日本財団支援のもと、旧下田南小学校を活用し、学校法人化を目指す 2023年8月「熊本学習支援センター 天草下田南校」開校
5月21日朝から行われた学習支援センターの生徒と下田南住民の交流グラウンドゴルフの様子
2015年4月、代表の仙波が不登校・ひきこもりに悩む子どもたち・家族を支援するために「熊本学習支援センター」を設立し、8年間の活動の中で、家から出られない子どもたちの支援をどのように行うべきかを模索し続けてきました。面談や相談を重ねる中、保護者からは、「一時でも良いので、自然豊かな環境の中で、生活と学びを伸び伸びと行える施設があれば」との意見が多数ありました。また、山あり、海ありの自然豊かな環境に住む下田地区の人たちは、80%が65 歳以上、空き家も多く、これからの10 年後の地区の存在を危惧されていました。私たちは、このような自然豊かな土地で、住民の方々とともに、心に傷ついた子どもたちの学習と療育をするとともに、10 数年途絶えた地区のお祭りや田植え・稲刈り等のお手伝いをしながら地区の再生をも行っていく決意をしました。
廃校となってしまった旧下田南小学校の大ホール
本校の使命は、①様々な困難を抱えた子どもたちがいきいきと過ごすことのできる居場所を提供する、②子どもたちの不安解消となる細やかな学習サポート、③多種多様な体験活動を通して自分の生を取り戻し、生きる力を育む、④地区の住民の方々と協労・協同で学校の再生を行う、です。旧下田南校を選定した理由は、海もあり山もあるという豊かな自然、そして地区の真ん中に校舎があるという立地条件でした。地域住民と共に運営していくためにも、誰もが集いやすく目の届きやすい場であることが重要です。木をふんだんに使用し、自然光を取り込む校舎内は、柔らかな木の香り、日の光に満ちています。そして校舎内中央にある思わず集いたくなる広い多目的ホールが、当センターの目指す「みんなが気軽に集える場」を体現していると感じました。また、宿泊施設となる家屋が充実しており、子どもたちが心地よい居場所で宿泊できるのみならず、保護者も共に自然豊かな土地で不安から解放され心穏やかな場所で過ごすことができると考えています。陶芸、農業、漁業、水産業、釣り、海水浴、伝統太鼓など、多種多様な活動が可能となる豊かな人財や文化、産業の存在を活かし、本年8月より取り組みを開始してまいります。
●事業所について
●今後の予定
・校舎内の工事の着手(職員室・校長室・保健室・各教室等)【工事完了は7月を予定】
・職員住宅(男子・女子)、家族住居施設の整備
・住民の方々を交えた校舎の再生検討委員会設置
・住民の方々との話し合いによる地区振興計画の作成
・校舎の一部使用で、生徒の受け入れ開始(一部)
●運営主体:一般社団法人 熊本私学教育支援事業団について
熊本私学教育支援事業団は、さまざまな事情により在籍校で学習を続けることが困難な生徒・学生や、中途退学をしたけれども、改めて学びたいという方々に対して学習の場を提供すると共に、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供することを目的として設立されました。子どもたちの第三の居場所として、学習のサポートをしたり一緒に遊んだりしながら子どもたちが安心できる環境づくりを行っております。
https://klsc.jp (熊本学習支援センターHP)
●日本財団「子ども第三の居場所」連携事業について
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に162ヵ所(2023年4月現在)設置されています。
一般社団法人熊本私学教育支援事業団は、2022年度熊本市内において「子ども第三の居場所」を4カ所開設。天草下田南校の開設は、「子ども第三の居場所」と連携し、日本の居場所づくりを推進する事業です。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
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