「みんなの防災倉庫」初の産学官民連携による地域防災プロジェクトを開始 福山市立大学の学生が、地域・企業・行政と共に備蓄品を検討し、防災倉庫を設置へ
~学生が社会課題を発見し、地域防災の実装まで関わる実践型プロジェクト~
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会(代表理事:益本秀則)は、福山市立大学(理事長・学長:
佐藤利行)と共同で、学生が地域・企業・行政と連携して、災害時に地域住民が活用できる防災備蓄
拠点「みんなの防災倉庫」を設置するプロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは、過去の豪雨で浸水被害を経験した福山市深津学区を対象に、学生が地域防災における課題を把握し、備蓄品の検討、住民への利用説明までを実践するもので、2026年5月〜10月の期間で実施しています。
本プロジェクトの特徴と目指すもの
本プロジェクトは、福山市立大学の学生8名が、地域の防災課題の調査から備蓄品の検討、住民への
利用説明まで実践的に取り組む産学官民連携プロジェクトです。
豪雨による浸水被害を経験した深津学区を選定し、深津学区まちづくり推進委員会が「みんなの防災
倉庫」の設置を希望するリクエスター、地元企業の福山通運株式会社(代表取締役会長:小丸 成洋)
が設置を支援するサポーター企業となり、福山市、福山市立大学、一般社団法人みんなの防災倉庫普及
協会が連携して進めています。
学生が地域住民、企業、行政との対話や現地調査を通じて地域の災害リスクを把握し、地域の実情に即した備蓄品や運用方法を検討します。防災倉庫を設置するだけでなく、その検討過程を実践的な学びと地域の防災力向上につなげることが本プロジェクトの特徴です。
今後は、本プロジェクトを継続的な産学官民連携の取組として発展させ、学生による地域課題の調査、企業・行政・地域との協働、防災倉庫の整備を毎年継続して進めることを目指しています。 また、
本取組の趣旨に賛同する企業・団体にも参加を呼びかけ、福山市から全国へ広がる地域防災モデルの
構築を進めてまいります。
地域の背景
深津学区は、2018年西日本豪雨や2021年豪雨で浸水被害を経験しました。行政による雨水対策や防災
備蓄は進められていますが、想定を超える災害に備えるには、さらに地域自らが平時から備える仕組みづくりが重要です。
スケジュール
5月21日
キックオフミーティング/オリエンテーション
・ワークショップ
・社会解決の進め方について
6月22日
地域防災の理解と備蓄品設計
・災害経験の共有
・現在の防災・減災対策について
・福山市危機管理防災課、地域関係者、防災士、気象予報士等による講話
6月29日
地域防災の理解と備蓄品設計(深津交流館)
・深津学区の見学
・災害や備蓄品について
・ディスカッション
7月27日
備蓄品検討、運用確認
・「みんなの防災倉庫」運用確認
・防災倉庫の備蓄品検討および備蓄品体験
10月
設置報告会・住民への利用説明
・「みんなの防災倉庫」設置報告会
・学生による住民への防災倉庫利用説明
実施場所は福山市立大学と福山市深津交流館となります。
各団体の紹介
体制
実施主体
参加学生
福山市立大学 学生 8名
連携・協力
福山市立大学都市経営学部 沖田陽介准教授
深津学区まちづくり推進委員会(リクエスター)
福山通運株式会社(同学区内のサポーター企業)
福山市
防災士、地域関係者、気象予報士 ほか
福山市立大学について
福山市立大学は、広島県福山市に所在する大学です。教育学部、都市経営学部、大学院を設置し、
教育・保育、地域づくり・まちづくり、都市社会に関する教育研究を行っています。特に都市経営学部では、環境、計画・デザイン、経済・経営、共生・開発の視点から、持続可能な都市社会の創造に寄与できる人材の育成を目指しています。
福山市・深津学区について
福山市は、広島県東部に位置する人口約45万人を超える県下第2の都市です。福山城や鞆の浦、ばらのまちづくり、デニムをはじめとするものづくり産業など、歴史・文化・産業が調和する地域として、
持続可能なまちづくりを進めています。
福山市深津学区は、福山市中心部に位置する、歴史ある商業・住宅地域です。深津学区まちづくり推進委員会を中心に、地域行事や安心・安全活動を通じて、住民主体のまちづくりと地域防災力の向上に取り組んでいます。
