エントランスフォーメーション、三菱商事エネルギー、上野輸送が実証実験を開始大型ディーゼルエンジン搭載車のCO2削減に向け、水素アシスト技術『D-HAT™』を搭載した走行実証実験スタート

三菱商事エネルギー株式会社

エントランスフォーメーション株式会社(東京都中央区日本橋、代表取締役社長兼CEO:木田 康雄)と三菱商事エネルギー株式会社(東京都千代田区大手町、代表取締役社長:南 浩一、以下 三菱商事エネルギー)、上野輸送株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役社長 COO:甲斐田 透、以下上野輸送)は、米国スタートアップ企業Hydrogen On Demand Technologiesが開発・販売を行うディーゼルエンジン向け水素アシスト技術『D-HAT™』を用いて、大型ディーゼルエンジン搭載トラックにおけるCO2削減効果の検証を目的とした共同実証試験を行います。

■背景と目的
世界的な脱炭素の流れが加速する環境下、自動車分野ではEV化、FCV化が進んでいます。大型ディーゼルエンジンを有する車両についてはコストやバッテリーの供給事情により、普及には時間を要する事が想定され、カーボンニュートラル(CN)の実現を目指すうえで、現行ディーゼルエンジンにおいてもCO2削減策が必要であると判断し、『D-HAT™』を利用した燃費向上によるCO2削減効果検証の実証実験を行うことと致しました。『D-HAT™』は米国内で特許を取得した高効率なプロトン交換膜式の水電解装置(PEMセル)にて水素を生成し、エンジンに送り込む事で、ディーゼルエンジンの燃焼効率を高め、燃費の改善、PM*¹・NOx*²の削減、車両メンテナンスコストの削減が期待されています。
*¹Particulate Matters;粒子状物質のこと *²窒素酸化物のこと

■実証実験の概要
上野輸送が保有するトラックの大型ディーゼルエンジン2台を対象にD-HAT1000を搭載し、燃料消費状況を測定し、省燃費によるCO2削減効果について検証します。
開始時期:2023年6月27日より

D-HAT1000搭載トラック(トラック後方、下部に搭載)D-HAT1000搭載トラック(トラック後方、下部に搭載)

■今後の展望
燃費改善によるCO2削減効果が認められた場合には、PM・NOx削減効果、メンテナンスコストの削減についても効果検証の実証実験を予定しています。また三菱商事エネルギーが供給するバイオディーゼル燃料との併用も視野に、総合的なGHG及び有害物質の削減効果を検証して参ります。


■会社概要
●エントランスフォーメーション株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋3-2-14 
・設立 :2018年5月     
・業務内容:グリーンエネルギーに関するコンサルティングやソリューション提供、
       DXに関するコンサルティング、グリーンエネルギーや持続型データセンターなどの
       各種プロジェクトと事業開発
・ホームページ:https://www.entransformation.com/

●三菱商事エネルギー株式会社
・本社所在地:東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル12階
・設立:2015年10月1日
・業務内容:各種石油製品の国内販売及び輸出入取引、サービスステーションの建設・運営、
        車関連商材の取扱・販売、カーケアサービスDX事業、新エネルギー供給事業の検討
・ホームページ:https://www.mc-ene.com/

上野輸送株式会社
・本社所在地 : 神奈川県川崎市川崎区小島町6-3
・設立 : 1981年4月
・業務内容: 全国24カ所の自社事業所、約90社の協力会社ネットワークで、
                   常に安心・安全な陸上輸送を提供
・ホームページ:https://www.uyeno-group.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.mc-ene.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル12階
電話番号
03-4362-4200
代表者名
南 浩一
上場
未上場
資本金
20億円
設立
2015年10月