜9月24日(金) 11:00〜18:00 日曜・祝日定休
会場:Rikka Gallery 麻布台
住所:〒106-0041 東京都港区麻布台3丁目5−5 (株)アトランティックカーズ内
電話番号:050-7123-3662
ご来場予約はこちら:https://forms.gle/yyR8DjrHK6UQGd8x6 ※完全予約制
プレス素材ダウンロード:https://xgf.nu/oAsh ※ダウンロード期限:2021年10月25日(月)
Rikka Gallery 麻布台
〒106-0041 東京都港区麻布台3丁目5−5 (株)アトランティックカーズ内
Tel:050-7123-3662
Fax:03-3583-8613
担当:小柴綾香
Mail: a.koshiba@baletti.jp
www.rikkagallery.com
【会社概要】
会社名:株式会社 アトランティックカーズ
住所:〒106−0041 東京都港区麻布台3−5−5
代表取締役社長:野澤 隆之
Tel:03-3583-8611
Fax:03-3583-8613
www.atlantic-c.jp
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