Farmnote Gene、提供開始1周年で国内遺伝子検査市場の25%を獲得
後継牛の選抜から精液・受精卵調達までをワンストップ提供へ
酪農・畜産業界に特化したIoTソリューションの開発・提供する株式会社ファームノート(本社:北海道帯広市、代表取締役 下村 瑛史 以下、ファームノート)は、酪農生産者向けに乳牛から遺伝子情報(ゲノム)を採取し、その解析結果をクラウドで提供するサービス「Farmnote Gene(ファームノート ジーン)」が提供1周年を迎えました。
Farmnote Geneは2022年3月1日にご提供開始以来、1万検体(1万頭分)を突破しました。これは国内における遺伝子検査の25%を占めます。※1酪農生産者であるお客様の牛の遺伝子を採取し、検査結果をWeb画面で分かりやすくご提供しています。速やかな牛群改良を可能にすることで、お客様の牧場をより良い方向に導きます。「どの牛を後継牛として残すべきか」遺伝子情報をもとにした意思決定をサポートします。お客様満足度も非常に高いのが特徴です。継続してご購入頂く酪農生産者様が増えています。
- 利用者の声
繁殖で何を種付けしたらいいのかの判断は、本来授精担当や検定データを確認して決めるのですが、Farmnote Geneがあることで、ゲノム情報からこの牛はどの種をつけたらいいか示してくれることが役に立ってます。牧場に勤めて間もない人でも判断できるところがいいですね。
須藤牧場では、社長である私と牧場長、スタッフが3名ほどいるのですが、牧場業務はほぼ牧場長に任せることができたので、私は経営に注力ができています。
当牧場では農場HACCP認証を得ています。牧場のあらゆる情報を見える化するためにファームノートの活用もしています。食糧安全保障や日本の自給力を高めるために地産地消で循環型の酪農をめざしており、牛乳だけでなくチーズの販売もはじめました。また、消費者の酪農に対する理解を得るために牧場体験も進めたいと考えております。
- Farmnote Geneについて
「どの牛を残すべきか、何を授精すべきか」、牧場経営者にとって理想の牛群を追求することは、将来の牧場の生産性向上に直結します。遺伝改良により牧場内でのパフォーマンスの高い牛を残していく点に着目しゲノムで提供される豊富な遺伝子情報を活用し、将来の牛群設計を成功に導くために、ユーザーによる直感的な分析を可能にした使いやすいインタフェースを実装しております。
Farmnote Geneは2022年の3月1日にリリースを開始し、ご利用いただいているお客様に好評をいただいており、利用者も増えつづけております。
- ファームノート の提供価値
この課題に対し、私たちは技術革新で挑みます。具体的なアプローチは、複雑化する酪農業務の効率化と牛の遺伝的能力を高めることです。酪農業務の効率化には牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」やクラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」で牧場の見える化や酪農業務に重要な繁殖管理の効率化を追求してきました。牛の遺伝的能力の向上には「Farmnote Gene」で解析された牛個体のゲノム情報を元に、将来的に利益を向上させる理想的な牛群の実現をデータによって目指し、さらに今後どの精液を選べばいいか、どの受精卵を使えばいいかを提示するサービスを展開していく予定です。引き続きファームノートは、技術革新を通じて酪農産業の発展に貢献してまいります。
※1 CDCBのデータベースより試算 10,000(ファームノート の年間検体数)/ {3,447(日本の1月の遺伝子検査数)*12ヶ月} = 約¼
https://queries.uscdcb.com/Genotype/run_ctry.html
【会社概要】
■会社名:株式会社ファームノート
■代表者:代表取締役 下村 瑛史
■所在地:北海道帯広市公園東町1-3-14
■設立:2013年11月
■資本金:9000万円
■TEL:0155-67-6911
■URL:https://farmnote.jp/
■事業内容:農業IoTソリューションの開発・提供
【本件に関するお問い合わせ】
■株式会社ファームノート(担当:広報、E-mail:pr@farmnote.jp、携帯:080-8490-8990)
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