世界選手権3連覇に向け、50歳を迎えた節目の挑戦。パラクライミング日本代表にNPO法人モンキーマジック代表理事小林幸一郎が内定。
「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、障害者クライミング普及活動を通じて、多様性を認めあえる成熟した社会の実現を目的に活動する特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都武蔵野市/以下、NPO法人モンキーマジック)の、代表理事 小林幸一郎が9月にオーストリア・インスブルックにて開催されるスポーツクライミング世界選手権(International Federation Sports Climbing主催)と併催される、パラクライミング世界選手権の視覚障害カテゴリー男子B1クラス日本代表に内定しました。50歳を迎える節目の年に、3連覇へと挑戦します。
代表選考大会となった1月28日(日)に開催されたパラクライミング日本選手権の結果により、小林幸一郎を含む、16名の選手が日本代表に内定しました。
なお、今回の世界選手権はボルダリング、リード、スピードの他に、パラクライミングの各種目で65カ国以上700名以上のクライマーが一堂に会し、クライミング競技大会の最高峰において世界の頂点を目指します。障害者クライミング競技大会のパラクライミングには、視覚障害・切断・神経障害という3つのカテゴリーがあり、その中でさらに障害の程度に応じたクラス分けが行われます。
視覚障害カテゴリー
先天的または後天的な視覚障害がある方が対象です。クラス分けは光覚や視力・視野によってB1・B2・B3クラスに分けられ、B1クラスが視覚障害カテゴリーのなかで最も障害の程度が重いクラスです。
切断カテゴリー
病気や事故等で手足を切断された方が対象です。切断部位や切断肢の数によってAL-1・AL-2・AU-1・AU-2の4つにクラスに分けられ、数字が小さいほど障害の程度が重いクラスです。(AL-1の方がAL-2より障害が重いクラスで、AU-1の方がAU-2より障害が重いクラス。)
神経障害カテゴリー
神経に何らかの障害を有し、麻痺等によって手足が動かしにくい方が対象です。障害の程度に応じてRP-1・RP-2・RP-3の3つのクラスに分けられ、RP-1クラスが神経障害のなかで最も障害の程度が重いクラスです。
2011年よりIFSC(International Federation Sports Climbing;国際スポーツクライミング協会)主催の世界選手権では、同時進行でパラクライミング世界選手権が行われています。2年に1度の大舞台で、過去の日本人選手の活躍はめざましく、特に視覚障害部門では、前回2016年フランス・パリ大会でも小林をはじめとした選手が複数の金メダルを日本に持ち帰っています。
また、今大会よりこれまで一般スポーツクライミング競技とともに日本国内にてパラクライミングを統括してきた日本山岳スポーツクライミング協会から、2018年1月1日に新たに設立された日本パラクライミング協会がこの競技の統括を引き継ぐこととなりました。
今大会新協会として初めて代表選考を行い派遣を行う世界選手権となります。今年9月の世界選手権大会のパラクライミング部門の同行取材や各報道、ご支援を募っています。
小林幸一郎 パラクライミング世界選手権大会実績
2011年 視覚障害男子B2クラス優勝(イタリア・アルコ)
2012年 視覚障害男子B2クラス準優勝(フランス・パリ)
2014年 視覚障害男子B1クラス優勝(スペイン・ヒフォン)
2016年 視覚障害男子B1クラス優勝(フランス・パリ)
【IFSC クライミング世界選手権 2018】
開催地 インスブルック(オーストリア)
開催日程 2018年9月6日〜16日
開催種目 リード、ボルダリング、スピード、パラクライミング
(パラクライミング部門は9日〜15日)
https://www.innsbruck2018.com/
【関連リンク】
NPO法人モンキーマジック https://www.monkeymagic.or.jp/
国際スポーツクライミング協会(IFSC) http://www.ifsc-climbing.org/
日本パラクライミング協会(JPCA) https://www.jpca-climbing.org/
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