従業員の75%が会社目標と個人KPIの関連性を理解できるとモチベーションアップに!アンケート調査から見える経営者と従業員の意識ギャップとは!?
会社の目標やその進捗状況の共有に対する経営者と従業員の意識にギャップが!?
株式会社YKプランニング(本社所在地:山口県防府市、代表取締役:岡本 辰徳)は、従業員数30人以上100人以下の中小企業の経営者/従業員を対象に、「目標に対する経営者と従業員の意識のギャップ」に関する調査を実施しました。
企業を経営する上で経営戦略は非常に重要ですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、従来の経営戦略や方針を大きく変えたという企業も多いと思います。
未だ収束の兆しが見えないコロナ禍ですが、その一方で当初受けたコロナ融資の返済が迫っている企業もあるでしょう。
ウィズコロナ・アフターコロナを生き抜いていくためには、全社が一丸となってこの難局を乗り越えられるよう、経営目標を策定し、実行していくことが大きなカギを握っていると言えます。
ですが、経営者と従業員で「追っている目標」のベクトルや意識が異なっている…なんてことはありませんか?
実際、経営者と従業員で、追っている目標に対する意識にどのような差が生じているのでしょうか?
そこで今回、クラウド型一般企業向け経営支援ソフト『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)を提供する、株式会社YKプランニングは、従業員数30人以上100人以下の中小企業経営者と従業員を対象に、「目標に対する経営者と従業員の意識のギャップ」に関する調査を実施しました。
「会社にとって重要なことは以下のうちどれだと思いますか?(2つ迄)」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『利益を上げること(49.3%)』『売上を上げること(37.6%)』『顧客が満足できる製品やサービスの開発・提供(33.5%)』『経営理念・ビジョンを追求すること(16.4%)』『人材育成(8.4%)』『社会貢献(7.8%)』『事業規模の拡大(4.7%)』『株主からの評価(4.1%)』
【従業員】
『利益を上げること(62.8%)』『売上を上げること(38.3%)』『顧客が満足できる製品やサービスの開発・提供(33.5%)』『人材育成(17.1%)』『社会貢献(7.8%)』『経営理念・ビジョンを追求すること(6.4%)』『事業規模の拡大(3.3%)』『株主からの評価(1.4%)』
会社である以上、利益や売上を上げることが重要だという認識は共通しているようですが、『経営理念・ビジョンを追求すること』は経営者の16.4%に対して従業員は6.4%と10ポイントも少なく、また、『人材育成』は従業員の17.1%に対して経営者は8.4%と9ポイント近く少ないことが分かりました。
このことから、経営者の描く理念やビジョンが従業員には浸透していない企業が多い実態、そして人材育成に力を入れたいという従業員の思いが経営者に届いていない実態が見えてきました。
では、会社が掲げる目標と達成に向けた進捗状況は、経営者と従業員でしっかりと共有されているのでしょうか?
続いて、「会社の目標やその進捗状況について把握していますか?」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『目標・進捗状況ともに把握している(67.7%)』『目標は把握しているが進捗状況までは把握していない(23.3%)』『目標・進捗状況のいずれも把握していない(9.0%)』
【従業員】
『目標は把握しているが進捗状況までは把握していない(35.0%)』『目標・進捗状況のいずれも把握していない(35.0%)』『目標・進捗状況ともに把握している(30.0%)』
『目標・進捗状況ともに把握している』という経営者が多いのは当然の結果とも言えますが、それが従業員にもしっかりと共有されているとは言えないのが実情のようです。
『目標・進捗状況のいずれも把握していない』という従業員も多く、経営者が描く理念やビジョンに共鳴し重要視している従業員が少ないのは、共有体制に課題があると言えそうです。
そこで、経営者の方に「会社の目標やその進捗状況を社内のどこまで共有していますか?」と質問したところ、
『役員クラスまで(39.1%)』という回答が最も多く、次いで『部門長クラスまで(26.0%)』『一般従業員クラスまで(25.4%)』『共有していない(開示していない)(9.5%)』と続きました。
会社の目標やその進捗状況を一般従業員クラスまで共有している中小企業は少ないようです。
目標やその進捗状況を全従業員に共有する体制がなければ、特に一般従業員はそれを把握することが難しいでしょう。
このような背景が、経営者と従業員の“会社にとって重要なこと”に対する認識の差を生んでしまっていると言えそうです。
では、共有している企業はどのような方法で共有しているのでしょうか?
