テキストロン・アビエーション、国土交通省航空局の飛行検査業務を支援する特殊任務仕様の「セスナ・サイテーション・ロンジチュード」を納入

　米国カンザス州ウィチターTextron Aviation Inc. (以下、テキストロン・アビエーション) は本日、国土交通省航空局が運用する飛行検査装置を搭載した特別任務機セスナ・サイテーション・ロンジチュードを納入したことを発表しました。 同機は、日本の領空を構成する航空路の健全性を確保するための飛行検証・検査業務を実施する予定です。

 

　セスナ・サイテーション・ロンジチュードは、Textron Inc.（NYSE:TXT）傘下のテキストロン・アビエーションが設計・製造しています。

　「テキストロン・アビエーションは、再び国土交通省航空局の航空機プロバイダーとして選ばれたことを大変光栄に思っています。ロンジチュードは、航空局で使用されているセスナ・サイテーション飛行検査業務用ジェットの系譜を継ぐものです。当機のパフォーマンス、広々としたキャビン、機能の数々は、空港と航空路の運用の健全性を維持する上で、航空局に今までにない新たなレベルの効率性と生産性を提供することでしょう。」と、テキストロン・アビエーションの特殊任務機販売担当副社長であるボブ・ギブスは述べています。

 

　今回納入された機体は、UNIFIS 3000-G2飛行検査装置を搭載し、計器着陸装置・カテゴリーI、II、III（ILS Cat I、II、III）、地上直接送信型衛星航法補強システム（GBAS）、超短波全方向式無線標識施設（VOR）、極超短波全方向方位距離測定装置（TACAN）などの航行補助機器の重要な検証を実施することが可能です。

　国土交通省航空局では、セスナ・サイテーション・ロンジチュードの他に、セスナ・サイテーション・CJ4ジェットを5機、同様の飛行検査業務で運用しています。
 

サイテーション・ロンジチュードについて
　まったく新たなロンジチュードの設計は最新技術を随所に取り入れ、このクラスで最も低い運航コストをお客様に提供します。搭載するHoneywell社製HTF7700Lターボファンエンジンは、全自動デジタルエンジンコントロール（FADEC）に対応し、様々な運用条件下での保護機能を有するオートスロットルも統合されています。これらにより、当機は800時間もしくは18ヶ月というクラス最長の整備間隔と、テキストロンアビエーションのメンテナンス・診断システム（AReS）を備えています。また広々としたコックピットは、取り回しがしやすく、乗員の快適性と効率性を重視した人間工学に基づいた設計になっています。より低い運用コストで、より多くの航続距離、より大きな積載量、より高い巡航速度を実現するスーパーミッドサイズクラスのビジネスジェットは他にありません。

特殊任務機実現する無限大の可能性
　政府、軍、及び民間のお客様が重要なミッションに航空機ソリューションを求める時、テキストロン・アビエーションが頼りになります。当社の航空ソリューションは、特殊任務の特有の課題に対処するために求められる、高い性能と飛行特性を提供します。優れた品質、汎用性、低い運用コストにより、当社製品は、航空救命輸送、情報・監視・偵察（ISR）、物資輸送、航空測量、飛行点検業務、訓練、およびその他多くの特殊任務で好まれています。

テキストロン・アビエーションについて

　私たちは飛行の旅に感動を与えます。９０年以上にわたり、テキストロン社の一員であるテキストロン・アビエーションは、ビーチクラフト、セスナ、そしてホーカーの各ブランドにまたがる才能の集まりに力を与え、お客様に最高の航空体験を設計し、提供しています。ビジネスジェット、ターボプロップ、高性能ピストンから、特殊任務機、軍用訓練機、防衛用製品までをもカバーする、世界で最も多機能で、包括的な航空製品ポートフォリオを持つ当社は、世界中のゼネラル・アビエーション用航空機の半分以上を生産してきた人材を有しております。世界中１７０カ国以上のお客様が、当社の名高い性能、信頼性、汎用性を頼りにご愛顧頂いております。また確かなグローバル・カスタマー・サービス・ネットワークは、手頃で柔軟なフライトを実現しています。

　詳しい情報については、https://txtav.com/ をご覧ください。

テキストロンについて

　テキストロンは航空・防衛・産業・金融ビジネスの世界的ネットワークを活用して、顧客に革新的なソリューションとサービスを提供する多業種企業です。テキストロン傘下のベルヘリコプター、セスナ、ビーチクラフト、ホーカー、ヤコブセン、カウテックス、ライカミング、E-Z-GO、グリーンリー、テキストロン・システム等の強力なブランドは世界中で知られています。

　詳しい情報については、https://www.textron.com/をご覧ください。

本プレスリリースに記載されている一部の記述は、収益を予測し、戦略、目標、見通し、またはその他の歴史的事実でない事項を記述する、将来の見通しに関する記述です。これらの記述は、それらが作成された時点のものであり、当社はいかなる将来の見通しも更新または修正する義務を負うものではありません。これらの記述は、既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因により、当社の実際の結果が、これらの将来予想に関する記述によって明示的または黙示的に示されたものとは大きく異なる可能性があることにご留意ください。