リテール向けAIカメラソリューションのAWL(アウル)、シリーズAラウンドで、総額8.1億円の資金調達を実施
〜アスカネット・共同通信デジタル・サイバーエージェント・凸版印刷・TWOとの協業によりサービス展開を加速〜
第三者割当増資は、株式会社アスカネット、株式会社共同通信デジタル、株式会社サイバーエージェント、凸版印刷株式会社、みずほキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社の6社と、個人投資家で株式会社TWO代表取締役社長の東 義和氏を引受先とした、総額4.6億円となります。
また、融資はみずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行他より総額3.5億円の当座貸越契約を締結するとともに、三井住友ファイナンス&リース株式会社とのリース契約を締結し、今後の事業加速に向けた強固な財務基盤を構築しております。
【資金調達の目的】
当社は、既設の防犯カメラを活用して、リテールをはじめとした店舗のデジタル化、AI化を実現する高機能、低価格なAIカメラソリューションの開発、実証実験を重ねてきました。
複数特許を取得済みのAIエッジデバイス「AWL BOX」と、スマホやタブレット、サイネージにインストールして、簡単にAI機能を利用できる「AWL Lite」の2つのサービスを2020年2月中旬に正式リリースし、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食、アパレルなどのチェーンストアに加え、宿泊施設や工場、倉庫、交通機関、式場など、リアル空間のAIによる分析、可視化、自動化により、現場作業の負荷軽減、省人化/無人化の推進、マーケティングの高度化、付加価値向上の実現を支援していきます。
この度の資金調達により、速やかにサービスを拡販していくための財務基盤を構築し、すでにテスト導入を進めていただいている約20社の顧客における全店導入を強力にサポートしてまいります。
【AWLのサービスの特長】
当社のAIカメラソリューションは、「AWL BOX」という画像処理端末(エッジAI)に特色があります。天井等に設置されたカメラの映像を、「AWL BOX」で処理することにより、来店した顧客の属性分析、棚前立ち止まり、商品接触などの店内行動を分析するとともに、従業員の業務状況を分析、支援し、現場作業の負荷軽減を実現することが可能となります。店舗の映像データは一切クラウドには送信せず、匿名化したデータのみをクラウドへ送信し、小売店など店舗のオペレーションの改善や商品企画・顧客分析など新たなマーケティング戦略につなげることが可能となります。
さらに「AWL BOX」のシステムは、店舗等にすでに設置されているIPカメラ(2020年1月末時点で7,042種類)に対応できているため、新たにカメラを購入・設置する必要がありません。このため、類似サービスと比較して、1/10程度の費用感での導入が可能であり、数百店、数千店舗を展開するチェーンストア数社において全店導入の検討が進んでおります。
そのほか、この度の各事業会社との協業により、宿泊施設や交通機関、工場や建築現場などリアル空間でのAI解析による可視化等、リテール店舗以外の顧客への展開にも本格着手をしていきます。
AWLのAI技術をはじめとするソリューション開発は、画像処理や機械学習(ディープラーニング等)、SaaSに精通した世界16カ国から集まるエンジニア・リサーチャーにより開発を進めており、この度の資金調達により、システムの機能拡充・性能向上に向けた技術開発体制の強化を図る予定です。また、導入店舗急拡大に対応するシステムの構築・機材購入、そして次世代の高付加価値サービスの開発も進めていく予定です。
【各引受先事業会社との協業による事業連携】
引受先企業のうち、各事業会社とは下記を軸とした業務資本提携を締結することにより協業を推進してまいります。
■株式会社アスカネット
• 当社サービスの冠婚葬祭市場や映像分野における活用、販売
【株式会社アスカネット 専務取締役CFO 功野 顕也氏からのコメント】
AWLには、以前から弊社プロジェクトの開発を委託しており、その技術力と誠実な対応を高く評価しています。
画像処理や機械学習等に精通したメンバーにより開発されたAIカメラソリューションは、既設の防犯カメラを使うことで初期費用を大幅に抑えられます。また来店客や従業員の動きを分析し活用できるところも魅力的です。
弊社の顧客を含めリテール店舗以外の展開についても大きな可能性を感じています。
■株式会社共同通信デジタル
• 当社サービスの防災用途での活用、販売
【株式会社共同通信デジタル 代表取締役専務 伊地知 晋一氏からのコメント】
共同通信デジタルは、生活者と企業活動に有益なコンテンツやデータを提供する会社として活動をしておりますが、AWLのAIカメラソリューションは、新たな価値を生むデータを開発できるチャンスと考えております。この度の出資に当たりましては、両社のノウハウを共有し、新たに防災向けAIカメラソリューションの提供を目指しています。
■株式会社サイバーエージェント
• 当社サービスの活用によるOMOプラットフォームの開発、販売
【株式会社サイバーエージェント AI事業本部 リテールテックDiv 統括 藤田和司氏からのコメント】
近年、小売事業において、ソーシャルメディアなどを利用した店舗への集客、AIカメラやサイネージを利用した店内販促、デジタル化によるオペレーションの効率化が注目されています。
弊社ではAWLならびにサッポロドラッグストアー様3社での実証実験を通じ、より実践的・効果的なOMOプラットフォームの商品開発と販売を進めたいと考えています。
■凸版印刷株式会社
• 当社サービスの活用による、自動販促プラットフォームの開発、販売
【凸版印刷株式会社 コミュニケーションデザイン本部長 梅川健児氏からのコメント】
AWLとは店頭コミュニケーション領域のサービス開発に向けて2019年より連携を始め、今後さらに推進を強化してくために、出資させていただきました。
AWLと弊社が、技術面はもちろんのこと、人的リソースや販売面などでも連携することで、互いに発展を支援するパートナーになれればと考えております。
■東 義和氏(株式会社TWO代表取締役社長)
• TWO社における、当社サービスの活用による、次世代リテールストアの開発、展開
【東氏からのコメント】
私が代表を務めているTWO社のフード事業にて、現在AWLのAIカメラソリューションを軸とした最先端のリテールテックの共同開発を進めております。これからのリテールビジネスにおいて、テクノロジーを活用した店作りはCX(顧客体験)を向上するうえで欠かせないものとなります。またそれらの体験そのものが企業・ブランド価値へダイレクトに繋がっていきます。
AWLのAIカメラソリューションはマーケティング、在庫効率、セキュリティ、サイネージ、各種リテールテックのコアになり得るテクノロジーです。世界的に更なる盛り上がりをみせていくリテールテック業界において日本を代表するテクノロジーカンパニーとして日本の枠を超える活躍を期待しています。
<AWL株式会社について>
AWLは、リテール店舗の課題解決、価値向上を実現するためのAIカメラソリューションを開発、提供するベンチャー企業。
北海道のドラッグストアチェーンである「サツドラ」との提携により、店舗での実証実験を繰り返し、実際の業務で使える多様なAI機能を、低価格で提供出来ることを強みとしている。
プレスリリースURL
https://awl.co.jp/news/20200203/
【会社概要】
■AWL株式会社
代表者 : 代表取締役社長 北出宗治
所在地 : 〒102-0073東京都千代田区九段北1丁目12番4号
設立 : 2016年6月
事業内容 : AIカメラソリューション事業
URL : https://awl.co.jp
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:AWL株式会社
担当者名:佐藤
TEL:03-6380-8669
Email:info@awl.co.jp
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