続いて、「会社の目標やその進捗状況はどのように共有していますか(共有されていますか)?」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『社内システムで共有している(共有されている)(29.1%)』『全社会議などの場で共有している(共有されている)(29.1%)』『管理表(表計算ソフトなど)を用いて一定期間ごとに共有している(共有されている)(21.0%)』『特に共有していない(共有されていない)(15.2%)』『飲み会など非公式の場でなんとなく共有する程度(共有される場合がある)(5.1%)』
【従業員】
『特に共有していない(共有されていない)(44.8%)』『全社会議などの場で共有している(共有されている)(25.7%)』『社内システムで共有している(共有されている)(13.0%)』『管理表(表計算ソフトなど)を用いて一定期間ごとに共有している(共有されている)(10.7%)』『飲み会など非公式の場でなんとなく共有する程度(共有される場合がある)(5.3%)』
社内システムや会議の場で共有しているという経営者が多い一方で、従業員の多くが『特に共有されていない』という認識であることが分かりました。
経営者は「共有しているつもり」でも、実は従業員まで「届いていない」可能性もあることが、この結果から読み取れます。
目標達成に向けての進捗状況は、従業員も含めて常に把握できる状態が望ましいですが、なかなか難しいのが現実なのかもしれません。
KPIを設定することによって、会社全体の目標達成に向けた個人の具体的な目標を明確化できますし、その達成度合いが数値化されるので、KPIの達成が最終的には会社全体の目標達成に繋がります。
では、KPIを設定している中小企業の割合はどれくらいなのでしょうか?
そこで、「全社の目標を達成するために、各従業員のKPI(重要業績評価指標)が設定されていますか?」と質問したところ、6割以上の方が『いいえ(66.3%)』と回答しました。
KPIを設定している中小企業はまだまだ少ないのが現状のようです。
先の質問では、目標やその進捗状況を把握していない、共有されていないという従業員が多くいましたが、KPIを設定していないため、目標達成に向けて何をすべきか不明瞭な方が多いのかもしれません。
では、既にKPIを設定している企業の経営者は、会社全体の目標と各従業員のKPIがどのように紐づいているのかを従業員に浸透させているのでしょうか?
そこで、経営者の方に「会社の目標と各従業員のKPI(重要業績評価指標)がどのように紐づいているかを伝えられていると思いますか?」と質問したところ、9割以上の方が『しっかりと伝えられている(50.4%)』『そこそこ伝えられている(46.3%)』と回答しました。
経営者の殆どが、KPIと会社全体の目標との紐づけを、各従業員に伝えられていると認識しているようです。
一方で、従業員は、自身のKPIと会社全体の目標との関連性を理解しているのでしょうか?
そこで、従業員の方に「会社の目標と自分(個人)の目標がどのように紐づいているかを理解していますか?」と質問したところ、『しっかりと理解している(57.3%)』という回答が最も多く、次いで『あまり理解できていない(36.9%)』『全く理解できていない(どのように紐づいているか分からない)(5.8%)』と続きました。
自身のKPIと会社全体の目標との関連性を理解しているという方が多いようです。
続いて、「どのように紐づいているかを理解できればモチベーションが上がりますか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(75.7%)』と回答しました。
具体的な個人目標とも言えるKPIの達成によって会社全体にもたらす影響を理解できれば、モチベーションアップにも繋がるようです。
当然ながら、従業員一人ひとりのKPI達成が、会社の目標達成への大きなカギを握っています。
そのためには、全社が一丸となってKPIを共有し、達成に向けて進捗を追っていくことが大変重要です。
そこで、「全従業員が会社のKPI(重要業績評価指標)を共有し、目標として掲げ、進捗を追っていくことで会社が成長すると思いますか?」と質問したところ、経営者・従業員ともに『はい(経営者66.1%、従業員51.2%)』が『いいえ(経営者33.9%、従業員48.8%)』を上回る結果となりました。
やはり、会社が成長していくには、KPIを共有し、明確な目標として掲げ、全社が一丸となって進捗を追っていくことが大変重要であると言えそうです。
では、そのために必要なこととは何なのでしょうか?
