グリーンアルミを使用したアルミ缶飲料缶でCO2排出量を25%削減【共同プロジェクト】

大和製罐株式会社

総合容器メーカー、大和製罐株式会社(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:山口裕久)は、気候変動への対応と持続的な資源循環型社会の実現を目指し、サントリーホールディングス株式会社、株式会社神戸製鋼所、住商メタレックス株式会社、住友商事株式会社と共同で、2024年1月30日発売予定の「ザ・プレミアム・モルツ (サステナブルアルミ)」にグリーンアルミ(※1)を使用したアルミ缶と蓋の供給を開始致します。

缶胴と蓋に水力発電で作られたCO2の少ないグリーンアルミを使用することで通常のアルミ缶(※2)よりCO2の排出量を約25%削減しました。尚、本件については当社に対して第三者の公平・中立的な立場からDNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン(株)がスキームの検証と妥当性の確認を実施しています 。

当社は2030年までにScope1,2を45%、Scope3を30%削減(2015年度基準)する目標を掲げており、今後も最適な素材・工程・輸送の追求や製品・サービスの開発、及びステークホルダーとの協業を通じて目標達成に努めて参ります。

※1:再生可能エネルギーによりCO2排出量を抑制して製造されたアルミニウム ※2:日本アルミニウム協会 飲料用アルミニウム缶のインベントリ調査報告書(2023年7月)にて公開されている350mlアルミニウム缶


  • 5社共同ニュースリリース

住友商事(株)、住商メタレックス(株)、(株)神戸製鋼所、大和製罐(株)、サントリーグループの5社は、業界を超えた連携により、グリーンアルミ※1をマスバランス方式※2により割り当てた缶を共同で企画・製造しました。今回製造した缶は、通常のアルミ缶※3と比較してCO2排出量を25%削減すること※4ができます。また、「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドにて1月30日(火)から全国で数量限定新発売される「同(サステナブルアルミ)」での採用が決定しました。

※1:再生可能エネルギーによりCO2排出を抑制して製造したアルミニウム ※2:特性の異なる原料が混合される場合に、ある特性を持つ原料の投入量に応じて生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法 ※3:日本アルミニウム協会 飲料用アルミニウム缶のインベントリ調査報告書(2023年7月)にて公開されている350mlアルミニウム缶 ※4:DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン(株)により、第三者の公平・中立的な立場からスキームの検証と妥当性を確認しています


今回、住商メタレックス(株)によるサプライチェーン全体のマネジメントのもと、住友商事(株)が調達したグリーンアルミ原料をもとに(株)神戸製鋼所がアルミ缶製造用のアルミ板を製造し、大和製罐(株)がアルミ缶・蓋を製造。サントリーグループが「ザ・プレミアム・モルツ(サステナブルアルミ)」として商品化のうえ発売します(1月30日(火)から全国で数量限定新発売、https://www.suntory.co.jp/beer/thepremiummalts/sustainable/参照)。


■住友商事グループは、「気候変動緩和」を重要社会課題の一つに定め、2050年のカーボンニュートラル化を目指し、持続可能なエネルギーサイクルの実現に挑戦しています。風力・水力発電などの再生可能エネルギー供給拡大や、リサイクル・省資源型の技術や商品への転換による循環経済の構築など脱炭素化に資するさまざまな事業に多角的に取り組んでいます。

■(株)神戸製鋼所は、2021年5月に発表したKOBELCOグループ中期経営計画(2021~2023年度)の中で、2050年ビジョンとして、生産プロセスにおいては「カーボンニュートラルへ挑戦し、達成を目指す」こと、また技術・製品・サービスによるCO2排出削減貢献は「1億トン以上」を掲げています。KOBELCOならではの多様な事業・技術・人材のかけ算により、CO2削減をはじめとした社会課題の解決に挑み、ステークホルダーの皆さまにとって「かけがえのない存在」であり続けることを目指しています。

■大和製罐(株)は、環境理念として、地球環境の保全を最優先に位置付けています。企業活動と環境への配慮を両立し、容器メーカーとしての成長を続けながら、積極的に環境課題に取り組んで社会に貢献し続けて参ります。気候変動への対応はマテリアリティー(重要課題)として位置付けし、2030年迄にScope1,2を45%削減(2015年度基準)、Scope3を30%削減(2015年度基準)する目標を掲げています。今後も温室効果ガス排出量の削減にあたっては最適な素材・工程・輸送の追求や製品・サービスの開発、又、ステークホルダーとの協業を通じて目標達成に努めてまいります。

■サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」を企業理念に掲げています。気候変動については2030年までにGHG排出量を自社拠点で50%削減※5、バリューチェーン全体で30%削減※5する「環境目標2030」を掲げてさまざまな取り組みをグローバルに進めています。主要な容器・包装については、商品設計から輸送、消費後のリサイクルまで、商品のライフサイクル全体での環境配慮を実践し、ペットボトルにおいては当社独自の「2R+B(Reduce・Recycle+Bio)」戦略や「プラスチック基本方針」に基づき、循環型かつ脱炭素社会の実現に努めています。

※5:2019年の排出量を基準とする


今後も、業界を超えた連携について可能性を模索し、脱炭素社会・循環型社会の実現に向けてさまざまな取り組みを進めていきます。

  • 住友商事(株)・住商メタレックス(株) コメント

住友商事グループが長年向き合ってきたアルミニウム関連ビジネスにおいて、社会課題の解決に資する取り組みをこの5社で実現できることを大変嬉しく思います。住友商事グループは「気候変動緩和」を重要社会課題の一つに定め、今後も脱炭素化に貢献するさまざまな事業に多角的に取り組んでまいります。

  •  (株)神戸製鋼所 コメント

今回の取り組みを5社協働で実現できたことを大変喜ばしく思います。当社は今後も「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指してまいります。

  • 大和製罐(株) コメント

今回の5社協働取り組みに参画ができ、大変嬉しく思います。今後も、豊かな地球環境を未来へ繋ぐ取り組みにチャレンジし、“人と自然が共存する社会”の実現を目指してまいります。

  • サントリーホールディングス(株) コメント

アルミ缶のバリューチェーンにおけるGHG排出削減の取り組みを、5社で実現できたことを大変嬉しく思っています。今後もあらゆるバリューチェーンの皆様と連携しながら、GHG削減に向けさまざまな取り組みを進めていきます。



  • 大和製罐株式会社について

「大和製罐は、容器メーカーとして、社会のために貢献する」を基本理念とし、食品・飲料向け金属容器、化粧品・日用品向けチューブやポンプなどのプラスチック容器を提供しています。あわせて、お客様のコンセプトに適した飲料開発の支援、容器やデザインの提供、委託充填先や設備の紹介など容器に関わるサービスを提供しています。

  • 会社概要

社名:大和製罐株式会社

本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号

代表取締役:山口 裕久

事業内容:各種缶詰用空缶(ビール・ジュース・コーヒー・炭酸などの各種飲料、魚介、果物等)の製造販売

化粧品・食品用プラスチック容器及び金属容器・キャップ類などの各種容器の製造販売

容器製造システム及びプラントの研究・開発・設計

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

大和製罐株式会社

5フォロワー

RSS
URL
https://www.daiwa-can.co.jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー9階
電話番号
03-6212-9700
代表者名
山口裕久
上場
未上場
資本金
24億円
設立
1939年05月