【プログラマー213名に調査】使わなくなった言語1位は「C++」 人気のプログラミング言語1位は不動の「Java」......もっとも「AI開発」スキル習得に積極的な年齢層も明らかに

~プログラミング言語の利用状況と習得意欲の調査~

現代の少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しており、特にデジタル人材の採用が困難な状況が続いています。IT分野での需要が増加する中、AI開発などの新分野でのスキル習得の重要性も高まっており、プログラマーにとって必須スキルであるプログラミング言語の利用状況や習得意欲は、現場の動向やプログラマーのキャリア志向を考察するための重要な指標と考えられます。本調査では、男女別・世代別の分析を通じて日本におけるデジタルスキルの現状を明らかにし、今後のデジタル人材育成に役立つ指針を提供することを目指し、株式会社アクセラリージェンシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長・山田啓太)は、業務でプログラミングに従事する20歳~60歳以上の男女213人を対象に、「プログラミング言語の利用状況と習得意欲」に関するアンケートを実施しました。

調査概要

1-1. 調査期間

2024年9月24日~10月28日

1-2. 調査機関

調査実施会社:

株式会社 アクセラリージェンシー

共同調査実施会社:

株式会社STSデジタル デジタルマーケティング事業部

1-3. 調査対象

業務でプログラミングに従事する20代〜60代以上の男女

1-4. 有効回答数

n=213

1-5. 調査方法(集計方法、算出方法)

インターネットによる任意回答

【質問内容】

Q1 あなた自身のもっとも当てはまるプログラマーのタイプを教えてください

Q2 案件で使用する頻度が高いプログラミング言語を3つまで教えてください

Q3 この1年(2023年10月~2024年9月)で使用することが少なくなってきたと感じるプログラミング言語を3つまで教えてください

Q4 新しい言語を習得するタイミングでもっとも頻繁なものをひとつ教えてください

Q5 現在、もっとも欲しいスキルをひとつ教えてください

【調査結果サマリー】

Q1 本調査にはデータベースプログラマーがもっとも多く協力いただきました。しかしながら性別・世代によってばらつきがあり、20代ではAI開発が一位でした。

Q2 「Java」がもっとも使用頻度が高いプログラミング言語でした。回答が少なかった言語は「VB.NET」や「R」でした。また。世代によって大きく偏りがありました。

Q3 「C++」が、この1年で使用することが少なくなった言語のトップでした。特に男性の回答が多く集まりました。

Q4 新しい言語を習得するタイミングは、女性では「将来の案件のため」、男性では「自分の興味」に回答が分かれました。

Q5 欲しいスキルの一位は「新しいプログラミング言語」の習得でした。「マネジメントスキル」も全世代から安定した回答数を得ています。

Q1 あなた自身のもっとも当てはまるプログラマーのタイプを教えてください

今回の調査に協力いただいた「仕事でプログラミングを行う人」は男性142名/女性71名の合計213名でした。現在女性プログラマーは25%程度との調査があり、それよりも多い比率です。

職種はデータベースが一位(23.0%)、続いてAI開発(17.4%)。特に女性ではデータベースとAI開発が同率で多いことが特長です。

とはいえ、もっとも少ないプロジェクトマネージャーでも14.1%であるため、さまざまな現場の声がバランスよく集まったと言えるでしょう。

しかしながら、年齢別で見ると、職種に偏りが出ていました。

もっともデータベースが多い年齢層は50代。20代ではAI開発が一位(24.1%)、60歳以上ではプロジェクトマネージャーが圧倒的な一位です(38.1%)。

これはプログラマーのキャリアを考えると納得と言えそうです。

それではプログラミング言語の利用状況について見ていきます。

Q2 案件で使用する頻度が高いプログラミング言語を3つまで教えてください

「Java」が1位、「C++」と「Python」が定番化

主要な19言語を調査したところ、業務でもっとも使う言語は「Java」(21.6%)でした。世界的な調査でも人気ランキングに入る「C++」(20.2%)、「Python」(20.2%)、「C#」(16.4%)なども順当にランキング入りしています。男女別に見ると、特に男性では「C++」(男性:21.6%)が、女性では「Java」(女性:26.5%)が1位でした。

最下位は「VB.NET」(3.8%)。「R」も4.7%と低い数値です。「Python」を使えれば「R」は不要となる場合も多いため、この結果となったのでしょうか?


