ウシオ電機と東芝ライテックが紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発。車載用/鉄道車両用、一般照明向け器具にて業務提携
有人環境下で使用可能な紫外線ウイルス不活化・殺菌技術「Care222™」が流通へ
2020年8月26日
ウシオ電機株式会社
東芝ライテック株式会社
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤宏治、以下 ウシオ)と東芝ライテック株式会社 (本社:神奈川県、取締役社長 平岡敏行、以下 東芝ライテック)は、このたび、有人環境下で使用できるウシオの222nm紫外線殺菌技術を用いた「Care222™光源モジュール」を搭載した紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発すること、ならびに「Care222™光源モジュール」を用いて自動車および鉄道車両に搭載する装置や一般照明器具の開発に関して業務提携することに合意しました。
両社は今回の提携によって、自家用車や通学バス、満員電車内などの交通・移動空間での新型コロナウイルスをはじめとしたウイルスや細菌への感染リスク低減、学校やオフィス、商業施設など公共空間でのパンデミック防止など、安心・安全な環境づくりに貢献する商品・サービスの提供を目指します。
■「ウイルス抑制・除菌」+「照明」の新しい商品・サービスを開発
ウシオは、創業より56年に渡って紫外線が持つ効果に着目し、2015年からは米国 コロンビア大学とともに人の皮膚や目に安全な222nm紫外線技術の開発に着手。自社の使命のひとつと位置付けている光技術での「安心・安全」な環境づくりの実現に向け、有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222™」を確立しました。
一方、東芝ライテックは照明事業130年の歴史を持ち、オフィス・店舗・工場などの照明器具や、舞台・スタジオや空港などの専門性の高い照明システムに加え、車載光源、紫外線光源およびそれらを組み込んだ光学装置、赤外線ヒーターといった産業光源など、幅広い事業展開を行っています。
共に「光」を軸に事業を展開している両社は、未だ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け、それぞれの光技術を融合させることで安心・安全な空間・環境を光で実現すべく今回の業務提携に至りました。これにより両社は、自動車/鉄道車両向け紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発するとともに、ウシオは自社のCare222™光源モジュールを東芝ライテックに供給開始し、東芝ライテックはそれを自社の照明器具に組み込み、ウイルス抑制・除菌+照明という新しいコンセプトの商品やサービスを開発していきます。
なお、開発した商品は、2021年1月からの販売を目指しています。
両社はこれらの協業を通して、不特定多数が利用する公共交通機関や施設における感染リスクの低減、ひいては光による「安心・安全」な空間・環境の実現に貢献していきます。
* * *
■ウシオ電機株式会社 (本社:東京都、東証6925)
1964年設立。紫外から可視、赤外域にわたるランプやレーザ、LEDなどの各種光源および、それらを組み込んだ光学・映像装置を製造販売しています。半導体、フラットパネルディスプレイ、電子部品製造などのエレクトロニクス分野や、デジタルプロジェクタや照明などのビジュアルイメージング分野で高シェア製品を数多く有しており、近年は医療や環境などのライフサイエンス分野にも事業展開しています。 http://www.ushio.co.jp
■東芝ライテック株式会社(本社:神奈川県)
1890年に白熱電球を日本で初めて実用化した東芝の照明事業は、創業130周年を迎えました。現在では、さまざまな施設の照明器具や、舞台・スタジオ照明システム、空港灯火システム、車載光源、紫外線光源およびそれらを組み込んだ光学装置、赤外線ヒーターなど、あかり・ひかりにかかわる製品を広く製造販売しています。近年では、カメラ付きLED「ViewLED」を発売するなど、照明のあらたな価値の提案に注力しています。http://www.tlt.co.jp/tlt/
<ご参考資料>
■安全で新しい紫外線によるウイルス不活化・殺菌技術 「Care222™」
Care222™は、人や動物の皮膚や目に安全でありながら、紫外線本来のウイルス不活化・殺菌能力を保持した新しい紫外線光源です。従来、紫外線によるウイルス不活化や殺菌には、波長254nmの紫外線が用いられてきましたが、皮膚傷害などが発生するリスクが高く、人体への直接照射は避けられてきました。
それに対し、ウシオが開発した「Care222™」は、自社のエキシマランプ※に特殊な光学フィルタを組み合わせることで人体に安全な200~230nm紫外線のみを照射。これにより、有人環境下においてウイルスや細菌の付着が疑われる空間や環境表面(建材や器具、衣服などに)に直接照射してのウイルス不活化・殺菌を可能にしました。
※エキシマランプ(水銀を含有しないエキシマ発光による紫外線ランプで、ウシオは222nmを主波長とする単色紫外線光源を使用)と特殊な光学バンドパスフィルタを組み合わせ、人に優しい紫外線波長域(200nm-230nm)のみを照射します。なお、本技術は米国コロンビア大学(所在地 : 米国ニューヨーク市)にて2012年に特許化され、ウシオは全世界における独占実施権を有しています。
