アプリックスグループがMVNO事業の「ロールアップM&A」の本格展開を開始
〜「まかせるMVNO」とM&A仲介会社との連携により全国規模でMVNO事業承継ニーズに対応〜
システム開発やクラウド開発などを手掛ける株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:倉林聡子、以下「アプリックス」)は、ストックビジネス事業で展開するMVNO事業の終了・縮小を検討する事業者から事業を引き継ぐサービス「まかせるMVNO」をベースとした、M&A仲介会社と連携してMVNO事業を運営する複数企業を買収・統合することで経営資源の効率化や市場シェアの拡大を図るロールアップM&A(以下「本サービス」)の全国展開を開始しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
🔳「まかせるMVNO」とは
「まかせるMVNO」は、アプリックスの子会社であるスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下「SMC」)が2022年より提供している、MVNO事業の終了を検討しているMVNO事業者向けに短期間で事業譲渡できるサービスです。このサービスでは、既存のサービス内容を変更することなく、SMCがそのまま事業を譲り受けることから、SMCがMVNEなどの仕入れ先への支払いやエンドユーザーへの請求・サポートを一貫して対応するほか、カスタマーサポートなど運用・保守面についても対応するため、既存ユーザーが引き続き、従来と同一の内容・品質でサービスを利用し続けることができます。
譲渡を希望するMVNO事業者は、これまで毎月発生していたカスタマーサポート・請求・支払業務等の運用コストを削減することが可能です。また、SMCは格安スマホやSIMカード、モバイルWi-Fiルーターなどを提供するMVNO/MVNE事業者として、業界商流に関する知見と実績を有しています。そのため、譲渡を希望する元事業者は既存サービスを安心して任せることができ、事業譲渡に伴うエンドユーザーからのクレームや風評被害の発生リスクを可能な限り抑えることができます。
(「まかせるMVNO」の詳細はこちら〈https://www.smamoba.jp/IR/press_20221107.php〉のSMCのプレスリリースをご参照ください)
🔳本サービス提供の背景
国内のMVNO事業者数は全国で約2,000社と、契約件数3万件未満の小規模事業者が多数を占めるなど、市場の飽和感が強まりつつあります。
その一方で、採算性や人材不足、システム保守負担などを理由に「本当は撤退したいが、既存ユーザーへの影響やブランドイメージの毀損を懸念し、事業を継続せざるを得ない」というMVNO事業者も少なくありません。
当社グループは、自社ブランドによる通信サービスに加え、OEM提供など多角的なMVNO事業を展開しており、こうした事業者の課題に対して「事業を止めたい事業者」と「サービスを使い続けたいエンドユーザー」の双方を守る受け皿として機能することを目指しています。
🔳本サービスの概要
「まかせるMVNO」のメリットを最大限に活かすべくさらに発展させ、複数の専門仲介会社と連携することで、MVNO事業者を対象として複数企業を買収・統合することで経営資源の効率化や市場シェアの拡大を図る「ロールアップM&A」を全国的に展開いたします。これにより、規模やキャリア・プラン構成の異なるMVNO事業を順次当社グループに統合し、スケールメリットを活かした安定運営とコスト効率の向上を図ります。
① 譲渡を検討するMVNO事業者のメリット
1. 低リスク・短期間での事業譲渡
既存プランやサービス仕様を可能な限り維持した形で当社グループが引き継ぐため、大規模なシステム更改や複雑な移行プロジェクトを抑えたスムーズな事業譲渡が可能になります。
2. 運用・保守負担の削減
エンドユーザーへの請求・サポート対応、MVNEなどへの支払い、回線・端末の運用・保守業務など、毎月発生する運用コストと業務負担が無くなります。
3. ブランドイメージの毀損抑制
単純なサービス終了ではなく、事業譲渡という形でユーザーのサービス継続性を確保することで、クレームや風評リスクを抑えつつ、円満な撤退・事業整理を実現できます。
② エンドユーザーにとってのメリット
1. サービスの連続性
利用中の電話番号や通信サービスを継続して利用できるよう、当社グループが可能な限り同一条件・同一品質でのサービス提供を行います。
2. サポート品質の向上
当社グループが持つMVNO運営ノウハウとサポート体制を活かし、安定したネットワーク品質と顧客サポートを提供します。
3. 将来的なサービス拡張
ロールアップにより回線規模や運営効率が高まることで、料金・プラン・付帯サービスなどにおいて、より魅力的な選択肢を提案できる可能性が広がります。
本サービスの提供にあたり、アプリックス取締役及びSMC代表取締役社長の鳥越洋輔は以下のとおりコメントしております。
「MVNO市場は飽和が進む一方で、ユーザーの通信ライフを支える重要なインフラでもあります。私たちは、自社ブランドの拡大だけでなく、撤退に悩む事業者の方々から事業をお預かりし、エンドユーザーの通信環境を守りながら、業界全体の健全化に貢献したいと考えています。
今回、仲介会社様との連携を強化しロールアップM&Aを本格展開することで、「やめたいのにやめられない」MVNO事業者の出口戦略を増やしつつ、当社グループとしてはスケールメリットを活かした安定運営を実現してまいります。」
当社グループは、今後もMVNO事業の運営・譲渡に関する相談窓口を全国の事業者に対して広く開放し、本サービスを通じて、通信インフラの安定供給と業界全体の効率化に貢献してまいります。
また、MVNO基盤を活用した新たなサービスや、OEM・ホワイトレーベル提供など、パートナー企業との協業を一層推進し、事業ポートフォリオの拡充を図っていきます。
🔳本サービスのお問い合わせ先
本サービスに関するお問い合わせは、下記窓口までお願いいたします。
・提供会社:スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社
担当部署:管理本部 MVNOロールアップ推進窓口
・E-Mail:SMC-KANRIHONBU@smart-mobile.net
■株式会社アプリックスについて
アプリックスグループは、「テクノロジーの力でワクワクの共有と価値創造」を経営理念に掲げ、ICTと最新テクノロジーの融合による豊かな生活体験の創出を目指しています。組込み&エッジからクラウドまでワンストップで開発できるシステム開発サービスをはじめ、MVNO・光プロバイダーなどの通信サービス、車両運行管理サービス「AORINO」、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」など多様なサービスを提供しています。
・アプリックスのwebsite:https://www.aplix.co.jp/
・お問い合わせ先:https://www.aplix.co.jp/inquiry/
※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
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