人類の月面進出を見据えた“生態循環維持システム”実現への第一歩 重力発生装置を搭載した植物実験プラットフォーム構築に着手
当面は国際宇宙ステーションでの利用を目指す
株式会社デジタルブラスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀口真吾)は、月面における“生態循環維持システム”の実現を目指し、その第一歩として、宇宙での植物栽培を可能にする「宇宙植物実験プラットフォーム」を構築いたします。2023年にISS(国際宇宙ステーション)での実験開始を目標に、民間企業や研究機関に向け、地球上では再現不可能な実験環境の提供を目指します。
- 宇宙植物実験プラットフォームの開発意義
近年、NASAによるアルテミス計画を筆頭に、月面開発等の有人宇宙探査が盛り上がりを見せており、宇宙環境での食の確保や植物栽培に対する課題意識が高まっています。
これまでの実験で、ISS(国際宇宙ステーション)等の微小重力環境では植物の育成に大きな影響が出ることが明らかになっていますが、月や火星といった低重力環境での実験事例は少なく、当社の開発する「宇宙植物実験プラットフォーム」は大きな意義と需要が見込まれます。
- 実験機器の特徴
1. 実験機器の回転により遠心力を発生させ、重力が地球の6分の1しかない月面の状態が再現できます。さらに、回転速度を変えることによって無重力~過重力まで再現が可能となります。
2. カートリッジ式の栽培容器のサイズを変えて、根の長いジャガイモや背の高いトマト等、育ち方の異なる植物を同時に育成することができます。一度に実験が行えるためコストダウンにもつながります。
- 期待できること
これまでに行われた国際宇宙ステーション(ISS)での実験において、宇宙で栽培した植物は地上で栽培した植物よりも栄養成分量が多くなることが報告されており、宇宙栽培ならではの特性を有した高付加価値野菜の開発が期待できます。さらに研究機関への実験環境の提供や、宇宙関連商品の開発を行う民間企業への実験結果の提供を行い、日本における宇宙ビジネスの更なる発展へとつなげていきます。
- 今後の展望
当社は「宇宙植物実験プラットフォーム」をはじめとした、月面における生態循環維持システムを構築し、“宇宙に人が住める未来”を目指していきます。
- 会社概要
「世界No.1 Space Business Platformer」として、宇宙と社会をつなぎ、宇宙経済を創る。
宇宙産業を盛り上げていくためには、多くの企業が宇宙産業に加わる可能性を検討し、日本における宇宙産業の裾野を拡大して、イノベーションの意欲を高めることが必要となります。
一方、日本における宇宙産業は、政府による“公共事業状態”が長く続いているためにプレーヤーが限定され、宇宙産業以外の企業にとって敷居が高い産業となっています。
このような状況を捉え、DigitalBlastは宇宙産業の敷居を下げ、誰でも参画できる仕組みづくりを目指します。
会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast Inc.)
所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9
代表者:代表取締役社長 堀口真吾
公式サイト:https://digitalblast.co.jp/
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