国際物流プラットフォーム「Giho」を運営するWillbox、シリーズAラウンドでSMBCベンチャーキャピタルをリード投資家に総額約7億円の資金調達を実施
国際物流プラットフォームGiho(以下Giho)(https://willbox.jp/giho)を運営するWillbox株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 神 一誠、以下Willbox)は、シリーズAラウンドにて総額約7億円の資金調達を実施いたしました。既存投資家であるSMBCベンチャーキャピタルがリード投資家となり、同じく既存投資家の三菱UFJキャピタル、丸紅ベンチャーズ、ANOBAKAに加え、 新規投資家として米国セールスフォースの投資部門であるSalesforce Ventures、Golden Asia Fund Ⅲ¹、みずほキャピタルが参加しました。
今回調達した資金をもとに、顧客基盤の拡大に向けたサービス開発を加速すると共に、国内拠点の充実と台湾における事業立ち上げを進める予定です。
※¹ 台湾の政府系研究機関、工業技術研究院(ITRI)の投資会社である創新工業技術移転股份有限公司(ITIC)と三菱UFJキャピタルとの共同ファンド
今回調達した資金をもとに、顧客基盤の拡大に向けたサービス開発を加速すると共に、国内拠点の充実と台湾における事業立ち上げを進める予定です。
※¹ 台湾の政府系研究機関、工業技術研究院(ITRI)の投資会社である創新工業技術移転股份有限公司(ITIC)と三菱UFJキャピタルとの共同ファンド
- 国際物流における産業構造の課題
- Willboxの提供するサービス
- 国際物流プラットフォーム「Giho」とは
現在、85社の荷主企業にご利用いただき、その8割超が上場企業となっています。
また約160社を超える物流事業者にデータベース化のご協力をいただいております。
荷主企業に対しては、国際物流における購買活動をマーケットプレイス型に置き換えることで「早い、安い、確実」な実物流を提供しており、必要なタイミングで数多くの選択肢から最適な物流事業者をマッチングすることで、
●最短10秒の見積回答(どんなに複雑な案件でも24時間以内)
●物流コストの平均15%削減
●確実なスケジュールでの物流機能提供
を実現しております。
あわせて、物流事業者には新規案件獲得、高単価での受注、そして見積書作成からの解放を提供しております。
これを実現するGihoの「核」となる機能は、これまで熟練職人の勘に頼ってきた梱包ロジックをシステム化した「Giho-Engine」です。
梱包は国際物流における大型貨物輸送において、最上流工程に位置しており、梱包(=箱)のサイズが決まることにより、その後の物流工程(トラック、倉庫、コンテナ等々)が確定します。弊社が提供するマーケットプレイスにおいては、荷主企業の貨物に対して最適な梱包を瞬時に算出することで、箱のサイズに対して最適な物流事業者をデータベースから導き出すことが可能となっています。
上記に加えて、前回資金調達以降COVID-19によって大きく高まったコンテナ需要に対応するべく、船会社、フォワーダーと連携を進めてきました。結果、足元ではGiho経由において常時193の航路と243のルートを有し、コンテナの確保率100%を実現しております。コンテナの確保を含めたあらゆる物流機能を、一気通貫で提供可能な体制が構築できたことから、飛躍的な成長を遂げる準備が整ったと判断し、今回の資金調達を実施するに至りました。
URL:https://willbox.jp/giho
中長期においては、荷主企業に加えて、フォワーダー、物流会社、といった国際物流領域における全てのプレイヤーが、それぞれのニーズとタイミングに応じて必要な物流機能を補うためにGihoをご利用頂く世界を創って参ります。
Gihoによってデジタル化されたサプライチェーン上で情報がスムーズに流れることで、各プレイヤー間のオペレーションコストを完全に排除し、日本の国際物流の底上げからMade in japanを再定義して参ります。
- 投資家コメント
「Willbox社は、神CEOを中心とした、現場感のある圧倒的なドメイン知識・推進力が魅力の活気に満ち溢れたチームです。前回ラウンドでのご支援以降、COVID-19により国際物流の外部環境は激変致しましたが、デマンド・サプライ双方の課題とニーズに対して泥臭く向き合うことで、この変化のタイミングを確実に捉え、非常に幅広い物流機能の選択肢を提供可能なマーケットプレイスへと進化しております。Willbox社の更なる飛躍を、全力でサポートして参ります。」
