超絶技巧作家が「都市鉱山」由来の金属や北野天満宮の古材を活用し制作

重要文化財『鬼切丸 髭切』太刀拵え奉納プロジェクト始動→11月29日(水) 12:00からクラウドファンディング開始

京都で美術商を営むKANEGAE(Gallery:京都府京都市)と、IoTクリエイターの育成やスタートアップ事業を支援する株式会社クロステック・マネジメント(本社:京都府京都市/代表取締役:北村誠)は、工芸の次のすがたを実現させる運動“KOGEI Next”として、『鬼切丸 髭切』太刀拵え奉納プロジェクト実行委員会に参画します。
『鬼切丸 髭切』太刀拵え奉納プロジェクト実行委員会は、菅公御神忌千百二十五年半萬燈祭に合わせ、重要文化財《鬼切丸 髭切》の唯一無二の太刀拵え制作プロジェクトを行います。武芸の神・技芸の神としての菅原道真公(菅公)を顕彰し、一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくため、今回はクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を使って当プロジェクトの普及に挑戦いたします。
募集期間は2023年11月29日(水)から2024年1月25日(木)で、募集金額は1,500万円を目指します。

▼失われた《鬼切丸 髭切》の太刀拵えについて
「拵え」(こしらえ)とは刀身を納める鞘(さや)、手で握る柄(つか)、柄を握った時に手が刀身の方へ滑らないように施す鍔(つば)などの刀身の外装のことです。
太刀《鬼切丸 髭切》には、残念ながらこの「拵え」が伝わっておりません。
今回のプロジェクトへKOGEI Nextの超絶技巧作家が参画し、現代最高の技術を使って、令和の時代にしか作ることのできない唯一無二の「拵え」を制作し、北野天満宮に奉納いたします。
尚、KOGEI Nextが進めている活動の一つに「都市鉱山」由来の金属の使用など、アート・工芸素材の循環への取り組みがあり、今回のプロジェクトでは携帯電話やPCで情報伝達のために使われていた金や銀をリサイクルして使用します。
また、北野天満宮で進めている境内整備の過程で出た木材や金属などの古材も制作に使用する予定です。
こうして、過去と現在がひとつとなる「拵え」の誕生を目指します。


彦十蒔絵《刀 草花》彦十蒔絵《刀 草花》

※彦十蒔絵《刀 草花》: 鉄製の刀のように見えるが、漆芸で装飾した木製の刀。


塩見亮介《白銀角鴟面附白絲縅兜袖》塩見亮介《白銀角鴟面附白絲縅兜袖》

※塩見亮介《白銀角鴟面附白絲縅兜袖》:素材の銀は都市鉱山の半導体から回収したもの。半導体銀の化身が、都会の情報の森を見守るイメージで制作。


▼クラウドファンディングの返礼品について
(1) 未来へ受け継がれる奉納箱・奉納目録へのお名前の掲載
本プロジェクトにご支援いただいた方全ての方のお名前は《鬼切丸 髭切》拵え奉納箱、もしくは奉納目録に記載させていただきます。

(2) 今回のクラウドファンディングでしか手に入らないオリジナル記念品
・北野天満宮初の試みとして等身大押形を作成します。そして、今回限りのオリジナルデザインのポストカード
/クリアファイル/梅茶/刀剣しおりなどをご用意しました。
・今回のプロジェクトに合わせて『北野刀剣図録』(2024年末完成予定)と『鬼切丸 髭切 太刀拵え奉納プロジ
ェクト記念図録』(ドキュメンタリー図録;太刀拵えの制作過程から奉納式までを収録して2026年末完成予定)
を制作いたします。
お礼の品にいずれかの図録を選んでくださった方のお名前を、ご支援いただいた図録に掲載させていただき
ます。
・《鬼切丸 髭切》太刀拵えの制作に関わるKOGEI Nextの漆芸職人集団・彦十蒔絵からは、北野天満宮から
出た古材を使用した特製の梅型銘々皿、梅型香合、梅皿、仙型椀、漆塗ぐいのみを数量限定で提供いただき
ます。

(3) 各種行事へのご招待
2026年春に予定している《鬼切丸 髭切》太刀拵え奉納式へのご招待ほか、神職による北野天満宮ご案内、
《鬼切丸 髭切》手入れ見学会、アドバイザーの刀剣専門家 原田一敏先生による《鬼切丸 髭切》鑑賞会など、貴重な体験をできる機会をたくさん提供しております

