RFIDで位置を自動取得する在庫・物品管理システム「Locus Mapping」運営のRFルーカス、3億円の資金調達を実施
位置特定技術を活用した在庫管理業務の効率化・省人化を加速
RFID(ICタグ)で在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップ上に表示できる「Locus Mapping」を運営するRFルーカス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:上谷 一)は、安田倉庫株式会社、三井不動産株式会社を引受先として、3億円の資金調達を実施いたしました。今後は、事業拡大をさらに加速し、在庫管理業務におけるさらなる効率化、省人化に取り組んでまいります。
RFIDによる業務効率化
電波でデータを読み書きする自動認識技術「RFID」と先進技術を掛け合わせてモノの所在と移動を可視化する社会の実現を目指し、2015年に創業したロケーションテックのスタートアップです。在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップに表示する「Locus Mapping」等を展開しています。現在、株式会社ビームス、株式会社バロックジャパンリミテッド、世界展開する大手小売業や、アステラス製薬株式会社、株式会社ハマキョウレックス、株式会社ジップ(株式会社ベネッセコーポレーションのグループ会社)、株式会社横河ブリッジをはじめ大手製造業・物流業と連携し、店舗や倉庫、工場などでの在庫・物品管理業務における効率化と省人化を図っています。
◆ DXによる生産性向上で、人手不足という社会的課題の根本的解決、顧客体験の向上を
国内では、高齢化にともなう労働人口の減少から、現場では人手不足が深刻な課題となっています。また、アナログで属人的なモノの管理によって無駄にしている作業時間は約8割とも言われており(※1)、入出庫検品、棚卸し、物探し等の現場作業は効率化の余地が大きいのが現状です。今後、在庫・物品管理のような非生産的な時間を減らし、付加価値を生む業務へ集中することが重要となります。
このような中で当社では、電波位相解析という日米欧で特許取得済みの技術によって、RFIDタグが貼付された在庫・物品の位置を高精度に特定できるようになりました。この位置特定技術と1枚5~10円と安価になったRFIDタグを組み合わせることで、これまで見えなかった実世界のモノの情報を、ロケーションまで含めて可視化しました。
さらに、昨今は新型コロナウイルスの影響もありECが普及するとともに、店舗の在り方が見直されています。来店客向けに商品場所をサイネージやスマホに表示して接客を自動化するなど、RFIDの新たな活用で店舗のデジタル化を推進し、顧客体験の向上をサポートしています。
今後も、ロケーションデータを活かした付加価値の高いサービスや、自動走行ロボットと組み合わせた無人読み取りなどさらなる効率化、省人化に取り組んでまいります。
※1 経済産業省「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」
倉庫における自動走行ロボットの無人読み取り
◆ 引受先コメント
安田倉庫株式会社 代表取締役社長 藤井 信行様
当社は、ロジスティクス業界におけるDX推進企業として確固たる地位を築くことで、全てのステークホルダーの期待を超える企業グループを目指しております。今後、RFID市場の更なる拡大が予想される中、RFルーカス社の持つ革新的「位置特定」技術・サービスがロジスティクス業界の様々な課題解決に資するものと期待しています。RFルーカス社の持つ技術・サービスの活用で、お客様へ更に付加価値の高いロジスティクスソリューションを提供して参ります。
<企業情報>
社名:RFルーカス株式会社
代表取締役:上谷 一(かみや はじめ)
所在地:東京都港区赤坂7-10-7 赤坂FSビル4F
設立:2015年8月3日
URL:https://rflocus.com/
<取材・サービスに関するお問い合わせ>
Mail:pr@rflocus.com
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