【医薬品供給制限の影響調査】/EPファーマライン

~供給制限で薬剤師が直面する現場の実態を徹底調査!供給制限が現場に与える影響と、薬剤師が求める改善策とは?~

株式会社EPファーマライン

医薬・医療・ヘルスケア業界に特化した総合BPO企業である株式会社EPファーマライン(所在地:東京都豊島区、代表取締役 伊勢 由多可 以下「当社」)では、当社が主催する薬剤師向けセミナーに参加された20代から70歳以上の方々を対象に、医薬品の供給制限に関するアンケートを実施いたしました。

医薬品の供給制限は、昨今医療業界で深刻な問題となっています。本プレスリリースでは、供給制限が現場の患者対応や在庫管理にどのような影響を与えているのかを明らかにし、さらに、薬剤師が求める改善策やサポートついて、調査結果をもとに詳しく解説します。

【調査概要】

◆ 対象者:セミナー参加者の20代~70歳以上の男女

◆ 回答数:2,351件

◆ 調査対象地域:全国

◆ 調査方法:インターネットアンケート

◆ 調査日:2025年6月26日

【調査結果まとめ】

◆アンケート回答者のうち約90%が「供給制限により影響を受けていると思う医薬品の種類やカテゴリー」を回答しており、現場での関心の高さと影響の広がりがうかがえる。

◆供給制限が業務に与える影響として「在庫管理の複雑化」が最多である一方、「患者への対応が難しい」、「代替薬の選定に時間がかかる」といった回答も同程度に多く、供給制限が業務全般に多大な影響を及ぼしていることが明らかになった。

◆供給制限に関する情報源としては製薬企業からの通知が最多であるが、「同僚・知人のネットワーク」「ニュースメディア」などを活用し、積極的に情報収集をしていることがうかがえる。

◆情報提供手段として、メールやWeb等のデジタル手段が重視されている一方で、紙媒体や電話などの従来型の手段も一定のニーズがあることが判明。

<回答者のうち約90%が供給制限の影響を受けている医薬品を回答>

回答者のうち約90%が供給制限により影響を受けていると思う医薬品の種類やカテゴリーを回答しており、現場での関心の高さと影響の広がりがうかがえます。

特に「循環器系薬」(1,260件)や「抗生剤(抗菌薬)」(474件)、「麻薬・向精神薬」(375件)、「注射剤」(294件)など、日常的な処方頻度が高く、患者への影響が大きい薬剤が多く挙げられました。また、「糖尿病薬」「咳止め」「希少疾病用医薬品」「ワクチン」など、慢性疾患や予防医療に関わる薬剤も含まれており、供給制限が幅広い領域に及んでいることが分かります。

<供給制限が業務に与える影響として「在庫管理の複雑化」が最多の結果に>

今回のアンケート結果から、医療用医薬品の供給制限が業務に多大な影響を及ぼしていることが明らかとなりました。

最も多く挙げられた課題は「在庫管理の複雑化」(1,780件)であり、供給状況の変動により、従来の在庫管理体制では対応が困難となっていることがうかがえます。次いで「患者への対応が難しい」(1,460件)、「代替薬の選定に時間がかかる」(1,336件)といった回答が多く、薬剤師が患者対応において迅速かつ適切な判断を求められる場面が増加していることが推察されます。

<供給制限の情報は製薬企業からの通知で入手すると回答した方が最多の結果に>

供給制限に関する情報源として最も多く挙げられたのは「製薬企業からの通知」、次いで「特約店からの情報」「業界団体」と信頼性の高い公式ルートから優先的に入手している傾向が見られました。一方で、「同僚・知人のネットワーク」「ニュースメディア」「SNS」「医療用医薬品供給状況データベース(DSJP)」などを通じて自ら情報を入手するという回答もあり、複数の媒体で積極的に情報収集を行っていることが分かりました。

<最も役立つ情報提供方法はメールが最多であるものの、郵送や電話など多様なニーズがあることが判明>

医薬品供給制限に関する情報を受け取る際に、最も役立つと感じている形式は「メールでのお知らせ」(867件)であることが分かりました。次いで「郵送によるリーフレットでの案内」(594件)、「製薬企業のWebサイトでの掲載」(387件)、「問合せ窓口の設置」(196件)、「電話でのお知らせ」(134件)と続いています。

これらの結果から、メールやWeb等のデジタル手段が重視されている一方で、紙媒体や電話などの従来型の手段も一定のニーズがあることが分かります。今後は、複数の形式を組み合わせた柔軟な情報提供体制を構築する必要性が高まると考えられます。