▼CAMPFIRE内プロジェクトページについて(2024年1月25日 23:59:59まで)


https://camp-fire.jp/projects/719400/

▼『鬼切丸 髭切』太刀拵え奉納プロジェクト実行委員会 について
【北野天満宮】
北野天満宮は菅原道真公(菅公)を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社です。古来「北野の天神さま」と親しまれ、入試合格・学業成就・文化芸能・災難厄除祈願のお社として幅広く信仰されてきました。千年以上の歴史の中で数多くの宝物が奉納されて今に伝えられています。刀剣は約100振りあり、『鬼切丸 髭切』を含めた5振りが重要文化財に指定されています。

【京都女子大学 前崎研究室】
京都女子大学生活造形学科では多彩なデザイン活動を行っています。本プロジェクトでは、KOGEI Nextのアドバイザーであり、工芸文化史が専門の京都女子大学生活造形学科教授 前﨑信也と、前﨑ゼミでデザインとアートマネジメントを学ぶ大学生がクラウドファンディングの運営、リターン品のデザインや発送、SNSでの広報等をサポートします。

【KOGEI Next】                                           100 年後、現代の工芸が古美術品となった時、令和の空気を伝えられる作品とはどのような作品でしょうか?
KOGEI Next は、工芸作家とこれまで関わりの薄かった現代社会が重なることで生まれる作品や活動、
自然環境や社会課題との関わりを通じて、モノとしてだけではない新たな価値を持った工芸の次のすがたを実現させる運動です。


主  催 : KANEGAE、株式会社クロステック・マネジメント
協  賛 : 株式会社ゴールドウイン
パートナー : 京都芸術大学、京都女子大学、一般社団法人アートハブ・アソシエーション、ArtSticker、
ONBEAT、画箋堂、計数技研、Think & Craft、startbahn、DESIGNART TOKYO、和の響き
アドバイザー : 山下裕二(美術史家、美術評論家)
           広瀬麻美(浅野研究所・代表取締役)
前﨑信也(京都女子大学・教授、工芸史家)
URL      :https://kogei-next.jp/
Instagram   :https://www.instagram.com/kogeinext/

【アドバイザー】
太刀拵えの制作については、日本刀剣史がご専門の原田一敏氏(東京藝術大学名誉教授・ふくやま美術館館長・元東京国立博物館学芸部金工室長)にアドバイザーとして参画いただきます。

【彦十蒔絵】
輪島在住の約20名の職人からなる、漆芸のスペシャリスト集団。
100以上にも上る漆芸の工程を、日本最高峰の技術をめざす職人たちが、各専門に分かれて担当しています。
日本に誇る数千年の漆芸技術を用いて、伝統的な意匠や文様の継承を考えながら新しい作品を企画し、その都度相応しい職人を組織する形式で制作を行なっています。これにより、今までにないほど質の高い作品の制作が可能となりました。頭領である若宮隆志は、2014年文化庁文化交流使としてエジンバラ、ロンドン、パリ、マルセイユ、中国北京、香港など漆を通して文化交流を行なった、漆の技術研究開発及び啓蒙活動を行い、漆器の市場開拓、海外発表なども積極的に展開している。

▼KOGEI Next主催者について
KANEGAE
京都大徳寺総門(京都市北区)正面でギャラリーを運営。
時代屏風、近代美術工芸品、彫刻などを中心に現代美術まで多岐の分野を取り扱っています。
現代の工芸家たちと100年、200年先に古美術作品となった時に、真に誇れる作品を作ろうというプロジェクト
『Japanese Sculpture Next 100 years project』にも取り組んでいます。
URL     :https://japanese-sculpture.com/

株式会社クロステック・マネジメント
デザイン×テクノロジーにより様々なビジネスプロタイピングを推進。
住 所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山2番地116号(京都芸術大学内)
出資社:学校法人瓜生山学園/株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ/株式会社ABBALab/株式会社電通
URL     :http://xtech-m.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
http://xtech-m.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
電話番号
075-791-9122
代表者名
北村 誠
上場
未上場
資本金
2577万円
設立
2016年10月