DSPグループが 専用ニューラルネットワーク推論プロセッサ搭載 低消費電力 エッジAI/ML SoC - DBM10 - を発表
モバイル、ウェアラブル、ヒアラブル、 IoT向けのAI(人工知能)及びML(機械学習)アプリケーションの迅速な開発を可能に
DSP Group, Inc. (NASDAQ: DSPG) (以下DSPグループ) は 、本日 低消費電力で費用対効果の高い人工知能(AI)及び機械学習(ML)システムオンチップ(SoC)であるDBM10を発表しました。
DSPグループが 専用ニューラルネットワーク推論プロセッサ搭載 低消費電力 エッジAI/ML SoC - DBM10 - を発表
コストと消費電力が最適化されたアーキテクチャを備えたオープンプラットフォームにより、モバイル、ウェアラブル、ヒアラブル、IoT向けのAI(人工知能)及びML(機械学習)アプリケーションの迅速な開発を可能にします
※本リリースは米国時間2021年1月7日にDSP Group, Inc. が発表した英文リリースの抄訳です。
内容が異なる場合、英文のリリースが優先されます。
カリフォルニア州サンノゼ 2021年1月7日 (GLOBE NEWSWIRE) -- コンバージドコミュニケーション用のワイヤレスチップセットソリューションのリーディンググローバルプロバイダーであるDSP Group, Inc. (NASDAQ: DSPG) (以下DSPグループ) は 、本日 低消費電力で費用対効果の高い人工知能(AI)及び機械学習(ML)システムオンチップ(SoC)であるDBM10を発表しました。
本SoCは、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)と同社のnNetLiteニューラルネットワーク(NN)プロセッサで構成されており、どちらもバッテリ駆動での音声及びセンサー処理を低消費電力で処理するために最適化されています。このアーキテクチャにより、開発者は革新的なアルゴリズムをDSPとNNプロセッサ間で自由に使い分けることができ、ノイズリダクション、AEC、ウェイクワード検出、音声アクティビティ検出、その他の機械学習モデルなどの音声およびセンシングアルゴリズムを短期間で組み込むことが可能です。DBM10は、包括的なソフトウェアフレームワークを備えたオープンプラットフォームアプローチを特徴としています。これにより、開発者は独自のアルゴリズムに加え、DSPグループにより最適化され実績のある一連のアルゴリズム - 音声やサウンドイベントディテクション(SED)、トゥルーワイヤレスステレオ(TWS)ヘッドセット、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、IoTなど向けのセンサーフュージョン - を使うことにより、次世代のデザインを素早く市場に投入することができます。
「AIのエッジアプリケーションは多種多様ですが、その多くが低消費電力、省スペース、高い費用対効果、および短期間での市場投入などに於いて最高のものを必要とします。これらを満たすDBM10が既存及び新たな顧客やパートナーにもたらす価値に胸が高鳴ります。」とDSPグループのCEOである Ofer Elyakimは述べています。「私たちのチームは、独自に開発し特許出願中のウェイトコンプレッションスキーム(重み圧縮技術)を含め、エッジで低消費電力AIとMLを実現するため、処理能力とメモリを最大限に引き出すよう取り組むと同時に、導入の容易さを重視してきました。開発者がDBM10プラットフォームをどのように創造的に利用するかが楽しみです。」
「重要な機能に適したプロセッサを搭載したSoCは、十分なバッテリライフを備えた革新的な製品を実現するための鍵です」とIDCのリサーチディレクターである Phil Solis氏は述べています。「オーディオとサウンドのDSPとNPUを備えたこのようなSoCは、エンドユーザーとIoTデバイス間を結び、音声およびその他の音に対応し競争力のあるスマート製品を実現するために、共通のフレームワークと標準をサポートすることが重要です。」
DSPグループが提供するSmartVoiceシリーズのSoCとアルゴリズムは、スマートフォン、ラップトップ/ PCから、セットトップボックス、タブレット、リモコン、家庭用のスマートIoTデバイスなどに至る世界中の製品に幅広く利用されており、DBM10はそのラインナップに新たな製品として加わることになります。SmartVoiceは昨年1億台出荷のマイルストーンを達成することができ、低消費電力を特徴とするDBM10も、すでにサードパーティであるアルゴリズムプロバイダーの確立されたエコシステムによってサポートされています。主要なパートナーは、DBM10の心臓部であるnNetLiteプロセッサにすでにNNアルゴリズムを組み込み、最小の消費電力で最大のパフォーマンスを実現しています。
nNetLiteプロセッサは、プログラマブルな低消費電力DSPと連携し、すべての標準的なディープニューラルネットワーク(DNN)および機械学習フレームワークをサポートし、モデルの移行と最適化のための包括的なクロスプラットフォームツールチェーンを採用しています。
DBM10の主な仕様は以下のとおりです
- 非常にコンパクトなフォームファクタ: 〜4㎟
- 超低消費電力: 音声NNアルゴリズムでの推論時消費電力は500 µW未満
- Hello Edge 30ワード検出モデルを1MHzで実行(125 MHz動作可能)
- モデルの最適化と圧縮を行うことで、精度を大幅に低下させることなく大規模モデル(数十メガバイト)の移植が可能
DSPグループについて
DSP Group®, Inc. (NASDAQ: DSPG) は幅広いスマート対応デバイスに向けた無線通信及び音声処理用チップセットのグローバルリーダーです。 経験、洞察力、継続的な進歩などの原則に基づいて 1987年に設立され、音声、オーディオ、ビデオ、データコネクティビティの分野で次世代ソリューションを継続的に提供することを目指しています。音声処理のエクスパートであるDSPグループは、スマートな未来を実現するためのイノベーションに多額の投資をしています。その結果、お客様がユーザー体験を向上させる製品を開発できる最先端の半導体技術が生まれました。AIを使ったTWSヘッドフォン、音声を使うスマートホームデバイス、IoT、セキュリティ、携帯電話、タブレット、ラップトップ、VoIPやクラウドベースの音声サービスを使用した仮想アシスタントまで、DSPグループは増え続ける音声制御のスマートデバイスへの増大する需要に応えます。詳細は www.dspg.comを参照頂くか LinkedIn, Twitter, YouTube にてフォロー頂くことで具体的な活動をご覧頂けます。
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