【徳島】「医療アートメイク × アピアランスケア」で〜抗がん剤治療や乳がん術後の外見とこころのケアに、新たな選択肢を提供〜

徳島のしらさぎ形成クリニックが提供する「おまもり認定アートメイク看護師」による先進的な医療アートメイク。地域に根ざした形成外科として、がん治療後の外見ケアとQOL向上を目指す。

医療法人白藍

2025年12月17日 10時40分

徳島市のしらさぎ形成クリニック（医療法人白藍、院長：木下将人）（以下、当院）は、2018年の開院当初より、がん治療や手術後の患者さまの外見とこころのケアに寄り添うため、「医療アートメイク」「アピアランスケア」「パラメディカルアートメイク」を導入しています。

本施術は、美容目的にとどまらず、抗がん剤治療による脱毛や乳がん手術後の乳輪・乳頭再建、傷跡の補正など、医療的な視点から患者さまの“自分らしさ”を取り戻すことを目的としています。

当院には「一般社団法人全日本がん脱毛医療アートメイク」認定の「おまもり認定アートメイク看護師」が在籍し、安全性と倫理性に基づいた施術を提供します。

徳島という地域の医療環境においても、見た目の変化に悩む方々に安心して相談できる拠点として、治療後のからだも、こころも見た目も含めた総合ケアをめざします。

■ 背景 — がん治療後／手術後の外見変化と患者さまのQOLの課題

近年、がん治療の進歩により生存率が向上する一方で、抗がん剤治療や乳がん術後の再建手術に伴う “外見の変化” が、患者さまの心身に新たな負担を生むケースが増えています。

眉毛やまつ毛の脱毛、乳輪・乳頭の欠損、傷跡、皮膚の色素変化などは、外見へのコンプレックスや自己肯定感の低下につながることがあります。こうした変化は、治療後の生活や社会復帰にも影響を及ぼすことから、治療と並行して身体的・心理的ケアを行う重要性が増しています。

美容医療や補正医療の分野では、こうしたニーズに応えるために「医療アートメイク」「パラメディカルアートメイク（paramedical artmake）」などが注目されています。これらは、傷跡や脱毛、皮膚の色素の変化など、治療や手術後に生じた外見の変化を自然に補うことで、患者さまの身体イメージや自己肯定感、QOL（生活の質）の改善に貢献するとされています。

また、こうした「アピアランスケア（appearance care／見た目のケア）」は、単なる“美容”ではなく、治療過程や治療後を支える「補助的医療ケア（supportive care）」の一部として国内外で注目が高まっています。

例えば、がん患者に対する外見ケアは、身体的な症状だけでなく精神面でのサポートにもつながるという報告があります。

しかしながら、多くの地域では「がん治療後の外見ケア」を相談できる医療機関はまだ限られており、とくに地方都市では選択肢が少ないのが現状です。

■ しらさぎ形成クリニックの医療アートメイク／アピアランスケア／パラメディカルアートメイク

そこで当院は、このような社会的ニーズに応えるべく、医療としての「アートメイク」を導入いたしました。具体的には以下のような内容を想定しております。

対象となるケース：抗がん剤治療による眉毛・まつ毛脱毛、乳がん術後の乳輪・乳頭再建後の色素形成、手術跡・傷跡・白斑などの皮膚色素変化。
目的：外見の回復・補正を通じて、患者さまの身体イメージの改善、自己肯定感の回復、QOL の向上、日常生活や社会生活への復帰支援。
提供体制：当院には、おまもりアートメイク協会に属し、同協会が認定する「おまもり認定アートメイク看護師」が在籍しています。この資格により、医療的・倫理的観点から安全かつ質の高い施術を提供いたします。

おまもりアートメイク参考URL：https://omamoriartmake.or.jp/
医療との連携：当院は形成外科・美容外科・美容皮膚科を備えており、医師および看護師の医療チームで、患者さまの治療経過や健康状態を考慮したうえで施術を行います。