2025年4月からの育児・介護休業法の改正、認知度はわずか9% ~制度拡充の一方、経済的不安や取得しづらい雰囲気も課題に~【FluffyKet調査レポート】

株式会社FluffyKet「育児・介護休業法に関するアンケート調査」より

株式会社Fluffy Ket

株式会社FluffyKet(本社:東京都渋谷区、代表取締役:伊藤 梨沙子、以下フラッフィーケット)は、2025年4月・10月に施行・改正される育児・介護休業法について、従業員の皆様の認知度、制度に対するご意見、課題認識、利用意向を把握するため、インターネット上でアンケート調査を実施いたしました。

2025年に施行・改正される育児・介護休業法(以下、育介法)について、フラッフィーケットが実施したアンケート調査の結果、改正内容の認知度はわずか9%にとどまることが明らかになりました。制度の拡充が予定されている一方、休業取得時の経済的な不安や、職場での取得しづらい雰囲気を課題と感じる方が多く、企業には、従業員の皆様が安心して制度を利用できる環境の整備が求められています。


調査の背景

共働き世帯の増加や核家族化の進行などを背景に、育児や介護と仕事の両立支援は、社会全体の重要な課題となっています。2025年には、育介法の改正が予定されており、企業には、従業員の皆様が育児・介護休業を取得しやすい環境の整備が求められています。

フラッフィーケットは、「子育てを、もっと楽しく、もっと豊かに。」というビジョンのもと、ベビーシッターサービス「FluffyKet for Business」を提供し、企業における子育て支援と働き方改革を推進しています。今回の調査は、育介法改正に対する従業員の皆様の意識や課題を明らかにし、今後の法改正の議論や、企業における制度運用・職場環境改善の取り組みに活用することを目的として実施いたしました。

調査結果の主なポイント

  1. 育介法改正の認知度はわずか9%。 現行制度についても、多くの方が「知らない」と回答しています。(表1、表2)

  2. 制度の改善点として、「取得期間の延長」や「企業側のサポート強化」を求める声が多く寄せられました。(表3)

  3. 休業取得時の課題として、「経済的な不安」や「職場での取得しづらい雰囲気」を挙げる方が多くいらっしゃいました。(表4)

  4. ベビーシッター補助制度導入のメリットとして、「経済的負担の軽減」や「仕事と育児の両立支援」に期待が寄せられています。(表5)

  5. ベビーシッター補助制度を利用したい場面として、「お子様の急な体調不良時」や「残業時」を挙げる方が多くいらっしゃいました。(表6)


調査結果の詳細

1. 育介法改正の認知度はわずか9%。現行制度についても、多くの方が「知らない」と回答しています。

表1:現在の育児・介護休業制度について、どの程度ご存知ですか? n=100
表2:2025年の育児・介護休業法の改正内容をご存知ですか? n=100

現行の育児・介護休業制度について「よく知っている」と回答した方はわずか8.0%、「少し知っている」方も10.0%にとどまりました。さらに、2025年の育児・介護休業法の改正内容については、実に91.0%の方が「知らない」と回答しています。これらの結果から、制度全体の認知度が極めて低い状況が浮き彫りとなり、早急な対策の必要性が示唆されます。

2. 制度の改善点として、「取得期間の延長」や「企業側のサポート強化」を求める声が多く寄せられました。

表3:育児・介護休業制度について、改善を望む点は何ですか? n=100

育児や介護をしながら働く従業員の皆様にとって、休業制度は重要な支えとなります。今回の調査では、従業員の皆様が、より充実した育児・介護休業制度を求めていることが明らかになりました。特に、「取得期間の延長」や「企業側のサポート強化」を求める声が多く、仕事と育児・介護の両立の難しさを背景とした、切実な要望がうかがえます。

3. 休業取得時の課題として、「経済的な不安」や「職場での取得しづらい雰囲気」を挙げる方が多くいらっしゃいました。

表4:育児・介護休業を取得する際に、課題と感じることは何ですか?(自由記述回答の集計)n=100

育児・介護休業を取得したいと考えていても、「収入が減ってしまうのではないか」「職場の同僚に迷惑をかけてしまうのではないか」といった不安やためらいを感じる方は少なくありません。今回の調査では、「経済的な不安」を抱える方が33.0%、「職場での取得しづらい雰囲気」を感じる方が26.0%に上り、こうした心理的な障壁が、休業取得を妨げる大きな要因となっていることが改めて浮き彫りになりました。

4. ベビーシッター補助制度導入のメリットとして、「経済的負担の軽減」や「仕事と育児の両立支援」に期待が寄せられています。

表5 ベビーシッター補助制度導入のメリット n=100

仕事と育児・介護の両立に悩む従業員の皆様にとって、ベビーシッターサービスの利用は有効な選択肢の一つです。しかし、経済的な負担などから、利用をためらう方も少なくありません。今回の調査では、「ベビーシッター補助制度があれば、経済的な負担が軽くなる」(58.5%)、「仕事と育児の両立がしやすくなる」(16.4%)といった意見が多く寄せられ、従業員の皆様が、安心して子育てできる環境を求めていることが改めて明らかになりました。