プログラミング言語の利用状況は世代差が非常に大きい

年齢別ではどうでしょうか。「Java」「Python」「C++」「C#」「JavaScript」は全世代でよく使われています。一方で注目したい言語は「SQL」です。「SQL」は50代でのみ、回答数がとびぬけています。これは回答者の世代別の職種の偏り(データベースエンジニアが多い)によるものと思われます。

世代差による偏りは大きく、「Scala」「Kotlin」「XQuery」などは、50代以上ではゼロ回答でした。そう考えると、全ての年齢層で回答数が少ない「R」(4.7%)「VB.NET」(3.8%)はかなりマイナー化していると言えそうです。

では、いままでよく使われていたのに使用頻度が落ちている言語はあるのでしょうか。

Q3 この1年(2023年10月~2024年9月)で使用することが少なくなってきたと感じるプログラミング言語を3つまで教えてください

「C++」「C#」に翳り、「Python」は持ちこたえている

なんと「C++」(15.0%)がトップ。続いて「C#」(14.6%)となりました。人気があるだけに落ち込みも目立つものですが、明らかな翳りが見えます。

一方で「Python」(10.8%)はそこまで多くの回答を集めておらず、使われ続けていると思われます。やはりAI関連言語だからでしょうか。

注目は「LINQ」です。男性ではもっとも回答が少なく(男性:4.1%)、女性ではもっとも多い(女性:17.6%)という真逆の結果になりました。

20代は「Python」を、30代は「SQL」を“使われなくなってきた”と感じている

年齢の偏りはここでも顕著でした。20代では「C#」「Python」、30代では「SQL」、40代は「JavaScript」を「使われなくなったと感じる」言語にあげています。

この質問から、プログラミング言語の将来性が示唆されました。今後は「この1年でよく使われ始めた言語」「これから習得したい言語」などの調査も有効かもしれません。

次に、新しい言語を習得するタイミングから、実際の習得状況を調査してみます。

Q4 新しい言語を習得するタイミングでもっとも頻繁なものをひとつ教えてください

全体ではほぼ同数、男性は「自分の興味」、女性は「将来の案件のため」

男性は興味で習得し、女性は将来のために習得するというモチベーションの違いが見られるようです。

しかし、全体では案件作業中/将来の案件のために/興味で、という3カテゴリでは大きな差がありませんでした。

30~50代は案件進行中に習得している 60代は「興味関心」の対象

年齢別ではどうでしょうか? 以下のように、やや偏りが大きくなりました。

30~50代は新しい言語習得は案件作業中に進めていくことが多いようです。プライベートを学習にあてている世代は20代と60代です。

この質問からはプログラマーのライフスタイルのようなものも想像できます。

自分の興味で習得するという自己学習意欲が全世代で高く、情報交換やスクールなどの需要もあると思われます。

最後に、新しい言語以外のスキルアップも含めた、総合的な学習意欲について調査しました。

Q5 現在、もっとも欲しいスキルをひとつ教えてください

性別問わず新しいプログラミング言語習得が人気、特に女性に顕著

男性・女性ともに新言語の習得が最重要(33.3%)となりました。特に女性(39.4%)は顕著な結果となっています。マネジメントスキル(27.2%)も安定した支持を集めています。

今後プログラミングのなかで分野を拡大してくると言われる「AI開発」スキルに関しては、全体では最下位となっています。

40代のみ【AI開発】がトップに(全体ではワースト)

その一方で、「AI開発」がトップとなっている世代がありました。40代(29.3%)です。

40代のプログラマーは、AIに将来性を強く感じているのかもしれません。

AI関連教育の潜在的ニーズや伸びしろは、実は40代のミドル層にあるのではないかと思わせるような結果でした。

今回の調査では「プログラミング言語」を切り口に、多様化したプログラマーの実態を伺うことができました。

株式会社アクセラリージェンシーは豊富な実績を持つプログラマーと協業し事業を展開しています。

現場で働くプログラマーの声を聞くことで、システムエンジニアリングの現状を把握しながら、クライアントとプログラマーの最適な課題解決に活かしていきます。

今後も、アクセラリージェンシーの調査にご期待ください。

システム開発における協業パートナー募集のお知らせ

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株式会社 アクセラリージェンシー

代表取締役 山田 啓太

URL:https://accele-regency.com/

本社:

〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2丁目28-6 秀ビル

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【お問い合わせ】

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アンケート調査実施会社

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デジタルマーケティング事業部

URL:https://sts-d.com/

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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿 渋谷区恵比寿2‐28‐6 秀ビル
電話番号
03-6820-1191
代表者名
山田啓太
上場
未上場
資本金
330万円
設立
2019年01月