続いて、「そのために必須だと思うことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『明確なKPI(重要業績評価指標)の設定(42.3%)』『部門別の予算策定と実績(進捗)管理(42.0%)』『各部門の財務会計・重要指標などの見える化と共有化(33.7%)』『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持(31.7%)』『目標達成に対する従業員評価制度の導入(30.2%)』『特に必須だと思うことはない(必要性を感じない)(5.6%)』
【従業員】
『明確なKPI(重要業績評価指標)の設定(52.9%)』『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持(44.9%)』『目標達成に対する従業員評価制度の導入(43.7%)』『部門別の予算策定と実績(進捗)管理(43.0%)』『各部門の財務会計・重要指標などの見える化と共有化(33.8%)』『特に必須だと思うことはない(必要性を感じない)(2.7%)』
経営者・従業員ともに『明確なKPIの設定』が必須という考えは共通しているようです。
また、経営者と従業員という立場の違いは当然ありますが、従業員は『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持』『目標達成に対する従業員評価制度の導入』が必須と考える方の割合が多いことが分かりました。
コロナ禍によってリモートワークを導入した企業も多いと思いますが、その影響などから、現場の従業員はKPI達成に向けたモチベーションの維持が難しくなっているのかもしれません。
利益や売上を上げることが会社にとって重要であることは経営者・従業員ともに共通した認識であるものの、経営者が描いている理念やビジョンは、従業員にも浸透していないのが現状のようです。
そもそも会社の目標やその進捗状況が共有されていないという認識の従業員も多く、そういった課題を払拭していく必要が経営者には求められていると言えそうです。
また、会社の目標の達成に向けてKPIを設定することは非常に重要ですが、KPIを設定している中小企業はまだ少ないことも分かりました。
ですが、既にKPIを設定している企業の従業員の多くが、KPIと会社全体の目標との関連性を理解することによって、業務のモチベーションアップに繋がると回答していることから、会社の目標達成のためには各従業員のKPI設定が必要不可欠と言っても過言ではありません。
全従業員が目標を常に意識して日々行動していくには、明確なKPIの設定や部門別の予算策定と実績(進捗)管理はもちろん、従業員のモチベーション維持の機会や、目標達成に対する評価制度の見直しを図る必要がありそうです。
株式会社YKプランニング(https://www.yk-planning.com/)が提供している『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)は、経営者の企業経営をお手伝いするクラウドサービスです。
現在使用されている会計ソフトデータを取り込むことで、月次決算を自動で生成します。
また、過去のデータより次年度経営計画のシミュレーションができ、決算時のキャッシュ残等が一目瞭然になります。
さらに、月次ごとのキャッシュを見える化することで、会社を安全経営へと導きます。
(特許第 5010749 号 特許第 5261643 号 特許第 5529356 号 特許第 6425783 号)
★『bixid(ビサイド)』が経営を強靭化する、6つの理由★
1. 誰でも簡単に「月次決算」
会計ソフトからデータを出力、bixidにデータをアップロードするだけで月次決算が自動生成されます。
2. キャッシュフローの見える化
経営管理の中でも、最も重要な指標のひとつであるキャッシュを月次ごとに見える化。
あなたの会社を安心・安全経営へ導きます。
3. 数字の見方をやさしく解説
財務会計を理解していなくても大丈夫。
直感的に理解できるデザインに加え、bi-boくんがやさしく、分かりやすく数字の見方を解説します。
4. マルチデバイス対応
PCでもスマホでも、いつでもどこでも財務状況をモニタリング。
仕事の隙間時間を経営の時間に使うことが可能です。
5. 経営計画を簡単にシミュレーション
過去データから次年度以降の経営計画を簡単にシミュレーション。
決算時のキャッシュ残などが一目で分かります。
6. 部門別管理で組織の強靭化
部門別の計画が作成でき、クラウドでの情報共有が簡単にできるため、組織マネジメントの円滑化にご活用いただけます。
★セキュリティ体制も安心安全★
セキュリティ確保のため、「通信の暗号化」や「保存データの暗号化」など、自社内の高度な管理体制を構築しています。
また、外部の専門家によるペネトレーションテストを実施することにより、アプリケーションの脆弱性確認を行っています。
★bixidでできること★
普段利用されている会計ソフトから、bixidにデータをアップロードすると、クラウドサービスを通して、経営者や会計事務所へ「効率的に」会計報告や経営分析ができます。
bixidではさまざまなコンテンツが利用できます。
そのコンテンツを利用することによって、経営が強靭化、会社の未来が明確に見えてきます。
・ビジュアルレポート
bixid上のデータから、リアルタイムでいつでもどこでも自由に帳票などの確認ができます。
・経営分析機能
アシストロボットのbi-boが経営者のパートナーとして、データを日常的に分析し、分かりやすく報告してくれます。
・コミュニケーション
会計事務所などとの会計に関するやり取りは、bixid内で完結することができます。
・会計データチェック
AIを活用したデータチェック支援システムを利用し、月次決算の合理化を進めることができます。
目標達成のためのプロセス進捗の管理からさらなるPDCAサイクルの高速化を実現!
