SenSprout、第三者割当増資を実施~最先端のテクノロジーを利用して「農業を儲かる事業」に~
農業用の土壌水分センサー、灌水制御装置、ビニールハウスソリューションの開発および販売をおこなう株式会社SenSprout(本社:東京都港区、 代表取締役社長:三根一仁)は、第三者割当増資を実施し、資金調達を完了いたしましたのでお知らせいたします。今回の資金調達で、自動で灌水予約をおこなう機能の開発と販売に取り組みます。
【資金調達の背景と目的】
SenSproutはこれまで、農業用の土壌水分センサー、灌水制御システム、高機能ビニールハウスソリューションなどを提供して参りました。この中でも、農業用の土壌水分センサー「SenSprout Pro センサーシステム」と遠隔自動灌水システムを組み合わせた「SenSprout Pro 灌水制御システム」は、大和証券グループ(大和フード&アグリ株式会社)や、株式会社果実堂、JA福岡大城アスパラガス部会など様々な企業や農家に導入されております。
植物のほとんどは水分であり、土壌の水分管理や植物への水やり「灌水」は生命線です。しかしながら、土壌の水分を適切に判断して灌水するには技術と経験が必要であり、さらに、1棟ごとにハウスへ移動して水栓を開き、前のハウスの水栓を閉める作業が必要となるのでこれまでは大変な作業でした。
例えば、アスパラガスなど水が大好きな作物の場合、これまではアスパラガスハウスが10棟あるとすると全てのハウスに灌水するためには約1時間が必要です。灌水は毎日の作業なうえ、夏の場合は朝夕の2回必要です。真夏のビニールハウスは非常に高温で暑い環境にもかかわらず、灌水に約2時間も必要でした。
https://sensprout.com/ja/irrigationcontrolsystem-2
▲SenSprout 土壌水分センサー、遠隔自動灌水システム
SenSproutはこれまでの当たり前にテクノロジーを導入することで状況を一変させました。それが「SenSprout Pro 灌水制御システム」です。SenSprout Pro 灌水制御システムを導入すると、圃場に行くことなく遠隔地からスマートフォンやPCを使って灌水予約ができ、「いつ」「どこで」「どのくらい」灌水の記録や管理も行うことができます。
実際に導入いただいたアスパラガス農家では、毎日2回圃場へ行っていたのが2日に1回となり、月約60時間かかっていた灌水作業が月数分ですむようになりました。ビニールハウスから離れたところにいてもビニールハウス内の土中の温度や水分超を確認できること、灌水タイマーをセットしておけば自動で灌水できることに「夢の自動灌水システム」と喜んでいただけました。
今回の資金調達は、土壌水分センサーを使って解析した土壌水分の値に基づいて、灌水アルゴリズムが自動的に灌水制御装置へ予約を登録する機能の開発、販売を目的にしております。これにより、さらなる生産性の増大と、農業生産コストの低減、事業の拡大が可能です。
また、SenSproutでは農業分野における業務のデジタル化にも取り組んでおり、複数のDXプロジェクトの立ち上げを進めております。こちらのプロジェクトにも資金を活用する予定です。
【出資者一覧】
この度の資金調達では、合計7社より資金調達を実施いたしました。引受先の詳細は以下のとおりです。
・JMTCキャピタル合同会社(JMTCキャピタル1号投資事業有限責任組合)
・GMO VenturePartners株式会社(GMO VenturePartners4 投資事業有限責任組合)
・株式会社 FGN ABBALab(ABBALab スタートアップファンド投資事業有限責任組合)
・柴田商事株式会社
・Yosemite 合同会社
・富島寛氏
・REGAIN GROUP株式会社
SenSproutは、新規株主の皆さまとともに、最先端のテクノロジーを利用し「農業を儲かる事業」に変革するべく研究開発および販売を進めて参ります。
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