自律的に成長する組織をつくる組織カルチャー診断「WEALL Culture Survey」をリリース
事業成長するスタートアップの組織カルチャー研究に基づき、自律的な成長を実現するための組織課題を可視化
一般社団法人スタートアップエコシステム協会(東京都渋谷区、代表理事 藤本あゆみ)が運営する「Startup Culture Lab. 」は、Almoha LLC(東京都武蔵野市、代表 柄沢聡太郎)と共同で、自律的に成長する組織をつくる組織カルチャー診断「WEALL Culture Survey(ウィオール・カルチャーサーベイ)」を2024年7月18日より提供いたします。
この組織診断は、Startup Culture Lab.所長であり『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』の著者でもある唐澤俊輔が、研究対象スタートアップ30社との1年間にわたる実践的な組織改善の取り組みを踏まえて開発いたしました。事業の急成長を前提としたスタートアップの研究に基づいて、自律的に成長する組織カルチャーを独自に定義し、従業員アンケートによって企業の組織カルチャーを可視化します。
なお本サービスは、東京都の多様な主体によるスタートアップ支援展開事業 「TOKYO SUTEAM」の協定事業となっており、期間限定で無料提供(※)いたします。
※無料対象企業は、スタートアップかつ、東京都に拠点があるもしくは進出する意思のある企業に限ります。
組織カルチャー診断で、課題を素早く把握
組織カルチャー診断「WEALL Culture Survey」は、従業員が簡単なアンケートに答えるだけで組織ごとのカルチャーをリアルタイムで自動集計、可視化できます。従業員アンケートを通じて組織課題を分析・可視化し、課題に直結した組織施策を提示するプラットフォームです。組織カルチャー診断により組織課題を素早く把握することは、「自律型組織」をつくる一歩目となります。
詳細はこちら▷ 組織カルチャー診断「WEALL Culture Survey」https://lp.weall-survey.app/
「WEALL Culture Survey」の設計思想
人口が減少し、市場成長が期待できなくなった今、あらゆる企業がイノベーションによる新たな成長領域の創出を志向しています。急速な事業成長を推進するには、自律的に変化を起こす人と組織を開発し、それが組織カルチャーとなって定着することが欠かせません。この点、過去から続く制度や慣習のないスタートアップは、組織づくりにおける最先端の手法を取り入れやすく、組織が力となって自律的に成長しています。そこで、Startup Culture Lab.では、2023年度に研究対象とした30社との議論と各社での実践的な取り組みを通じ、自律型のスタートアップカルチャーを作る理想の組織像として「4Eモデル」を開発いたしました。
「WEALL Culture Survey」は、この4Eモデルが定義する「12の目指す組織像」をもとに、それぞれ3つずつのアンケート項目に分解し、36の設問に回答するだけでカルチャースコアが算出され、組織課題が可視化されるものです(総合エンゲージメントや定性コメントを含めると合計41問)。従業員視点で個々の満足度を把握する一般的な満足度調査やパルスサーベイとは異なり、経営視点から組織に関する論点を網羅的に抑え、組織全体としての傾向を把握することができるため、組織の強みと弱みを明確に可視化することができます。
サービスの特徴
▼従業員サーベイを最短5分で素早く開始
会社情報、分析タイプ、回答締切日を設定するだけで、すぐにサーベイを始めることができます。
▼少ない設問数で、回答時間はわずか10分
設問は、カルチャーを図る36問と、エンゲージメントを図る3問、定性コメント2問の41問のみで、回答にかかる時間は10分以内。スマホからでも手軽に回答できます。
▼組織の強みと弱みが一目瞭然
回答結果を集計後、迅速に分析結果が表示されます。組織に関する論点を網羅的に抑え、強みと弱みが明確に。
▼多様なチームでも、属性別の分析が可能
人材マスタデータとの連携が可能。部署別や役職別など様々な属性での比較ができます。
▼課題と人事施策が直結。すぐに改善に取り組める
理想の自律型組織像に基づく設問設計。複雑な分析をしなくても、取り組む人事施策が明確になります。
主な機能
・組織の定量と定性分析
・様々な属性別での分析
・分析結果PDFダウンロード
・過去との時系列比較
・ベンチマークとの比較
・多言語対応(英語)
実践的な組織改善のサポート