【KPI管理機能の特徴】
(ライトプランは1レポート、プランニングプラン・bixiderプランは無制限となります。)
★新機能2. 部門別の計画作成と進捗管理機能に対応
部門ごとに財務状況を把握することができ、経営計画機能で作成した部門別の計画数値と対比することで 進捗管理が可能となります。
部門の責任者がタイムリーに目標数値と実績を管理することで、早期の経営状況の把握と意思決定に繋げることができます。
■bixidを体験する
サンプルデータでのシミュレーションや実際に数値を入力しての診断を体験いただけます。
コチラから体験いただけます:https://bixid.net/mock.html
会社の目標達成の実現に向けて、是非『bixid(ビサイド)』をご活用ください。
■株式会社YKプランニング:https://www.yk-planning.com/
■bixid(ビサイド):https://bixid.net/
■TEL:0570-00-3614
■お問い合わせ先:https://www.yk-planning.com/contact-branch
調査概要:「目標に対する経営者と従業員の意識のギャップ」に関する調査
【調査期間】2021年4月7日(水)~2021年4月9日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,025人(経営者511人/従業員514人)
【調査対象】従業員数30人以上100人以下の中小企業の経営者/従業員
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
未だ収束の兆しが見えないコロナ禍ですが、その一方で当初受けたコロナ融資の返済が迫っている企業もあるでしょう。
ウィズコロナ・アフターコロナを生き抜いていくためには、全社が一丸となってこの難局を乗り越えられるよう、経営目標を策定し、実行していくことが大きなカギを握っていると言えます。
ですが、経営者と従業員で「追っている目標」のベクトルや意識が異なっている…なんてことはありませんか?
実際、経営者と従業員で、追っている目標に対する意識にどのような差が生じているのでしょうか?
そこで今回、クラウド型一般企業向け経営支援ソフト『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)を提供する、株式会社YKプランニングは、従業員数30人以上100人以下の中小企業経営者と従業員を対象に、「目標に対する経営者と従業員の意識のギャップ」に関する調査を実施しました。
- 「会社」にとって重要なこととは
「会社にとって重要なことは以下のうちどれだと思いますか?(2つ迄)」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『利益を上げること(49.3%)』『売上を上げること(37.6%)』『顧客が満足できる製品やサービスの開発・提供(33.5%)』『経営理念・ビジョンを追求すること(16.4%)』『人材育成(8.4%)』『社会貢献(7.8%)』『事業規模の拡大(4.7%)』『株主からの評価(4.1%)』
【従業員】
『利益を上げること(62.8%)』『売上を上げること(38.3%)』『顧客が満足できる製品やサービスの開発・提供(33.5%)』『人材育成(17.1%)』『社会貢献(7.8%)』『経営理念・ビジョンを追求すること(6.4%)』『事業規模の拡大(3.3%)』『株主からの評価(1.4%)』
会社である以上、利益や売上を上げることが重要だという認識は共通しているようですが、『経営理念・ビジョンを追求すること』は経営者の16.4%に対して従業員は6.4%と10ポイントも少なく、また、『人材育成』は従業員の17.1%に対して経営者は8.4%と9ポイント近く少ないことが分かりました。
このことから、経営者の描く理念やビジョンが従業員には浸透していない企業が多い実態、そして人材育成に力を入れたいという従業員の思いが経営者に届いていない実態が見えてきました。
では、会社が掲げる目標と達成に向けた進捗状況は、経営者と従業員でしっかりと共有されているのでしょうか?
