個人投資家が「株価に影響する」と考えるニュース調査。投資歴が長いほど気になる話題が増えてくる?
個人投資家800人が「注目しているニュース」を投資経験別に分析
様々なニュースをめぐって世界の株式市場が大きく揺れるなか、オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」(運営会社:株式会社トレジャープロモート、東京都千代田区、代表取締役社長:瀬川 丈)では、全国800人の個人投資家を対象に、株価との関係で注視しているニュースや話題についてアンケート調査を実施しました。
その結果、個人投資家が注目しているニュースの第1位となったのは、やはり「トランプ政権の政策」でした。2位は「アメリカ経済」、3位が「日銀の金融政策(金利動向)」でした。
(参考)個人投資家が注目しているニュースランキング、1位は「トランプ」。気になる「万博」の順位は?
この結果を株式投資の経験年数別で分析してみたところ、長く投資を続けている人ほど多くの話題に関心を向けている様子が見えてきました。

【調査概要】
調査対象:全国の株式投資に取り組む個人投資家
サンプル数:800人(男性398人、女性402人)
調査期間:2025年4月2日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社トレジャープロモート
※「株の学校ドットコム」では個人投資家を対象としたアンケート調査を継続的に実施しています。過去の調査結果などは、こちらをご参照ください。https://www.kabunogakkou.com/media/category/voice/
※本調査について記事等に引用いただく際には、「株の学校ドットコム」(https://www.kabunogakkou.com/)へのリンクを設定いただけますと幸いです。
投資歴が長いほど気になるニュースが多い
今回のアンケート調査に回答してくれた個人投資家800人の株式投資の経験年数は、最も多いのが「5~10年未満」の20.9%で、次いで「10~20年未満」の19.9%です。「30年以上」は5.0%ですが、その他はおおむね均等に分かれています。

今回の調査では、「株価に大きな影響を与えると思うニュース・話題」について、20の選択肢から複数回答で選んでもらいました。その結果を経験年数別に分析してみると、いずれの項目においても、経験年数が長くなるほど選んだ人の割合が多くなる傾向がありました。

経験年数別の回答数(選んだ項目の数)を見てみると、投資経験が「30年以上」の人は、20の選択肢から平均で7.6個を選んでいます。その一方で、「3年未満」の人は平均3.8個となっており、経験を積むほど様々なニュースや話題に目を向けていることがわかります。

経験年数による回答率の差が最も顕著だったのは、全体ランキングで2位に入った「アメリカ経済」です。投資経験が「30年以上」の人では78%が選んだのに対し、「3年未満」の人で選んだのは34%に留まります。その差は44ポイントになりました。次に差がついたのは全体3位の「日銀の金融政策」で、37.3ポイントの差でした。

投資歴が長いほど期待が薄い「大阪万博」
今回の調査では、「株価にまったく影響を与えないと思うニュース・話題」についても尋ねています。最も多くの回答を集めたのは「大阪・関西万博」(358人・44.8%)、2位は「7月の参議院選挙」(102人・12.8%)、3位「石破政権の政策方針」(78人・9.9%)でした。
これを経験年数別で見てみると、ある程度の差が見られたのは1位の「大阪・関西万博」で、「3年未満」の人と「30年以上」の人を比べると回答率で20ポイントの差がありました。経験の長い人ほど、万博への期待は薄いようです。

ニュースに一喜一憂しないために
4月初めの株式市場は、米トランプ大統領が発表した関税政策とそれをめぐる数々の報道によって、上下に大きく乱高下しました。まさに、多くの個人投資家が心配していたとおりの展開が起きた、と言えるのかもしれません。
今回の調査で、株式投資の経験年数が長い人ほど多くのニュース・話題に注目している傾向にあることがわかったように、株式市場は様々な要因によって動くことがあります。また、その動き方は決して一様ではなく、良いニュースで下落することもあれば、悪いニュースに見えても株価には好影響を与えることもあります。
将来への資産形成として長期的な投資に臨んでいる場合でも、短期的に株価が大きく変動するような場面では、心穏やかではいられないこともあるでしょう。だからこそ株式投資においては、自分自身が許容できるリスクの範囲をあらかじめしっかりと認識した上で、その範囲内で慎重に取り組むことが大切です。
株の学校ドットコムでは、株取引による資産形成を目指すすべての人が適切なリスク管理・資金管理を行いながら、心に余裕をもって株式投資・トレードに取り組むことができるよう、今後もより良い情報発信に努めてまいります。
株の学校ドットコムについて https://www.kabunogakkou.com
2002年より、投資勉強会として投資・金融に関する各種セミナーを開催。2009年からは、オンライン形式の株式スクール「株の学校ドットコム」として、より幅広い層に向けた投資教育・情報発信を行っています。現役のトレーダーを講師に迎え、あくまで本質にこだわった講義が多くの支持を得ています。講座の受講者数は累計90万人を超え(2025年4月現在)、同種のサービスとして国内最大級の規模を誇っています。
■株の学校ドットコム金融教育研究所について
近年、国民のライフプラン多様化に伴う金融リテラシー向上が課題とされ、さまざまな金融教育が広がりつつあります。しかしながら、学習者が必ずしも適切な教育機関と出会えているとは言えない現状があります。そこで、株の学校ドットコムでは金融教育研究所を設立し、金融教育を必要とする学習者がライフステージとライフプランに合わせた適切な教育者に出会えることを目的とした調査・研究を行っています。
■トレジャープロモートについて
投資・トレード教育、企業経営・起業家教育に主軸を置いたコンテンツの企画・制作、それらを効率的かつ効果的に学習するためのシステム開発・運営、広く届けるためのメディア運営などを行っています。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」、株式投資・トレードの情報サイト「かぶまど」の運営のほか、脳科学の視点を取り入れて独自に開発したオンライン学習システム等の提供も行っています。
■会社概要
社 名:株式会社トレジャープロモート
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
代 表 者:代表取締役社長 瀬川 丈
設 立:2005年12月26日
電話番号 :03-3216-7354(代)
資 本 金:5,000,000円
従業員数 :23名(業務委託スタッフ含む)
事業内容 :投資教育事業/セミナー開発事業/コンサルティング事業/メディア運営事業/金融商品仲介業
ホームページ:https://www.tpromote.com
金融商品取引法等に係る表示
□金融商品仲介業者
商 号:株式会社トレジャープロモート
登録番号:関東財務局長(金仲)第581号
□所属金融商品取引業者
商 号:株式会社SBI証券(金融商品取引業者、商品先物取引業者)
登録番号:関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像