SHIMOKITA COLLEGEで、コロナ禍の影響を受けた学生への支援プランを新設
経済的影響があった学生への補助制度や、留学の延期・断念を余儀なくされた学生に向けたプランも
■支援プラン設定の背景
新型コロナウイルスの感染拡大の中で、多くの大学生はキャンパスに通うことができず、オンライン授業での学びが大半となり、多様な人との偶発的な出会いの機会が生まれにくい大学生活を送っています。なかでも、コロナ禍による経済面での影響により学業に支障をきたしている学生や、海外の大学に在籍していても海外への渡航が難しくなり自宅で孤独にオンライン授業を受けている学生、そして留学の延期・中止を余儀なくされた学生などは、本来得られていたはずの学びを得られていません。
多様な背景をもつ居住者がお互いの経験を持ち寄って学び合うSHIMOKITA COLLEGEでは、上記のような学生に対しても、仲間と暮らしながら学ぶ機会を選択肢に入れられるよう、下記のプランを設けます。
■コロナ禍で影響を受けた学生への支援プラン
- 1. 奨学1期生プラン
【対象】新型コロナウイルス等の影響で貸与奨学金利用者など大学での学びにあたって何らかの支援を受けている大学生の方(大学院生含む)
【期間】2021年4月〜2023年3月(2年間)
【学費】1期生募集に準ずる額より、最大月5万円の減額。
【募集数】若干名
【募集締め切り】2021年2月14日(日)
【注意事項】
・満額支給以外での、補助認定となる場合もございます。
・奨学1期生としての入学を希望する場合、面接選考の前までに、新型コロナウイルス等での経済面で影響についてを証明する書類等(緊急小口資金等の特例貸付の受給等公的な支援を受けている証明、学費免除等大学からの支援を受けている証明、貸与型奨学金を受給していることの証明など)の提出が必要となります。
・世帯収入額などによる審査ではなく、経済的な支援を受けているかどうかで審査させていただきます。
・部屋のタイプを選ぶことはできません(1期生とは違う部屋タイプとなる可能性があります)。
- 2. リモートキャンパスプログラム
国外の大学に在籍しながら、コロナ禍により日本からリモートで授業を受けている方・休学中の方対象のプランです。
通常2年間の本プログラムに、渡航するまでの短縮期間で参加することができます。
【対象】国外の大学に在籍する学生の方
【期間】2021年4月〜2021年8月
【学費】月額:10.9万円 ※2.5万円+税の食費が別途かかります。
【募集数】若干名
【募集締め切り】先着 ※随時合否を判定し、枠が埋まり次第締め切ります。
【注意事項】
・本プログラム対象者は初期費用が免除となります。
・部屋のタイプを選ぶことはできません。(1期生とは違う部屋タイプとなる可能性があります。)
・期間内であっても復学等の事情があれば、1ヶ月前までに申告することで退去することが可能です。
・期間の延長に関しては、別途希望をヒアリングの上検討となります。
※ なお、既にカレッジには4カ国から帰国中の14名の大学生が本プランで暮らしています
- 3. 留学ギャッププログラム
コロナ禍で留学の延期を余儀なくされた方へ向けた、空いてしまった時間(ギャップ)に合わせてカレッジに居住できるプランです。
通常2年間の本プログラムに、短縮期間で参加することができます。
【対象】国内の大学に在籍し、2020年度に留学する予定だったが留学できなかった学生の方
【期間】2021年4月〜2021年8月
【募集数】若干名
【募集締め切り】先着 ※随時合否を判定し、枠が埋まり次第締め切ります。
【学費】月額:10.9万円 ※2.5万円+税の食費が別途かかります。
【注意事項】
・本プログラム対象者は初期費用が免除となります。
・部屋のタイプを選ぶことはできません。(1期生とは違う部屋タイプとなる可能性があります。)
・期間内であっても復学等の事情があれば、1ヶ月前までに申告することで退去することが可能です。
・期間の延長に関しては、別途希望をヒアリングの上検討となります。(希望者数やその他募集状況に応じて延長できない場合があります。)
・留学予定だったことを証明する書類の提出を求める場合があります。
- 2021年4月入学 1期生募集について
本施設は、2020年12月1日に開業し、トライアル入居を開始しております。12月から順次、共同生活の中心となって運営の仕組みをつくりあげていく0期生(34名)が入居したのち、2021年4月に1期生を迎えて開校します
1期生(大学生・若手社会人40名程度)の募集は2020年11月16日に開始し、入学者は書類選考と面接選考を実施して決定します。詳細は以下のページからご確認いただけます。
