業界初、廃石膏ボードの水平リサイクル共同実証実験を開始
チヨダウーテ、森ビル、船場の企業連携による石膏ボードの資源循環モデル構築を目指す
現に向け、石膏ボードの100%水平リサイクル“ボード to ボード“の共同実証実験(以下「本実
証実験」)を、森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社⾧ 辻慎吾)、株式会社船場(東京都
港区、代表取締役 八嶋大輔)、と実施いたします。
■共同実証実験の背景
石膏ボードの廃棄量は、2032年には日本全国における廃棄量が200万トン、2047年 には300万トンを超えると推定される一方、リサイクル率が低く、管理型最終処分場の逼迫が 懸念されています。また、国内の火力発電所などから副産される石膏原料は減少しており、現在 では年間約200万トン以上もの天然石膏を海外からの輸入に依存しています。この点について、 安定供給に対する懸念および天然資源の保全の観点からも課題となっており、天然石膏に依存し ない、廃石膏ボードの再利用化が求められています。
■廃石膏ボードの水平リサイクルのスキーム
これらの課題を解決するため、施工事業社(森ビル)、内装業者(船場)、建築資材メーカー (チヨダウーテ)、廃石膏ボードリサイクル会社(トクヤマ・チヨダジプサム)の連携により、 水平リサイクルを実現します。
チヨダウーテは、本実証実験のなかで、廃石膏ボードから作られたリサイクル石膏を100% 原料に使用して製造した世界初の石膏ボード“チヨダサーキュラせっこうボード”の供給をおこな います。また、グループ会社であるトクヤマ・チヨダジプサムでは、廃石膏ボードの回収、廃石 膏粉の再資源化をおこないます。
今後、検証結果をもとに各企業間のパートナーシップにより、廃石膏ボードの水平リサイクルを 前提とした資源循環型サプライチェーンを構築し、資源循環型都市の実現に向け、取り組みを推進 してまいります。
一般的な処分モデルと今回の共同実証実験モデルの比較
※リサイクル石膏とは 株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(トクヤマ51%、チヨダウーテ49%出資の合弁会社) が、株式会社トクヤマの廃石膏連続結晶大型化技術を用いて、廃石膏粉をボード原料として再生 ・再資源化したもの。結晶が大きいのが特徴で、石膏ボードへの水平リサイクルが100%可能 となります。
チヨダウーテは、グループ基本理念のVISIONに「私たちは完全 リサイクル可能な世界で最も環境に優しい石膏ボードと建築ソリ ューションを提供します。」を掲げております。また、持続可能 な社会の構築を経営の重点課題と位置づけ、独自の取り組みとし て「CHIYODA VISION ZERO」を進めています。
お問い合わせ先 〒111-8520 東京都台東区寿三丁目14 番11号 TEL 03-6635-1652 チヨダウーテ株式会社 マーケティング室 |
https://prtimes.jp/a/?f=d132050-8-ce258f2e2d74816dbbcc102bc181f4ba.pdf
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