丸紅ベンチャーズ株式会社 インベストメント・マネージャー 遠藤 正人
「前回ラウンドから投資をさせて頂いておりますが、Willboxは、物流業界に幅広いネットワークを有する経営者の強いリーダーシップのもと、実行能力の高さを武器に、短期間で事業成長させただけでなく、荷主、物流事業者の懐にしっかりと入り込み、Gihoを用いて国際物流業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してきました。複数のステークホルダーと連携しながら、Gihoを更に進化させることで、荷主、物流事業者にとって新たな価値を創造し、国際物流業務に必要不可欠なプラットフォームになっていくことを期待しています。」
三菱UFJキャピタル株式会社 投資第二部 上席次長 藤本 光
「国際物流領域では多くの関係者が介在するため、標準化・効率化が長年の課題となっております。この大きな課題に戦略的に挑戦し、物流事業者や輸出事業者を盛り立てようとするWillbox社の神社長の熱意を受け、今回の追加投資に至りました。船荷証券の電子化などデジタル化に向けた業界全体の取り組みが進む中、同社はその中心となり得る企業と期待しています。また、MUFGとしても当社のさらなる発展に向けて支援していきます。」
株式会社ANOBAKA パートナー 萩谷 聡
「創業時に出資させていただいてから神代表の創業期からのビジョンが徐々に形になってきました。行うべきことがはっきりしてきた現在のタイミングでまさに踏み時だと思い、今回も追加で出資させていただきました。Willboxチームのどんな障壁もお客様ファーストの姿勢で業界の方を巻き込み突破していく姿は本当に素晴らしく、今後の成長が大変楽しみです。ANOBAKAとしても組織構築、ファイナンス支援など多方面から引き続き支援していきます。」
株式会社セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 Salesforce Ventures日本代表パートナー 浅田 賢
「Willboxの次のステージへの飛躍をご支援できることを光栄に思います。国際物流業界は広大なマーケットが存在する一方で、その業務やビジネスプロセスは未だ非効率な側面があり、デジタルトランスフォメーション(DX)による新たなビジネスチャンスが広がっています。Gihoは物流に携わる様々なステークホルダーに新たな価値を提供出来る国際物流プラットフォームである点と、SaaS領域での大きなポテンシャルを有する点に期待し、シリーズAラウンドに参加いたしました。これからのWillboxのさらなる成長に期待しています。」
Golden Asia FundⅢ (創新工業技術移転股份有限公司) 總經理 瞿志豪
「隨著數位浪潮的興起,產業透過資訊科技進行數位轉型成為建立新世代競爭力的關鍵。Willbox不但具有在貨物承攬業的豐富經驗,更能夠結合資訊科技的技術,為產業的效率帶來極大的改進,是數位轉型的重要成功範例。我們相信Willbox將會大幅提昇全球的貨物運輸效率,這也正是我們投資Willbox的主要理由。
(訳:ITによるデジタル変革が新世代の競争力構築の鍵となる中、Willboxは貨物輸送業界における豊富な経験だけでなく、IT技術の組み合わせで業界の効率化に大きな改善をもたらすことができるため、DXの重要な成功例といえます。 Willboxが世界の貨物輸送の効率を大幅に向上させると考えており、それがWilboxに投資した最大の理由です。)」
みずほキャピタル株式会社 投資第6部 藤井 智史
「この度、テクノロジーを軸に物流の再定義に取り組むWillbox社へご出資させて頂きました。当社が目指す新しい国際物流の形は、様々な業界 関係者の 方との連携が必須です。神社長を始めメンバーの皆様は着実に連携を進めており、業界内からの期待や今後の更なる可能性を感じております。国際物流のDX化を推進し、 新しい 国際物流の形を実現していくために、みずほグループとしてもご支援して参ります。」
- 募集について
採用サイト:https://herp.careers/v1/willbox
- Willboxの概要
・本社:神奈川県横浜市
・設立日:2019年11月19日
・URL:https://willbox.jp/
・代表取締役:神 一誠
・ 資本金:810,751,059円(資本準備金を含む)
・ 事業内容:国際物流デジタルプラットフォーム事業
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