Indeed Japan「オウンドメディアリクルーティング プロジェクト」始動
“日本の人材採用に革新をもたらす”新プロジェクトを展開!
日本の人材採用における現状
現在の日本の雇用を取り巻く環境には様々な問題が生じており、その影響を受けて企業の人材採用は難化しています。特に解決が必要な雇用問題として「少子高齢化による働き手不足」と、それに伴う労働力供給の減少による「企業の生産性向上」、さらに「雇用のミスマッチ」の3点が挙げられます。日本経済の成長を維持し、グローバル経済の中で日本のプレゼンス向上を図るためには、これらの3つの課題について認識し、それぞれに適した対策を行う必要があります。
中でも、十分な施策が講じられていない「雇用のミスマッチ」は、企業が求める人材を採用できない、また採用した人材がその企業にマッチしていない状況が生じることで、適正な人材獲得が進まず、企業の生産性低下の加速を引き起こすことが懸念されています。日本の構造的な働き手不足の状況の中で、企業が効率的に必要な人材を確保していくためには、企業自身が自社の魅力を再認識し「求める人材」に対して自社自身からも積極的に情報発信をしていくことが重要になります。また、そのためには求職者の変化(仕事を選ぶスキル・リテラシーの向上、価値観の多様化)を適切に把握し対応していくことも同時に必要になります。この「雇用のミスマッチ」の解決を図ることで、企業の生産性向上、ひいては日本経済の成長にも寄与し得るとIndeedは考えています。
企業の採用に大きな革新をもたらす「オウンドメディアリクルーティング(OMR)」とは
「雇用のミスマッチ」を乗り越え、企業が求める人材を採用するためには、より主体的にその企業の情報を発信し、求職者にその情報を正確に届けることが重要です。これを実現するものがオウンドメディアリクルーティング(以下、OMR)です。OMRは、企業が各々運営するメディア(採用サイトほか=オウンドメディア)に、自社の求める人材や自社の企業文化、労働環境などについて共感を喚起するような詳細な情報を、文章や写真や動画などの視覚的情報とともに発信することで、最適な人材獲得につなげていく能動的リクルーティングです。
※OMRの詳細は、プレスリリース5ページ目<参考資料1>および、
公式HP「オウンドメディアリクルーティング|「高付加価値人材」を獲得する攻めの採用手法」(https://owned-media-recruiting.com/)をご確認ください
「Indeed Japanオウンドメディアリクルーティング プロジェクト」とは
様々な形でOMRの社会的な理解促進を図る取り組みが「Indeed Japanオウンドメディリクルーティング プロジェクト」です。本プロジェクトでは、採用における先進的な企業や有識者が集い、日本の採用のあるべき姿を共にディスカッションし、日本の採用改革を目指す「オウンドメディアリクルーティング サミット」を展開します。全5回に及ぶ本サミットでは、各回で異なるテーマを設定し、様々な角度から日本の採用の現状について考察しつつ、企業が求める人材と出会い、そして求職者に選ばれるために必要な試みについて議論・提言を行います。
Indeedは、これまでに世界60ヵ国でHRテクノロジーを駆使し雇用支援事業・雇用課題の解決を行ってまいりました。事業活動を通じて得た知見を日本の人材採用に積極的に還元し、課題感を共有するパートナー企業や有識者の皆様と共に、OMRという“これからの採用のあるべき姿”を推奨・提唱してまいります。
「Indeed Japanオウンドメディアリクルーティング プロジェクト」概要
・目的:労働市場、求職者の欲求、ITの技術革新といった環境の変化が生じ、採用に新しいカタチが求められている今、必要な採用手法として、全5回の「オウンドメディアリクルーティング サミット」を通じ、OMRを提唱する。
・対象者:各企業の人事、採用担当者
・「オウンドメディアリクルーティング サミット」公式ホームページ:
「Owned Media Recruiting SUMMIT イベント特設ページ」
https://owned-media-recruiting.com/omr-summit/
・各回テーマ
第1回 テーマ「イノベーション時代に求められる採用とは」
日程:2018年12月11日
登壇者:早稲田大学大学院経営管理研究科 入山章栄 准教授
株式会社サイバーエージェント 取締役 人事統括 曽山哲人氏
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役人事総務本部長 島田由香氏
日本たばこ産業株式会社 経営企画部 次長 長塚庸介氏
株式会社マネーフォワード 執行役員 社長室長/人事部長 服部穂住氏
内容:
経営学の権威である早稲田大学 入山章栄 准教授より「イノベーションを生むための組織」を解説する。また、先進的な取り組みを行っている国内外企業の採用担当者であるユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 島田由香氏、日本たばこ産業株式会社 長塚庸介氏、株式会社マネーフォワード 服部穂住氏より「最前線企業の採用手法」をプレゼンテーション。OMR先進企業の一社である、株式会社サイバーエージェント 曽山哲人氏のモデレートの下、アカデミック、コーポレート双方の観点でOMRの重要性を説明する。
第2回 テーマ「採用変革(仮)」
日程:2019年3月13日
登壇者:神戸大学大学院経営学研究科准教授 服部 泰宏氏 ほか予定
内容:旧来の採用の問題点とは。企業・求職者にとって「良い採用」とは何か。
あるべき採用の形について、OMRの意義とともに提唱する。
第3回 テーマ「デザイン経営における採用の在り方(仮)」
日程:2019年6月予定
登壇者:A.T.カーニー日本法人会長 梅澤高明氏
株式会社ロフトワーク 代表取締役 林千晶氏
株式会社Takram 代表取締役 田川欣哉氏
