篠田桃紅氏の貴重映像(1974年撮影)が9月30日より上映開始ABCリブラフィルムアーカイブが岐阜現代美術館に映像提供
株式会社エー・ビー・シー リブラ(本社:大阪市福島区 代表取締役社長 大島尚)は、当社が管理する「ABCリブラフィルムアーカイブ」の中から、番組『アトリエを訪ねて 篠田桃紅』を、岐阜現代美術館(所在地:岐阜県関市)に貸し出し、2024年9月30日からの上映が決定しました。
岐阜現代美術館は、国内外で高い評価を受けた抽象画家、篠田桃紅(1913‐2021)氏の作品を世界有数の規模で所蔵する美術館です。同館の2階には、篠田氏が1970年から多くの時間を過ごした東京のアトリエが忠実に再現されており、家財や床などがそのまま移設され、200本以上の筆などが展示されています。
『アトリエを訪ねて 篠田桃紅』は、1974年に朝日放送(現在は「朝日放送テレビ」)で初回放送された11分間の番組で、アトリエでの制作風景や篠田氏のインタビューが収められています。この映像は資料を再整理していた際に発見され、篠田氏のご遺族からのご了承をいただき公開に至りました。
美術館内に再現されたアトリエの傍でこの映像が上映されることで、来場者は篠田氏がアトリエで過ごした日々をより深く想像し、彼女の芸術の世界に浸ることができるでしょう。ぜひ、岐阜現代美術館で篠田氏のアトリエと映像を体験し、彼女の芸術の世界に触れてみてください。
なお、岐阜現代美術館では9月30日より展覧会「朱のかたち」が始まります。篠田氏の朱の使い方に注目した本展示。本映像が撮影された1970年代は、作品に朱が墨にあしらわれる線として画面に登場し、重要な役割を担うようになった頃です。作品と映像の両方を通して、篠田氏の作品の変遷を感じ取ることができます。
【展示情報】
会場:岐阜現代美術館 桃紅館2階 〒501-3939 岐阜県関市桃紅大地1
時間:9:30 - 17:00
休館:日曜日、祝日、第2、4土曜日、展示替え期間
※9月30日より『アトリエを訪ねて 篠田桃紅』上映開始・展覧会「朱のかたち」開催
■昭和映像の貸出
株式会社エー・ビー・シーリブラは昭和40年代~60年代に撮影された映像を多数保管し美術館や教育機関に貸出をしております。
■番組のラインナップ
そのほか、日本各地の民謡を紹介した「民謡風土記」日本各地の着物を紹介した「きもののふるさと」など。全て大阪の朝日放送(当時)で放送された3分~11分の番組で、番組をそのまま使用することも、ここぞという必要な部分だけを抜き出して使うこともできます。
1000件以上ある映像のリストはABCリブラHPで公開中です。
■専門家も驚く貴重映像の数々
昭和40年代~50年代は家庭用のビデオデッキも普及していなかった時代です。今では、スマホで撮影して、ハードディスクに保存することが簡単にできますが、当時は一般の人が映像を撮ったり、残したりすることは難しい環境でした。だからこそ、当時の様子を記録した本映像は、時代を伝える重要な資料でもあります。
本映像をきっかけにして、これまで写真と文章でしか残っておらず、謎とされてきた道具の使い方が判明することや、博物館の学芸員が芸術家の動いている姿と声が残っていることに驚くこともあります。
■映像の用途
例えば、博物館で作品を展示する傍らで上映することができます。そうすることで、来館者は作家の人となりや、制作過程を動画でわかりやすく知ることができ、より作品を深く鑑賞することができます。ほかにも、教育現場では地域で受け継がれる郷土料理や芸能、伝統技術を子どもたちに見せることで、子どもたちが地元の魅力を知り、郷土愛を持つきっかけを作ります。
■使用方法
使用用途、予算をお聞きした上で、ご希望に合わせたご提案をさせていただきます。映像は事前に視聴も可能で、最短即日に納品も可能です。まずはメールにてお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先 株式会社エー・ビー・シーリブラ
ABCリブラフィルムアーカイブ担当 阪田裕規
[連絡先情報]
Mail:alfa@abclibra.co.jp
TEL:06-6452-3666
住所:〒553-0003 大阪市福島区福島2-4-3 ABCアネックス5F
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