続いて、「会社の目標やその進捗状況について把握していますか?」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『目標・進捗状況ともに把握している(67.7%)』『目標は把握しているが進捗状況までは把握していない(23.3%)』『目標・進捗状況のいずれも把握していない(9.0%)』
【従業員】
『目標は把握しているが進捗状況までは把握していない(35.0%)』『目標・進捗状況のいずれも把握していない(35.0%)』『目標・進捗状況ともに把握している(30.0%)』
『目標・進捗状況ともに把握している』という経営者が多いのは当然の結果とも言えますが、それが従業員にもしっかりと共有されているとは言えないのが実情のようです。
『目標・進捗状況のいずれも把握していない』という従業員も多く、経営者が描く理念やビジョンに共鳴し重要視している従業員が少ないのは、共有体制に課題があると言えそうです。
- 目標やその進捗の共有状況とは
そこで、経営者の方に「会社の目標やその進捗状況を社内のどこまで共有していますか?」と質問したところ、
『役員クラスまで(39.1%)』という回答が最も多く、次いで『部門長クラスまで(26.0%)』『一般従業員クラスまで(25.4%)』『共有していない(開示していない)(9.5%)』と続きました。
会社の目標やその進捗状況を一般従業員クラスまで共有している中小企業は少ないようです。
目標やその進捗状況を全従業員に共有する体制がなければ、特に一般従業員はそれを把握することが難しいでしょう。
このような背景が、経営者と従業員の“会社にとって重要なこと”に対する認識の差を生んでしまっていると言えそうです。
では、共有している企業はどのような方法で共有しているのでしょうか?
続いて、「会社の目標やその進捗状況はどのように共有していますか(共有されていますか)?」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『社内システムで共有している(共有されている)(29.1%)』『全社会議などの場で共有している(共有されている)(29.1%)』『管理表(表計算ソフトなど)を用いて一定期間ごとに共有している(共有されている)(21.0%)』『特に共有していない(共有されていない)(15.2%)』『飲み会など非公式の場でなんとなく共有する程度(共有される場合がある)(5.1%)』
【従業員】
『特に共有していない(共有されていない)(44.8%)』『全社会議などの場で共有している(共有されている)(25.7%)』『社内システムで共有している(共有されている)(13.0%)』『管理表(表計算ソフトなど)を用いて一定期間ごとに共有している(共有されている)(10.7%)』『飲み会など非公式の場でなんとなく共有する程度(共有される場合がある)(5.3%)』
社内システムや会議の場で共有しているという経営者が多い一方で、従業員の多くが『特に共有されていない』という認識であることが分かりました。
経営者は「共有しているつもり」でも、実は従業員まで「届いていない」可能性もあることが、この結果から読み取れます。
目標達成に向けての進捗状況は、従業員も含めて常に把握できる状態が望ましいですが、なかなか難しいのが現実なのかもしれません。
- 会社の目標と個人のKPI(重要業績評価指標)の理解がモチベーションアップに!?
KPIを設定することによって、会社全体の目標達成に向けた個人の具体的な目標を明確化できますし、その達成度合いが数値化されるので、KPIの達成が最終的には会社全体の目標達成に繋がります。
では、KPIを設定している中小企業の割合はどれくらいなのでしょうか?
そこで、「全社の目標を達成するために、各従業員のKPI(重要業績評価指標)が設定されていますか?」と質問したところ、6割以上の方が『いいえ(66.3%)』と回答しました。
KPIを設定している中小企業はまだまだ少ないのが現状のようです。
先の質問では、目標やその進捗状況を把握していない、共有されていないという従業員が多くいましたが、KPIを設定していないため、目標達成に向けて何をすべきか不明瞭な方が多いのかもしれません。
では、既にKPIを設定している企業の経営者は、会社全体の目標と各従業員のKPIがどのように紐づいているのかを従業員に浸透させているのでしょうか?
そこで、経営者の方に「会社の目標と各従業員のKPI(重要業績評価指標)がどのように紐づいているかを伝えられていると思いますか?」と質問したところ、9割以上の方が『しっかりと伝えられている(50.4%)』『そこそこ伝えられている(46.3%)』と回答しました。
経営者の殆どが、KPIと会社全体の目標との紐づけを、各従業員に伝えられていると認識しているようです。
一方で、従業員は、自身のKPIと会社全体の目標との関連性を理解しているのでしょうか?