<代替薬の提案で悩んでいる方が最多の結果に>

現場では「代替薬の提案」(1,837件)を最も強く求めていることが分かりました。次いで、「問合せ窓口の充実」(899件)や「患者説明用の資料提供」(891件)など、情報提供や患者対応に関する支援のニーズが高い結果になりました。

また、「在庫管理の効率化ツール」(686件)に対する要望も多く、業務負担の軽減に向けたシステム面での支援も期待されています。

その他「医師への説明サポート」を求める声も一定数あり、「適切な人に、適切な情報を、適切なタイミングで届ける」情報提供の仕組みが不可欠であることが明らかになりました。

(自由記載) ※一部抜粋 (有効回答数:491件)
  • 供給制限に関する情報の透明性と迅速な提供

・供給状況の詳細と目処をタイムリーにお知らせして欲しい

・制限解除されたときも教えて欲しい

  • 医師への情報提供と周知の強化

・メーカーから医師への情報提供を徹底してほしい

・医師が供給制限を把握しておらず、処方変更に難航するケースがある

  • 代替薬の提案と情報提供

・代替薬の提案や患者説明用資料があれば助かる

・代替薬の情報提供をもっと充実させてほしい

  • 患者対応の負担軽減

・患者向けの説明資料や啓発ポスターが欲しい

・医薬品供給不足問題についてメディア等で発信してほしい

  • 在庫管理や業務負担の軽減

・在庫確保に頭を悩ませている

・供給制限に伴う業務の負担増加

  • その他の要望

・新規や中小薬局は特に薬の入手が難しい

・近隣薬局の在庫情報を共有するシステムが欲しい

・患者が必要な薬をどの薬局で手に入れられるか分かる仕組みが欲しい

EPファーマライン「供給制限対応に特化したコンタクトセンターサービス」のご紹介

EPファーマラインでは、医療用医薬品に関するお問い合わせ対応をはじめとしたDI(コンタクトセンター)サービスを提供しております。経験豊富な薬剤師、看護師、MR、管理栄養士、臨床心理士、獣医師などの資格を持つ「メディカルコミュニケーター」が、高い専門性とコミュニケーション能力を活かし、正確かつ迅速、そして丁寧に対応いたします。

また、24時間365日の対応体制を整えており、平日早朝や夜間のみの受電対応など、お客様のご要望に応じた柔軟なサービス提供が可能です。さらに、医療機関向けのアウトバウンドコールサービスも提供しておりますので、緊急回収・販売移管・製品終売時が発生した際にも電話、メール、SMS、SNS、チャット、アプリなど、多様なチャネルを活用した迅速な体制構築が可能です。

これまで培った豊富なナレッジと実績を基に、お客様の課題解決に向けた最適なソリューションをご提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

▶供給制限に関わるお問合せをEPファーマラインが対応することで、製薬企業様の負担を軽減、業務効率化を促進します。クライアント様のご要望に応じて、アウトバウンドコールなど柔軟な体制を構築することが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

■株式会社EPファーマラインについて

株式会社EPファーマラインは、EPSグループの一員として、医薬品・医療・医療機器・ヘルスケア業界に特化し、「DIサービス -コンタクトセンターサービス-」「BPOサービス」「医療機器サポートサービス」「マルチチャネルプロモーションサービス」「ヘルスケアサポートサービス」の5つの基軸サービスにおいて、 常にお客様のニーズにお応えできるソリューションを開発・提供しています。

株式会社EPファーマライン

株式会社EPファーマラインは、EPSグループの一員として、医薬品・医療・医療機器・ヘルスケア業界に特化し、「DIサービス -コンタクトセンターサービス-」「BPOサービス」「医療機器サポートサービス」「マルチチャネルプロモーションサービス」「ヘルスケアサポートサービス」の5つの基軸サービスにおいて、 常にお客様のニーズにお応えできるソリューションを開発・提供しています。
コーポレートキーワード「健康産業に、確かな価値を ~健康産業の未来を支える存在として、私たちは歩み続けます~」のもと、医薬・医療・医療機器・ヘルスケア業界の未来にむけて、お客様の価値創造に貢献し、ビジネスの持続的な発展を通じて社会の発展に貢献するとともに、私たちが仕事を通じて成長することですべてのステークホルダーのQOL(Quality of Life)の向上に貢献します。

◆ 会社名:株式会社EPファーマライン
◆ 本社所在地:東京都豊島区西池袋3-27-12 池袋ウェストパークビル
◆ TEL:0120-861-664
◆ 会社HP:https://www.eppharmaline.co.jp/
◆ お問い合わせ:https://www.eppharmaline.co.jp/inquiry.php

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会社概要

URL
https://www.eppharmaline.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区西池袋3-27-12 池袋ウェストパークビル
電話番号
-
代表者名
伊勢 由多可
上場
未上場
資本金
-
設立
1997年11月