「WEALL Culture Survey」によって可視化された組織課題に対し、継続的に改善を重ねることで理想の組織像へと近づけてゆくことができます。Startup Culture Lab.では、事業と組織が成長する中で直面する人や組織に関する課題についてディスカッションを継続しております。12の組織像ごとにオープンな場での勉強・研究会を毎月開催し、参加者の学びを深めながら実践的に組織改善を重ねています。Startup Culture Lab.所長の唐澤がプログラム全体を監修し、スタートアップの組織づくりのプロフェッショナルである13名のフェローと共に組織支援のアドバイスも都度行っております。
こうした活動を通じ、「WEALL Culture Survey」は、Startup Culture Lab.における研究対象企業を超え、より多くのスタートアップの組織改善をサポートします。また、海外企業の利用も促進し、海外スタートアップのデータ傾向も把握することで、日本のスタートアップの発展にも貢献してまいります。共同開発を行うAlmoha社では、人材マスターデータ管理を可能にし、属性別分析をスムーズに行えるようにするなど開発も継続して進めてゆきます。
組織カルチャー診断「WEALL Culture Survey」の説明会・体験会を開催
「WEALL Culture Survey」の概要紹介や、デモを行う説明会・体験会を開催します。当日は、「WEALL Culture Survey」パイロット版を導入し組織改善のアクションに取り組んだStartup Culture Lab.の研究対象企業の経営者やCHROをお迎えして、診断ツール自体の使い方に加え、データを踏まえた改善のアクションなど実践的な内容についてご紹介いたします。
説明会は2024年8月20日、Startup Culture Lab.のオープンセッション実施後にそのまま開催しますので、オープンセッションへのお申し込みをお願いいたします。(セッション後、そのままご参加いただけます)
【オープンセッション開催概要】
日時:2024年8月20日(火)18:30~19:30
会場:Tokyo Innovation Base & オンライン配信
主催者:スタートアップエコシステム協会
参加申し込みはこちら https://seaj-culturelab2024-5.peatix.com/
運営元の紹介
Startup Culture Lab.
Startup Culture Lab.は、多くのスタートアップの課題である「採用/組織開発」にフォーカスし、スタートアップカルチャーを形成するための学びと知見をシェアしていくプロジェクトとしてスタートしました。様々な業界から有志メンバーが参加し、スタートアップエコシステム構築に重要な人材流動性を高めるための「働きやすい組織」「働きがいのある会社」を今以上に増やしていくことを目指し、経営・HR人材の育成および、より実践的な組織開発ナレッジの発信を行っています。
一般社団法人 スタートアップエコシステム協会
スタートアップエコシステム協会では、様々なスタートアップを支援する組織が中心となり、スタートアップ支援に関わる情報集約と国内外の情報発信をするとともに支援者同士の連携を促進し、スタートアップが適時に適切な支援を受けることができる環境を整えて行きます。加えて、民間主導かつ中立的な立場で、行政機関へスタートアップエコシステムに関する情報提供や政策提言を行い、起業家を育成する教育機関の支援を行うことで、スタートアップの創出や成長が行われる環境を中長期的に構築していきます。また、海外のスタートアップやスタートアップ関連機関にとっての日本の窓口となるとともに、スタートアップエコシステムの情報を発信することで、日本への進出を支援し、日本のスタートアップエコシステムのグローバル化を目指します。
Almoha LLC
Almoha LLCは、a little more happyをミッションに、はたらく時間をもっと楽しいものにし、周りの人たちを今より少しでも幸せにしたいという想いと共に創業しました。楽しくはたらき大きな成果を挙げるには、一人ひとりが仲間と連携しながら自律的に行動することが欠かせません。そうした「自律型組織」をつくるため、人材データマネジメントを民主化し、誰もが人材データを有効に活用できる環境を提供します。人事システムの開発や、組織カルチャー診断の提供、それらを活用した組織コンサルティングを手掛けています。
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