荒川技研工業のワイヤー吊り金具システムが「2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞
荒川技研工業株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役 荒川創)は、当社が開発したワイヤー固定金具「アラカワグリップ」を用いたワイヤー吊り金具システムが、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2022年度グッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。
受賞サイト:https://www.g-mark.org/award/describe/54595
アラカワグリップとは:https://www.arakawagrip.co.jp/about/feature/
審査員の評価コメント
アラカワグリップの歴史は、1975年に世界で初めて、ワイヤーを金具に挿入すれば任意の位置で固定できる「グリッパー機構」を開発したことに始まっている。当初は絵画吊り用のフックとして国内外の美術館に普及していったが、その後ピクチャーレールと組み合わせた店舗の棚や吊りパイプ、ワイヤー手すり、鳥害防止・緑化ワイヤーなど幅広くワイヤーシステムが応用されるようになった。それを可能にしたのは、カタログ掲載数500点、常時生産数300点に及ぶ豊富なデザインバリエーションの展開だ。「ボールベアリングを利用したワイヤー固定金具」という基本コンセプトに基づいた、多種多様な製品開発によってワイヤーシステムの応用範囲を拡大できたことが、ロングライフデザインの実現につながったと考えられる。また、全ての製品が、円筒やリングといったシンプルな幾何形体をベースにデザインされている点にも注目すべきだろう。ワイヤーシステムはあくまでも脇役。主役は飾られる作品や商品である。安心できる強度を担保しながらも極力目立たないような配慮が全ての製品デザインに徹底されていることも、アラカワグリップを息長く広めた要因に違いない。
- 荒川技研工業が開発したワイヤー吊り金具システムとは
アラカワグリップとカーテンレールを組み合わせてピクチャーレールが誕生し、今では国立西洋美術館、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)等世界中の美術館で使用されています。
またハンガーパイプや棚が浮遊しているかのような表現を可能にし、インテリアデザイナーの表現の幅を広げることに寄与をしました。また簡単に金具の位置調節ができることで施工時間も大幅に減らすことができます。使用用途や対応荷重のバリエーションを対応することで、300種類以上の製品を取り揃えております。
荒川技研工業はこれまでいろいろな空間をつくるお手伝いを、さまざまな人と一緒に世界中でしてきました。美術館やギャラリー、店舗や住宅など、使う人の数だけ使われ方もありました。2023年に創業50周年を迎える当社はこれからも安心して使える部品を、美しいデザインで提供し、人々とともにつくり続けます。
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