福山通運株式会社について
福山通運株式会社は、広島県福山市に本社を置く物流企業です。1948年に設立され、貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、通関業などを展開しています。全国の事業所ネットワークを活かし、企業物流を中心に、国内輸送、航空貨物輸送、引越、物流ソリューションなど幅広いサービスを
提供しています。
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会について
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会は、「1台の防災倉庫から地域の安心が始まる」を掲げ、「みんなの防災倉庫」の普及に取り組んでいます。地域・企業・学校・行政と連携し、平時から共助を育む仕組みづくりを進めています。
コメント
福山市立大学
理事長・学長 佐藤利行
本プロジェクトを通じて、学生たちが地域の防災について実践的に体験し、社会課題の解決に主体的に関わる機会となることを大変うれしく思います。
災害は自然災害に限らず、さまざまな要因によって、いつ、どこで起こるか分かりません。だからこそ、日頃から防災への意識を高め、地域全体で備えていくことが重要です。
今回、行政、地域、企業、大学が連携し、防災倉庫の普及を通じて地域防災に取り組むことは、大変
意義深いものです。本学としても、学生とともに体験しながら、地域の安心・安全に貢献してまいりたいと考えています。
福山市危機管理防災課
近年、自然災害が激甚化・頻発化していることから、行政による防災対策に加えて、地域における平時の備えや支え合いがますます重要になっています。
本プロジェクトのように、地域、大学、企業、行政がそれぞれの強みを生かしながら協働し、地域の
実情に応じた防災倉庫の整備や運用について考える取組は、地域防災力の向上につながるものと考えます。
本市としても、災害時に強い地域づくりに向け、本プロジェクトのような主体的な取組が広がることを期待しています。
深津学区まちづくり推進委員会
災害が多様化する中、福山市立大学の学生の皆さんと一緒に過去の災害から学んだこと、未来に遭遇する災害を考えながら、備蓄品を設定し、「みんなの防災倉庫」としての機能を整え、福山市で初めて深津学区に設置されることに感謝いたします。
福山通運株式会社
代表取締役会長 小丸 成洋 氏
当社はこれまで物流事業を通じて社会インフラを支え、地域社会と共に歩んでまいりました。この度、福山市立大学様、みんなの防災倉庫普及協会様と連携し、当社のCSR活動の一環として「みんなの防災倉庫」を設置させていただく運びとなりましたことを大変うれしく存じます。
災害時における地域の安心・安全を確保するためには、平時からの備えと組織の枠を超えた強固なつながりが欠かせません。未来を担う学生の皆さんが、この防災倉庫を通じて地域や行政と深く関わり、
積極的に防災の課題解決に挑む姿を、当社としても全力で応援いたします。本プロジェクトが、
福山市、そして全国の地域防災力を高める新たな一歩となることを祈念申し上げます。
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会
代表理事 益本秀則
災害はいつ起こるか分かりません。地域の防災力を高めるためには、行政だけに頼るのではなく、
企業・大学・地域が平時から連携し、備えを形にしていくことが重要です。
本プロジェクトでは、学生の皆さんが地域と共に防災を考え、防災倉庫の設置に向けた検討や、住民への利用説明に関わります。これは、地域の安心づくりであると同時に、未来の地域防災を担う人材育成にもつながるものです。
この取り組みが、福山市から全国へ広がる新しい地域防災モデルとなることを期待しています。
参考写真

お問い合わせ先
一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会
代表理事 益本秀則
担当:永山
電話:090-8240-5423
メール:c-nagayama@mb.minnanobousaisouko.com
ホームページ:https://minnanobousaisouko.com/
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