5. ベビーシッター補助制度を利用したい場面として、「お子様の急な体調不良時」や「残業時」を挙げる方が多くいらっしゃいました。

表6:ベビーシッター補助制度の利用したい場面(複数回答可)n=100

共働き世帯の増加や働き方の多様化により、従業員の皆様のベビーシッターサービスの利用ニーズも変化しています。今回の調査では、「子どもの急な発熱で、仕事を休めない時に利用したい」(55.3%)、「残業で、保育園のお迎えに間に合わない時に利用したい」(24.3%)といった声が多く寄せられました。これらの声は、従業員の皆様が、それぞれの状況に合わせて、必要な時に必要なだけベビーシッターサービスを利用できる、柔軟な仕組みを求めていることを示しています。

6. 2025年 育児・介護休業法改正のポイント

2025年に施行・改正される育児・介護休業法では、主に以下の点が変更されます。企業規模によって施行日が異なるものがありますので、ご注意ください。

①柔軟な働き方制度の導入義務化(3歳~小学校就学前のお子様を持つ従業員が対象、2025年10月1日施行):
企業は、以下の制度のうち、少なくとも2つ以上を導入し、従業員が希望する制度を利用できるようにすることが義務付けられます。※全企業が対象です。

  1. フレックスタイム制や時差出勤など、始業・終業時刻の変更

  2. テレワーク(在宅勤務)

  3. 保育施設の設置・運営など(ベビーシッター費用の補助を含む

  4. 育児両立支援のための特別休暇制度(年10日以上など)

  5. 短時間勤務制度

②子の看護休暇の拡充:
子の看護休暇の対象となるお子様の年齢が「小学校3年生修了まで」に引き上げられ、取得理由も拡大されます。

③所定外労働(残業)の免除範囲拡大:
残業免除を請求できる従業員の対象が、小学校就学前のお子様を養育する従業員に拡大されます。

④男性の育児休業取得率の公表義務化(従業員300人以上の企業が対象):
従業員300人以上の企業に対し、男性の育児休業取得率の公表が義務付けられます。

⑤介護に関する支援強化:
介護休暇の取得要件緩和、テレワークの努力義務化など、介護と仕事の両立支援が強化されます。

上記のうち、柔軟な働き方制度の導入義務化以外は、2025年4月1日に施行されます。


FluffyKet for Businessとの関連性


FluffyKet(フラッフィーケット)のベビーシッターサービス「FluffyKet for Business」は、上記の改正ポイントのうち、「保育施設の設置・運営など(ベビーシッター費用の補助を含む)」(2025年10月1日施行)の要件を満たすものであり、企業の皆様の法改正対応を支援します。

調査を通じて

今回の調査結果から、2025年の育介法改正は、従業員の皆様の育児・介護と仕事の両立を支援する上で重要な一歩となる一方で、制度の認知度向上や、休業取得時の経済的な不安、職場での取得しづらい雰囲気の解消など、課題も多く残されていることが明らかになりました。

企業には、法改正の趣旨を踏まえ、従業員の皆様が安心して育児・介護休業を取得できる環境の整備が求められます。具体的には、以下の取り組みが考えられます。

  1. 制度の周知徹底: 社内報やイントラネットなどを活用し、従業員の皆様への情報提供を強化する。

  2. 相談窓口の設置: 育児・介護に関する相談窓口を設置し、従業員の皆様の疑問や不安に対応する。

  3. 管理職研修の実施: 管理職に対し、育児・介護休業制度に関する理解を深めるための研修を実施する。

  4. 柔軟な働き方の推進: テレワークやフレックスタイム制など、柔軟な働き方を推進し、育児・介護と仕事の両立を支援する。

  5. 経済的支援の検討: ベビーシッター補助制度など、経済的支援策を検討する。

フラッフィーケットは、今回の調査結果を踏まえ、ベビーシッターサービス「FluffyKet for Business」を通じて、企業の皆様の育児支援と働き方改革をさらに推進してまいります。

調査概要

調査目的: 2025年に施行・改正される育児・介護休業法について、従業員の皆様の認知度、制度に対するご意見、課題認識、利用意向を把握する。

調査方法: インターネット上でのアンケート

調査期間: 2025年2月20日~2025年2月27日

調査対象: 育児・介護休業制度に関心のある方、または将来的に利用を検討されている方

回答者数: 100名


会社情報

株式会社FluffyKet(フラッフィーケット)は、「子育てを、もっと楽しく、もっと豊かに。」というミッションのもと、エンターテインメントと保育を融合させたベビーシッターサービス「FluffyKet for Business」を提供しています。

会社名:株式会社FluffyKet(フラッフィーケット)

本社所在地:東京都渋谷区円山町5−5 Navi渋谷Ⅴ 3階

代表取締役:伊藤 梨沙子

設立年月:2023年3月

事業内容:

  • 個人向けベビーシッターサービスの提供

  • 企業向けベビーシッターサービス「FluffyKet for Business」の提供

  • 撮影現場へのベビーハンドラー派遣サービスの提供

  • エンタメ知育プログラムを用いたイベント出演サービスの提供

会社URL:https://fluffyket.jp/

ご予約:https://works.do/R/ti/p/info@fluffy-ket

詳細レポートのご案内

本プレスリリースの詳細レポート(グラフ・表を含む)は、FluffyKetコーポレートサイトにて公開予定です。ぜひ下記URLよりご覧ください。

お問い合わせ先

株式会社FluffyKet 広報担当:田中

電話番号:050-6875-7330

メールアドレス:info@fluffyket.com

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会社概要

株式会社Fluffy Ket

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URL
https://fluffyket.studio.site/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷3階
電話番号
03-6276-2988
代表者名
伊藤梨沙子
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2023年03月