茅葺きの持つ可能性を指し示す、長崎・神戸・和歌山・京都のプロジェクト完成報告
伝統的な茅葺き技法を生かし、現代に応用する取り組みを進める株式会社くさかんむり(本社:神戸市北区淡河町)は、年始から進めてきたコンテンポラリー部門・イベント部門の実績4件を報告いたします。
茅葺き業界では昨今、需給バランスの変化により、茅の原料となるススキやワラなどを海外から調達する傾向が拡大し、その一方で純国産の茅による施工が年々減少しています。当社は輸入茅に依存せず、施工現場の周囲で採集した地元産をはじめとする国産茅を100%使用するために、施主や地域コミュニティ等と協力して生産から携わる取り組みも続けています。
茅葺き業界では昨今、需給バランスの変化により、茅の原料となるススキやワラなどを海外から調達する傾向が拡大し、その一方で純国産の茅による施工が年々減少しています。当社は輸入茅に依存せず、施工現場の周囲で採集した地元産をはじめとする国産茅を100%使用するために、施主や地域コミュニティ等と協力して生産から携わる取り組みも続けています。
<コンテンポラリー:3件>
・西海園芸 新社屋兼店舗(読み「さいかいえんげい」、長崎県東彼杵郡波佐見町、https://saikaiengei.co.jp/)
概要:外壁装飾
特徴:波佐見町産の小麦藁を1町(1ha=3,000坪)分使用し、建物全体の外壁を装飾しました。従来の屋根葺きの工法とは全く異なり、ヨーロッパでよく使われる工法を用いています。
・ファームサーカス(神戸市北区 フルーツ・フラワーパーク大沢内、http://fruit-flowerpark.jp/farm-circus/)
概要:庇制作
特徴:地産地消がコンセプトの同店舗のリニューアルに伴い施工しました。神戸市北区で採集した無農薬栽培の稲藁のみを使用しています。
・むすびや 弥右ヱ門(読み「やえもん」、和歌山県伊都郡かつらぎ町、https://www.instagram.com/musubi_yauemon3/)
概要:屋根葺き。和歌山大学のクラウドファンディング事業による茅葺き民家再生プロジェクト。
∟リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000081368.html
特徴:和歌山県生石(おいし)高原産のススキをはじめ、県内で採集したススキを100%使用しました。
<イベント:1件>
・森の展示室(京都府船井郡京丹波町 わち山野草の森内、https://www.morinotenjishitsu.com/)
概要:建築家・大橋史人氏との共同制作プロジェクト
特徴:宇治川のヨシを用いて制作したアートワークです。会期終了後も継続展示しています。
<株式会社くさかんむり>
神戸市北区淡河町を拠点に、伝統的な茅葺きの修復から、現代的な茅葺きへの挑戦、そしてより多くの方々に茅葺きを知ってもらうためのワークショップやセミナーを開催しています。
建物だけにとどまらず、様々な方向から茅葺きの持つ可能性や魅力を探り、引き出し、磨き上げて、今を生きる人達にお届けするという目的を共有した職能集団です。
本社所在地:兵庫県神戸市北区淡河町淡河1447
代表取締役・茅葺き職人:相良 育弥
HP:https://kusa-kanmuri.jp
Instagram:@ogo_kusakanmuri
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