そこで、従業員の方に「会社の目標と自分(個人)の目標がどのように紐づいているかを理解していますか?」と質問したところ、『しっかりと理解している(57.3%)』という回答が最も多く、次いで『あまり理解できていない(36.9%)』『全く理解できていない(どのように紐づいているか分からない)(5.8%)』と続きました。
自身のKPIと会社全体の目標との関連性を理解しているという方が多いようです。
続いて、「どのように紐づいているかを理解できればモチベーションが上がりますか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(75.7%)』と回答しました。
具体的な個人目標とも言えるKPIの達成によって会社全体にもたらす影響を理解できれば、モチベーションアップにも繋がるようです。
- 会社の成長のために必須なこととは
当然ながら、従業員一人ひとりのKPI達成が、会社の目標達成への大きなカギを握っています。
そのためには、全社が一丸となってKPIを共有し、達成に向けて進捗を追っていくことが大変重要です。
そこで、「全従業員が会社のKPI(重要業績評価指標)を共有し、目標として掲げ、進捗を追っていくことで会社が成長すると思いますか?」と質問したところ、経営者・従業員ともに『はい(経営者66.1%、従業員51.2%)』が『いいえ(経営者33.9%、従業員48.8%)』を上回る結果となりました。
やはり、会社が成長していくには、KPIを共有し、明確な目標として掲げ、全社が一丸となって進捗を追っていくことが大変重要であると言えそうです。
では、そのために必要なこととは何なのでしょうか?
続いて、「そのために必須だと思うことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、以下の結果となりました。
【経営者】
『明確なKPI(重要業績評価指標)の設定(42.3%)』『部門別の予算策定と実績(進捗)管理(42.0%)』『各部門の財務会計・重要指標などの見える化と共有化(33.7%)』『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持(31.7%)』『目標達成に対する従業員評価制度の導入(30.2%)』『特に必須だと思うことはない(必要性を感じない)(5.6%)』
【従業員】
『明確なKPI(重要業績評価指標)の設定(52.9%)』『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持(44.9%)』『目標達成に対する従業員評価制度の導入(43.7%)』『部門別の予算策定と実績(進捗)管理(43.0%)』『各部門の財務会計・重要指標などの見える化と共有化(33.8%)』『特に必須だと思うことはない(必要性を感じない)(2.7%)』
経営者・従業員ともに『明確なKPIの設定』が必須という考えは共通しているようです。
また、経営者と従業員という立場の違いは当然ありますが、従業員は『従業員との定期的な面談などによる意識向上・モチベーション維持』『目標達成に対する従業員評価制度の導入』が必須と考える方の割合が多いことが分かりました。
コロナ禍によってリモートワークを導入した企業も多いと思いますが、その影響などから、現場の従業員はKPI達成に向けたモチベーションの維持が難しくなっているのかもしれません。
- 全従業員が目標達成に向けて行動するには、明確なKPI設定が必須
利益や売上を上げることが会社にとって重要であることは経営者・従業員ともに共通した認識であるものの、経営者が描いている理念やビジョンは、従業員にも浸透していないのが現状のようです。
そもそも会社の目標やその進捗状況が共有されていないという認識の従業員も多く、そういった課題を払拭していく必要が経営者には求められていると言えそうです。
また、会社の目標の達成に向けてKPIを設定することは非常に重要ですが、KPIを設定している中小企業はまだ少ないことも分かりました。
ですが、既にKPIを設定している企業の従業員の多くが、KPIと会社全体の目標との関連性を理解することによって、業務のモチベーションアップに繋がると回答していることから、会社の目標達成のためには各従業員のKPI設定が必要不可欠と言っても過言ではありません。
全従業員が目標を常に意識して日々行動していくには、明確なKPIの設定や部門別の予算策定と実績(進捗)管理はもちろん、従業員のモチベーション維持の機会や、目標達成に対する評価制度の見直しを図る必要がありそうです。
- はじめよう、経営の見える化、強靭化。
株式会社YKプランニング(https://www.yk-planning.com/)が提供している『bixid(ビサイド)』(https://bixid.net/)は、経営者の企業経営をお手伝いするクラウドサービスです。