新大学2年生以上を対象とした2月選考は2月14日(日)が締め切りです。
また、現時点で進路が確定していない新大学1年生を対象とした3月選考を、3月1日(月)締切で実施する予定です。
URL:https://h-lab.co/residential-college/shimokitazawa/infosession/
なお、2021年度には高校生の受け入れを開始し、2022年には高校生、大学生、社会人が入居する本格開校を予定しています。
- SHIMOKITA COLLEGEとは
本施設の運営には、HLABが過去10年間にわたり、国内外のトップスクールとの協業と、多様な学びの体験や空間を提供する教育事業を展開する中で培ったノウハウを元に開発した「HLABカレッジ・レジデンシャル・プログラム」が導入されます。
従来の学生寮と異なり、選考された高校生から社会人までが一緒に住みながら、2年間(高校生は3ヵ月間)の多様なプログラムを通して、互いから学び合います。コロナ禍で、大学キャンパスにおける交流を通した学びの機会や働き方に変化が生まれる中、生活と重ね合わせた新たな学び合いの場を提供していきます。
- ご参考
本施設を第一弾として、居住型教育施設をさまざまな都市に展開しながらネットワーク化することを見据えた「NODE CAMPUS PROJECT」を始動します。このプロジェクトは、「下北線路街」の開発主体であり、本施設の事業を統括する小田急電鉄と、まちづくりに寄与する施設の企画・設計・運営を手がけるUDS、多様な人が集い学び合う体験や空間を提供する教育事業を展開するHLABが、それぞれの強みを活かして三社協働により取り組んでいきます。
<小田急電鉄株式会社の概要>
小田急電鉄株式会社は、約100社からなる小田急グループの中核企業であり、東京・神奈川を結ぶ鉄道や不動産事業などを展開し、「日本一暮らしやすい沿線」を目指しています。
中長期戦略において、沿線各駅を「集客フック駅」と「くらしの拠点駅」に大別して、まちの個性や特徴を活かしたまちづくりを推進しており、下北沢エリアにおいては、鉄道設備の地下化により創出した約1.7kmの鉄道跡地を「下北線路街」として、全13施設を展開する計画を進めています。
小田急グループでは、小田急沿線を主要な事業エリアとして、運輸・流通・不動産・ホテルなどを展開しており、2015年には、UDSをグループの一員として迎えています。
URL:https://www.odakyu.jp/
<UDS株式会社の概要>
UDS株式会社は、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かに楽しくすることを目指し、国内外でまちづくりにつながる「事業企画」、「建築設計」、「店舗運営」を一気通貫で手がけています。教育施設をリノベーションした「ホテルカンラ京都」や、子どもの職業体験施設「キッザニア東京」など、独自の仕組みをもつ施設の企画・設計・運営において数多くの実績を有しています。
URL: https://www.uds-net.co.jp
<HLABの概要>
HLABは、多様な学びの体験、空間、コミュニティのデザインを通じて、異なる人生を歩む人々が互いの違いから刺激を受け、学び、共創する社会の実現を目指しています。身近な世代の他者との学び合いを促す「ピア・メンターシップ」と幅広い学問分野について学び合う「リベラルアーツ」を軸とする教育アプローチと、国内外のボーディング・スクールやトップ大学との国際的なネットワークを生かし、2011年より高校生向け合宿型サマースクール事業を展開、これまでにのべ1600名以上の高校生が参加。海外進学向け奨学金の設計・運営事業、レジデンシャル・カレッジ運営事業も手がけています。
HLABのレジデンシャル・カレッジ事業では、寝食を共にする環境で、日々の共同生活から学び合いが生まれるためのカレッジ(学寮)運営や対話の仕組み構築、居住者に向けた教育プログラムの設計・実施、居住者のコミュニティマネジメントを総合することで、居住者の主体性が育まれる学びの場を創出します。2016年にはTHE HOUSE by HLABの運営を開始し、2018年3月開業の学生レジデンス「NODE GROWTH湘南台」のプログラム設計や、山梨学院大学の国際寮の設立を協働しました。
2016年グッドデザイン賞を受賞。URL: https://corp.h-lab.co/
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