難民支援協会、日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』をリリース。外部より望月優大氏が編集長として参画
難民支援協会(JAR・東京都新宿区)は、日本の移民文化・移民事情の発信をコンセプトにしたウェブメディア「ニッポン複雑紀行」を2017年12月1日にリリースします。難民等外国人受け入れに関わるNPOとして、メディア運営という新しい情報発信の形にチャレンジしていきます。
田中志穂(JAR 編集部)、望月優大(コモンセンス代表)、石川えり(JAR 代表理事)、野津美由紀(JAR 編集部)
ニッポン複雑紀行:www.refugee.or.jp/fukuzatsu
運営には外部よりライター・編集者の望月優大氏が編集長として参画。JARの広報部やテーマに共感するライター等とともに、日本にすでにある多様な移民文化の魅力や移民事情の背景について継続的に発信していきます。第1弾記事は12月6日に公開予定です。ご期待ください。
■企画コンセプト・趣旨
"ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑なほうがもっといい。"
この国の移民文化。この国の移民事情。それは、多様な人、歴史、ルーツが織りなす複雑さに彩られています。その豊かさと現実にある摩擦の存在をありのままに知りたい。『ニッポン複雑紀行』は、一人の人生、街の歴史、このニッポンがはらんだ複雑さの一つ一つを、単純な図式に当てはめることなくじっくり紐解いていきます。閉じるためではなく、開くために。
『ニッポン複雑紀行』(ロゴデザイン:中屋辰平氏)
日本には、すでに移民と呼ぶことのできる人が数多くいます。1年以上にわたって日本に滞在している外国人は約238万人(2016年末)に達しています。しかし、第一世代だけでなく、第二世代、第三世代と日本に暮らしている人たちが数多くいるという現実があるにも関わらず、それに対する認識や社会としての受け入れ体制はまだまだ追いついていない状況とも言えるでしょう。
難民支援協会は、『ニッポン複雑紀行』を通じて、さまざまなルーツの人が暮らす今の日本の多様な現実を描き出し、難民も移民もそうでない人も、誰もがともに暮らせる社会の魅力や乗り越えるべき課題を伝えていきます。
■運営体制
企画主催|認定NPO法人 難民支援協会
編集長|望月優大(株式会社コモンセンス代表)
ロゴデザイン|中屋 辰平(グラフィックデザイナー)
協力|ゴールドマン・サックス証券株式会社
認定NPO法人難民支援協会 プロフィール
編集長 望月優大氏 プロフィール
ニッポン複雑紀行のスタートに寄せて
2005年、19歳のとき、生まれて初めて日本の外に出ました。パリ北駅のCD屋で、移民とその子孫たちが紡ぐフランス産のヒップホップアルバムを買い込みました。ラテン地区にあるベトナム料理屋で、絶品のフォーを食べました。移民の人々が集住するサンドニスタジアム近くの団地のそばで、粉々のガラス片と骨組になった電話ボックスの残骸を見ました。
2017年、東京で暮らしていて、あのときのことを思い出します。難民支援協会のように、この国の中で日常的に外国人の方たちと接し、その生活を支えてきたNPOだからこそ見えること、社会に対して発信できることがあるはずです。その知恵と外部の力を掛け合わせて、読者が移民文化や移民事情の現実に触れるきっかけとなるような記事を少しずつ丁寧につくっていけたらと思っています。
ニッポン複雑紀行:www.refugee.or.jp/fukuzatsu
(第1弾記事は12月6日に公開予定。)
■本件に関するお問い合わせ
認定NPO法人難民支援協会 広報部 田中・野津
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階
Tel:03-5379-6001|Fax:03-5379-6002|info@refugee.or.jp
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