日本の課題先進「宮崎県都農町」中学生に2日間の職場体験「つのワク」を民間企業プロデュースで実施

まちの未来を創るのは子どもたち。まちづくり連動型職場体験を通して子どもたちが都農町でワクワク働ける未来を。

まちづくりスタートアップの株式会社イツノマ(代表取締役:中川敬文)は、自社での企画プロデュース能力、WEB、動画制作技術を活かし、都農中学校において6月29日、30日の2日間、提案型の職場体験(つのワク)プログラムを実施しました。


【職場体験を実施する背景】
 1万人の町、宮崎県都農町(つのちょう)は2045年に人口6,000人をきり、2040年には老年人口>生産労働人口になります。高齢化率は40%近く、農の都を支える農業は後継者不足、唯一の高校は廃校が決まり町から高校生がいなくなり、医療も不足。しかし、これらの問題は都農町に限らず、全国的な地方の課題であり一番大きく言えば日本が抱える課題です。考え方を変えれば、日本が世界の課題先進国なら都農町は日本の課題先進町。つまり、都農町で課題解決の実例をつくれば、日本のみならず、世界の先駆けとして貢献できると考えています。まずは都農町から子どもたちと世界中が抱える問題に向き合い、解決に向けてアクションを仕掛けていきます。
 これらの問題に立ち向かうため未来の担い手の主役は町唯一の中学校、都農中学校です。都農町の子どもたちが元気でなければ、都農町の未来はないといっても過言ではありません。
 そこで、わたしたちは都農町にも働くことに情熱を持ったかっこいい大人がいることや、本気で世界進出を目指している事業所が都農町にもあることを伝え、「ここ都農町に残り、自分たちの町を活性化したい。自分たちが都農町の事業所を発展させていきたい。」と思えるきっかけにと「職場体験つのワク」を実施しました。

【なぜ民間企業が、中学校の職場体験を企画、プロデュースするのか。】
 事業所・生徒・学校がそれぞれ抱える課題を解決し、価値ある体験にするために、それぞれの間を繋ぎ、職場体験プログラム全体の設計、プロデュースをする必要があるから。例えば、それぞれが抱える課題には下記のことが挙げられます。

■事業所の抱える課題
・事業所の人出が足りず、受け入れ体制が整っていない。
・学生を受け入れたものの、何をさせたらいいか分からない。

■生徒の抱える課題
・体験内容がアルバイトの延長内容で楽しくなかった。
・職場体験の目的が分からず、何をしていいのか分からない。
・知っている職業は親の職業だけ。
・都農町にどのような事業所があるか知る術がない。

■先生の抱える課題
・他業務で多忙、受け入れ準備に費やす時間がない。
・都農町出身の先生が少ない為、事業所情報が分からない。
・事業所が少ない為、受け入れ事業所を探すことが難しい。

【職場体験つのワクとは。】
 元々「キッザニア東京」の事業立ち上げ・プロデュースなどの経験のある株式会社イツノマ代表、中川敬文が全30事業所を訪問し、経営者と会い、事業所の特徴、経営理念などを徹底的にヒアリング、言語化しました。今回の職場体験プログラムのプロデュースにもその経験を生かして「都農町で働くことにワクワクできる」ことを目標に、町内30事業所の職場体験を企画・プロデュースを実施。学校、事業所、学生にとって三方良しのプログラムを目指しています。

【「職場体験つのワク」誕生・三方良しを成立させるまでの流れ】


・財団が受け入れ事業所の募集を強化

・イツノマが体験コンテンツの企画サポート
事業所30社それぞれに事業内容、お仕事内容をヒアリングし、
経営者が中学生に伝えたいメッセージから体験コンテンツを制作。

・事業所の経営理念の整理
普段整理できていない経営理念や自社の強みを再確認。
社内の従業員が自社の良さを再確認することで、より会社に愛着を持ち、働くモチベーションが上がる。

・事業所紹介のWEBページ「つのワク」を制作。
生徒は事業所紹介だけでなく、経営者の考えや体験コンテンツ、リアルな感想を知ることができ、
今まで情報発信できていなかった事業所側は町内外に向けて自社の認知度アップ、ブランディングに繋がる。

「つのワク」WEBページ:https://tsunowaku.com/

【「職場体験つのワク」の具体的特徴】
1,全30社の事業所に徹底的ヒアリング
 事業内容、通常業務だけでなく、そもそもなぜ会社を立ち上げたのか
経営理念や中学生に伝えたいビジョン、ミッションや思いをヒアリングする。

2,仕事を楽しむ3ヶ条
 世の中に楽しい仕事は少ないですが、仕事の楽しみ方は無限大。各事業所の代表が普段どのようにして仕事と向き合い、仕事を楽しんでいるのかヒアリングする。

3,ZOOMを繋いで振り返り会議
 タブレットを使用し、体験できていない事業所の様子を共有できるように1日目にZOOM振り返り会議を設定。

4,提案型コンテンツ
 これまでの受け身な職場体験に終わらせないよう、あらかじめ設定されたテーマについて、中学生が体験を通して改善提案を企画、最後は経営者にプレゼンテーションをして終わる構成。

【職場体験についての動画】
https://youtu.be/NjNz5jCibOY
今回、「職場体験つのワク」動画を制作しました。
動画を通して、職場体験の様子や事業所からのフィードバックを伝えるだけでなく、町内に向けて「都農町の未来を創るのは子どもたち。学校だけに頼らず、町全体で子どもたちを育てていく」というメッセージを伝える。


【事業所からの感想】
・「頑張っている学生の姿をみて、私たちがエネルギーをもらいました。」
・「とても素直で元気あふれる学生さんで驚いた。」
・「学生さんから学ぶことが多かった2日間でした。」
・「こんな商品があったらいいと提案をいただき非常に感動しました。」
【学生からの感想】
・「動物と触れ合うことで命の大切さについて考えることができた。」
・「地元のために何かを企画することがこんなに楽しいと知った。」
・「仕事は簡単じゃないけれども楽しかった。」
・「沢山の人と協力することは大切なんだと感じた。」

 このように6月29日、30日にかけて第1回目の職場体験「つのワク」実施が終わり、現在は第2回目中学2年生の職場体験(9月8日、9日、10日)に向けての準備を進めているところです。
次回は、最初の2日間は現場体験、最終日には都農中学校の体育館に全事業所30社の代表の方にお越しいただき、学生さんが体験できなかった事業所の仕事内容や経営者の話が聞けるように事業所説明会を実施する予定です。

職場体験の重要性は全国の学校現場で認識されているとは思いますが、実際に事業所・生徒・学校、それぞれがメリットを感じ、ワクワクしながら実施しているところはまだまだ少ないと思います。

今回、宮崎県都農町で民間企業が主体となってプログラム設計し、実際に事業所や生徒からの好意的な受け止めをもらっているという事例が出来ましたので、今後、このような取り組みが広がっていけばと考えております。都農町への視察や、私たちへのご取材など対応させていただきますので、取り組みへのご興味をいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

【株式会社イツノマ】https://itsunoma.co.jp/
「人からはじまる、まちづくり」をミッションに掲げ、2020年1月、人口1万人の宮崎県都農町に設立されたまちづくりスタートアップ企業。 「場づくり」「デジタル推進」「キャリア教育」の3つの事業領域を重ね合わせながら、都農町をはじめ地方自治体のまちづくりを推進している。

 <お問い合わせ>
株式会社イツノマ:吹田(すいた)
TEL :050-5364-4182
MAIL:info@itsunoma.co.jp  
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