現在使用されている会計ソフトデータを取り込むことで、月次決算を自動で生成します。
また、過去のデータより次年度経営計画のシミュレーションができ、決算時のキャッシュ残等が一目瞭然になります。
さらに、月次ごとのキャッシュを見える化することで、会社を安全経営へと導きます。
(特許第 5010749 号 特許第 5261643 号 特許第 5529356 号 特許第 6425783 号)
★『bixid(ビサイド)』が経営を強靭化する、6つの理由★
1. 誰でも簡単に「月次決算」
会計ソフトからデータを出力、bixidにデータをアップロードするだけで月次決算が自動生成されます。
2. キャッシュフローの見える化
経営管理の中でも、最も重要な指標のひとつであるキャッシュを月次ごとに見える化。
あなたの会社を安心・安全経営へ導きます。
3. 数字の見方をやさしく解説
財務会計を理解していなくても大丈夫。
直感的に理解できるデザインに加え、bi-boくんがやさしく、分かりやすく数字の見方を解説します。
4. マルチデバイス対応
PCでもスマホでも、いつでもどこでも財務状況をモニタリング。
仕事の隙間時間を経営の時間に使うことが可能です。
5. 経営計画を簡単にシミュレーション
過去データから次年度以降の経営計画を簡単にシミュレーション。
決算時のキャッシュ残などが一目で分かります。
6. 部門別管理で組織の強靭化
部門別の計画が作成でき、クラウドでの情報共有が簡単にできるため、組織マネジメントの円滑化にご活用いただけます。
★セキュリティ体制も安心安全★
セキュリティ確保のため、「通信の暗号化」や「保存データの暗号化」など、自社内の高度な管理体制を構築しています。
また、外部の専門家によるペネトレーションテストを実施することにより、アプリケーションの脆弱性確認を行っています。
★bixidでできること★
普段利用されている会計ソフトから、bixidにデータをアップロードすると、クラウドサービスを通して、経営者や会計事務所へ「効率的に」会計報告や経営分析ができます。
bixidではさまざまなコンテンツが利用できます。
そのコンテンツを利用することによって、経営が強靭化、会社の未来が明確に見えてきます。
・ビジュアルレポート
bixid上のデータから、リアルタイムでいつでもどこでも自由に帳票などの確認ができます。
・経営分析機能
アシストロボットのbi-boが経営者のパートナーとして、データを日常的に分析し、分かりやすく報告してくれます。
・コミュニケーション
会計事務所などとの会計に関するやり取りは、bixid内で完結することができます。
・会計データチェック
AIを活用したデータチェック支援システムを利用し、月次決算の合理化を進めることができます。
- bixidに2つの新機能を搭載いたしました!
目標達成のためのプロセス進捗の管理からさらなるPDCAサイクルの高速化を実現!
【KPI管理機能の特徴】
- テンプレートを利用して簡単にKPI管理を始めることが可能
- 日別に実績数値や日報を登録してタイムリーな進捗把握
- KPI情報が自動でグラフ化され進捗状況を可視化
- 独自のKPIを設計し経営情報を集約
- 利用権限と共有範囲の設定が可能
(ライトプランは1レポート、プランニングプラン・bixiderプランは無制限となります。)
★新機能2. 部門別の計画作成と進捗管理機能に対応
部門ごとに財務状況を把握することができ、経営計画機能で作成した部門別の計画数値と対比することで 進捗管理が可能となります。
部門の責任者がタイムリーに目標数値と実績を管理することで、早期の経営状況の把握と意思決定に繋げることができます。
■bixidを体験する
サンプルデータでのシミュレーションや実際に数値を入力しての診断を体験いただけます。
コチラから体験いただけます:https://bixid.net/mock.html
会社の目標達成の実現に向けて、是非『bixid(ビサイド)』をご活用ください。
■株式会社YKプランニング:https://www.yk-planning.com/
■bixid(ビサイド):https://bixid.net/
■TEL:0570-00-3614
■お問い合わせ先:https://www.yk-planning.com/contact-branch
調査概要:「目標に対する経営者と従業員の意識のギャップ」に関する調査
【調査期間】2021年4月7日(水)~2021年4月9日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,025人(経営者511人/従業員514人)
【調査対象】従業員数30人以上100人以下の中小企業の経営者/従業員
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像