内容:政府が推進を提唱する「デザイン経営」において、採用はどのようにデザインされるべきなのか。
OMRの意義とともに解説する。
第4回 テーマ「未定」
日程:2019年9月予定
登壇者:未定
内容: 未定
第5回 「オウンドメディアリクルーティング アワード」
目的:OMRに取り組む企業を表彰し、OMRの認知と取組みを企業に広めていく。
日程:2019年11月予定
対象者:各企業
内容:OMR実践企業の活動内容を、Indeed Japanおよび有識者が評価。特に優れたOMRの取り組みを行った企業をグランプリとして表彰する。
Indeed (インディード) について
Indeedは、世界で最も多くの求職者に利用されている世界No.1求人検索エンジン*です。現在60カ国以上、28の言語でサイトを展開し、求職者はパソコンやモバイルで何百万もの求人情報を検索することができます。月間で2億以上のユーザーがIndeedを利用し、求人検索や履歴書の登録、企業の情報検索を行っています。Indeedは、多くの企業が採用活動をする際の一番の情報源**になっています。詳細はhttps://jp.indeed.com/をご覧ください。
*出典:comScore 2018年3月訪問数
**出典:SilkRoad & iCIMS
「オウンドメディアリクルーティング(OMR)」における先進的企業の取り組み事例とコメント
・ソフトバンク株式会社:人事本部 採用・人材開発統括部 統括部長 源田泰之様
【企業の取り組み例】
特に新卒採用にエントリーいただいている学生は、就業における軸や考え方の趣味嗜好が非常に多様化している中で、「誰と働くか」を重視する傾向が強くなっていることを感じています。そういったニーズに対応するため、当社では中途向けの採用サイトに詳細なジョブディスクリプションを掲載することはもちろん、新卒向けの採用サイトでも職種別に自社社員のキャリアステップや業務内容の詳細を記載した社員紹介ページを展開しています。また、自社社員のプロフィールシートを公開し、学生が会いたい社員との面会の場を作れる仕組みを構築しています。結果、近年は当社への入社を決めた理由として「●●さんのようになりたいと考えて入社した」と言ってくれる学生が増加しました。
【コメント】
人材採用は、マーケティングやクリエイティブ等、様々な要素が絡むものだと思います。しかし、最後は人と人が向き合うことで最適なマッチングが生まれる、人間力が試されるものだと考えています。当社では、OMRの考え方にならい、新卒向けの採用サイトを通じて、求職者と自社社員が向き合う機会を創出することで、一定の成果が出ました。各社がそれぞれにとって最良のOMRを行うことで、一緒に日本の人材採用を活性化させられれば嬉しいです。
・Sansan株式会社:人事部 部長 大間祐太様
【企業の取り組み例】
クラウド名刺管理サービス一本で事業を展開しており、単純に名刺管理サービスというと、華やかさや派手さは無いため、「名刺管理ビジネス」を単体で見たときに、これだけを積極的にやりたいと考える人は多くないのかもしれません。特に名刺交換の重要性や価値への実感が掴めていない新卒採用ターゲット学生においてはその考え方が顕著なのではと思います。そこで当社では会社ミッションや、目指すべき世界感を伝えるために、“出会う、が、世界を変えていく。”というキーメッセージを設定し、90秒のコーポレート動画を作成して当社webサイト内での公開を始めました。ビジネスの始まりである「人との出会い」が持つ価値、インパクトを、この動画で可視化することに成功した結果、当社の中途採用選考に参加いただいた方からの、当社に対する理解度や志望度合いが向上していることを強く感じますし、新卒学生においては内定承諾数が約2倍になっています。
【コメント】
採用においては、自社が目指していること、ありたい姿を経営者と共有することが重要です。そしてOMRの考え方に基づき、一貫性を伴った明快な情報を求職者に届けることが何よりも大事だと思います。自社のミッションを明確化して「自社で働くことの意義」を発信・説明できるようにすることで、求める人材との出会いや採用に近づけると思います。
・株式会社グロービス:マネジング・ディレクター 経営管理本部長 林恭子様
【企業の取り組み例】
人材採用を積極的に行う上で、こちらがスカウトをかけるダイレクト・リクルーティングも多くの工数がかかることに気付きました。そこで、求職者自身からの自社へのアプローチや正しい理解促進を図るために、採用サイトを「意味あるメディア」にすると共に、効果的な活用を重視するようになりました。そこで約2年前に採用サイトを大々的に改良し、スマートフォン、PCそれぞれに最適化させ、求職者が見て、読んで、理解できるようにしました。コンテンツも充実させ、自社で働くことで生まれる「ストーリー」を、求職者に届けられるよう拡充しました。当社はグロービス経営大学院というビジネススクールの母体であり、また企業向けにも教育サービスを提供しています。採用サイトでは本校の卒業生やクライアント企業へのインタビュー記事を掲載し、自社社員と接したことで生まれた「ストーリー」を数多く紹介しています。当社で働くことで、人の人生や組織にどのようなバリューを提供できるか、という点を、当事者たちのリアルなメッセージを基に発信できる仕組みにしています。これにより、近年の採用では、当社の働き方や経営理念に共感した人材の獲得が実現できるようになっていると感じています。
【コメント】
各社の人材獲得活動が激化する中で、求める人材から「選ばれる会社」にならなければいけないと常々考えています。そしてそのような時代においては、OMRを基に、自社の仕事を通じて実現できることや、創出できる価値を、求める人材にしっかりと伝えることが何よりも重要だと思います。
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