ウシオ電機株式会社
東芝ライテック株式会社
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤宏治、以下 ウシオ)と東芝ライテック株式会社 (本社:神奈川県、取締役社長 平岡敏行、以下 東芝ライテック)は、このたび、有人環境下で使用できるウシオの222nm紫外線殺菌技術を用いた「Care222™光源モジュール」を搭載した紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発すること、ならびに「Care222™光源モジュール」を用いて自動車および鉄道車両に搭載する装置や一般照明器具の開発に関して業務提携することに合意しました。
両社は今回の提携によって、自家用車や通学バス、満員電車内などの交通・移動空間での新型コロナウイルスをはじめとしたウイルスや細菌への感染リスク低減、学校やオフィス、商業施設など公共空間でのパンデミック防止など、安心・安全な環境づくりに貢献する商品・サービスの提供を目指します。
■「ウイルス抑制・除菌」+「照明」の新しい商品・サービスを開発
ウシオは、創業より56年に渡って紫外線が持つ効果に着目し、2015年からは米国 コロンビア大学とともに人の皮膚や目に安全な222nm紫外線技術の開発に着手。自社の使命のひとつと位置付けている光技術での「安心・安全」な環境づくりの実現に向け、有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222™」を確立しました。
一方、東芝ライテックは照明事業130年の歴史を持ち、オフィス・店舗・工場などの照明器具や、舞台・スタジオや空港などの専門性の高い照明システムに加え、車載光源、紫外線光源およびそれらを組み込んだ光学装置、赤外線ヒーターといった産業光源など、幅広い事業展開を行っています。
共に「光」を軸に事業を展開している両社は、未だ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け、それぞれの光技術を融合させることで安心・安全な空間・環境を光で実現すべく今回の業務提携に至りました。これにより両社は、自動車/鉄道車両向け紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発するとともに、ウシオは自社のCare222™光源モジュールを東芝ライテックに供給開始し、東芝ライテックはそれを自社の照明器具に組み込み、ウイルス抑制・除菌+照明という新しいコンセプトの商品やサービスを開発していきます。
なお、開発した商品は、2021年1月からの販売を目指しています。
両社はこれらの協業を通して、不特定多数が利用する公共交通機関や施設における感染リスクの低減、ひいては光による「安心・安全」な空間・環境の実現に貢献していきます。
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■ウシオ電機株式会社 (本社:東京都、東証6925)
1964年設立。紫外から可視、赤外域にわたるランプやレーザ、LEDなどの各種光源および、それらを組み込んだ光学・映像装置を製造販売しています。半導体、フラットパネルディスプレイ、電子部品製造などのエレクトロニクス分野や、デジタルプロジェクタや照明などのビジュアルイメージング分野で高シェア製品を数多く有しており、近年は医療や環境などのライフサイエンス分野にも事業展開しています。 http://www.ushio.co.jp
■東芝ライテック株式会社(本社:神奈川県)
1890年に白熱電球を日本で初めて実用化した東芝の照明事業は、創業130周年を迎えました。現在では、さまざまな施設の照明器具や、舞台・スタジオ照明システム、空港灯火システム、車載光源、紫外線光源およびそれらを組み込んだ光学装置、赤外線ヒーターなど、あかり・ひかりにかかわる製品を広く製造販売しています。近年では、カメラ付きLED「ViewLED」を発売するなど、照明のあらたな価値の提案に注力しています。http://www.tlt.co.jp/tlt/
<ご参考資料>
■安全で新しい紫外線によるウイルス不活化・殺菌技術 「Care222™」
Care222™は、人や動物の皮膚や目に安全でありながら、紫外線本来のウイルス不活化・殺菌能力を保持した新しい紫外線光源です。従来、紫外線によるウイルス不活化や殺菌には、波長254nmの紫外線が用いられてきましたが、皮膚傷害などが発生するリスクが高く、人体への直接照射は避けられてきました。
それに対し、ウシオが開発した「Care222™」は、自社のエキシマランプ※に特殊な光学フィルタを組み合わせることで人体に安全な200~230nm紫外線のみを照射。これにより、有人環境下においてウイルスや細菌の付着が疑われる空間や環境表面(建材や器具、衣服などに)に直接照射してのウイルス不活化・殺菌を可能にしました。
※エキシマランプ(水銀を含有しないエキシマ発光による紫外線ランプで、ウシオは222nmを主波長とする単色紫外線光源を使用)と特殊な光学バンドパスフィルタを組み合わせ、人に優しい紫外線波長域(200nm-230nm)のみを照射します。なお、本技術は米国コロンビア大学(所在地 : 米国ニューヨーク市)にて2012年に特許化され、ウシオは全世界における独占実施権を有しています。
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