新バージョン『RAD Studio 12.2 Athens』提供開始

〜OpenAIやOllama等から選べる生成AIコーディング補完機能を装備〜

 エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都千代田区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境のアップデート版『RAD Studio 12.2』『Delphi 12.2』『C++Builder 12.2』を提供開始しました。

RAD Studio 12.2 Smart CodeInsightによる生成AIを用いたコーディング例(画像は英語版)

公式サイト:https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio

■新機能:Smart CodeInsightによる生成AIコーディング

 DelphiおよびC++Builderのコーディングに利用可能なLLM(大規模言語モデル)のAIによるコーディング支援機能を追加しました。開発チームの機密情報保護レベルや利用用途を考慮して使用できるよう、オンラインソリューションのOpenAI、Google Gemini、Anthropic Claude、および、ローカル環境で実行可能なオープンソースのOllamaからバックエンドのアーキテクチャを選択できます。

 また、公開されているREST APIを呼び出す独自の機能を持った追加のプラグインを作成することもできます。

■新機能:64-bitバージョンのDelphi Windowsコンパイラ

 64-bitバイナリバージョンのDelphi Win32およびWin64コンパイラを搭載。64-bitの広大なメモリ空間を利用して、単一の実行形式でより巨大なアプリケーションをビルドできるようになります。新しいコンパイラは、コマンドラインで利用できるほか、IDEから外部コンパイルとして実行できます。(Delphiのみ - EnterpriseおよびArchitect版に搭載)

■機能強化:Win64向けClangベースのC++コンパイラを強化

 ランタイムパッケージの使用と生成、すべてのRAD Studioコンポーネントパッケージのサポート、CPUの並列実行による驚異的なコンパイルパフォーマンスを実現するバッチコンパイルなど、新しいC++ツールチェインに重要な機能を強化しました。なお、これまでの12.xリリースと同様、従来のC++ Win64ツールチェインも引き続き利用可能です。(C++ Builderのみ)

■新機能:フォーカスモード、スクロールバーの注釈によるエディタ機能の改善

 新しく追加されたフォーカスモードは、IDEでエディタのみの表示にすることでコーディング作業に集中することができます。また、スクロールバーの注釈機能は、エディタのスクロールバーに、コードの変更箇所やブックマーク、エラー、警告の箇所を表示し、視認性を向上します。さらに、分割ビューやIDEツールバー、High DPIサポートなどの機能改善もしました。(Delphi / C++Builder双方)

RAD Studio 12.2のIDEに追加されたスクロールバーの注釈

■新機能:WebStencilsテンプレートライブラリによるデータ活用とWebサイト開発

 WebBrokerおよびRAD Serverテクノロジーに対するHTMLファイルのサーバーサイドスクリプトベースの統合と処理をするWebStencilsを導入しました。RAD Studioのサーバーサイドアプリケーションから提供されるデータを活用したJavaScriptライブラリベースのモダンなWebサイトの構築が可能になります。また、WebStencilsはHTMXの基盤としても利用できます。(Delphi / C++Builder双方)

■新機能:C++BuilderのVisual Assist統合の拡張

 変数の導入、使用箇所からの作成、メソッドの抽出という3つの新しいリファクタリングを含む新機能を搭載し、品質と安定性の大幅な向上を実現しています。(C++Builderのみ)

■モバイル開発と外部ライブラリリンクの大幅改善

 iOSとAndroidの双方のDelphiモバイル開発機能を大幅に改善。Appleプラットフォームのサポートを強化するためにリンカを最新バージョンにアップデート。Android向けには、Dexファイルの圧縮オプションとネイティブライブラリファイルの圧縮オプション、Androidライブラリ(「.aar」ファイル)のインポート機能を追加しました。(Delphiのみ)

■Delphi RTL、VCL、FireMonkeyの品質改善と新クラス追加

 コアのDelphi RTLと、VCL / FireMonkey UIライブラリの双方で数多くの改善を実施。RTLには、TParallelArrayクラスとTOrderedDictionaryクラスが新たに追加されました。VCLでは、フレームのスケーリング、FormsTabBar、スタイルの問題、High DPIに関連する問題を修正。FireMonkeyでも、さまざまな領域で品質改善しています。

■RAD ServerへのWebStencils統合やたSwaggerサポートの拡張追加

 RAD ServerによるWeb サービス開発機能にWeb開発機能を追加するWebStencilsの統合に加え、カスタムメタデータ、APIフィルタリング、YAML形式、Delphi複数行文字列リテラルの使用に対応したSwagger Documentationサポートの拡張が追加されています。

 その他の改善事項や変更点については、ホームページをご覧ください。

新機能:https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-12-athens

■製品ラインナップ

 RAD Studio 12.2は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。エンバカデロでは、単一言語のみを利用できるDelphi 12.2、C++Builder 12.2も販売します。また、いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。製品ラインナップ並びに価格については、ホームページをご覧ください。

製品ラインナップ:https://www.embarcadero.com/jp/products

■提供方法

 エンバカデロ製品は、オンラインショップ各社、ソフトウェア流通代理店各社、販売パートナー各社から購入いただけます。

購入方法の詳細:https://www.embarcadero.com/jp/how-to-buy

■RAD Studio 12導入支援サマーキャンペーン

 エンバカデロでは現在、2024年9月25日までの期間限定で、Delphi / C++Builder / RAD Studio 12 Athensの導入をサポートする「RAD Studio 12導入支援サマーキャンペーン」を、エンバカデロ直販Eショップ「EMBARCADERO DIRECT」と「ComponentSource」限定で実施しています。長期の保守契約(アップデートサブスクリプション)を付けるとよりお得になるキャンペーンです。

 対象製品は、RAD Studio / Delphi / C++Builder 12 AthensのProfessional、Enterprise、Architectの各エディションです(アカデミックならびにネットワークライセンスは対象外です)。本キャンペーンでDelphi / C++Builder / RAD Studioを購入すれば、最新のバージョン12.2をご利用いただけます。

キャンペーン情報サイト:https://www.embarcadero.com/jp/campaign-japan

■RAD Studioについて

 RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。

■エンバカデロ・テクノロジーズについて

 1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。

 米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。

コーポレートサイト:https://www.embarcadero.com/jp/

Sencha製品情報:https://jp.sencha.com/

一般の方からのお問い合わせ先:

エンバカデロ・テクノロジーズ

〒101-0047 東京都千代田区内神田1-14-8 KANDA SQUARE GATE 5F

TEL 03-4540-4148

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会社概要

URL
https://www.embarcadero.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区内神田1丁目14-8 KANDA SQUARE GATE 5F
電話番号
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代表者名
藤井 等
上場
未上場
資本金
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設立
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