築古マンションの長寿命化に“配管再生”という選択肢 壁を壊さず、工期・コスト・居住者負担を抑える特許技術

「R&R 建築再生展」で公開(12/9〜12/11@東京ビッグサイト)

株式会社P・C・Gテクニカ

 給排水管再生事業を専門に行う株式会社 P・C・G テクニカ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:藤井 要) は、2025 年 12 月9日(火)~11日(木)、東京ビッグサイトで開催される「R&R建築再生展」に出展し、建物の 配管を壊さず再生する特許技術『FRPライニング工法』を紹介します。

 従来、建物内の配管が老朽化した場合、壁や床を解体する大規模な更新工事が必要でした。しかし当工法は、配管 の一部分から特殊な樹脂を流し入れ固めることによって、壁を壊さず施工が可能です。これにより、工期短縮・コスト削減・ 騒音や粉塵の大幅削減・環境保全を実現させています。

▲腐食した建物内の配管 
▲断裂した建物内の配管

■「漏水・責任範囲・高額費用」…管理組合が抱える三つの課題

 老朽化マンションの管理組合にとって、配管劣化への対策は喫緊の課題です。築古マンションが急増する中、給排水管の腐食やピンホールによる漏水トラブルのリスクが高まっており、管理組合は以下の三つの課題に直面しています。

課題1:配管老朽化による漏水リスクの急増

 昭和40年代半ばまで主流だった亜鉛めっき鋼管は、経年劣化により内部から腐食が進行します。特に全住戸の排水が流れる共用排水立管(縦管)は負荷が大きく、漏水リスクが急増します。

課題2:責任範囲の不明確さと費用負担の問題

 漏水発生時、共用部分(管理組合責任)か専有部分(区分所有者責任)かの判断が困難なケースが多いです。また原因調査費用、下階・隣戸への損害賠償、復旧工事費などが発生し、マンション管理の財政を大きく圧迫します。

課題3:工事負担の大きさと合意形成の困難

 従来の配管更新工事は壁や床の解体を伴うため、騒音や粉塵、長期間の断水・排水制限、高齢居住者の仮住まい負担などが発生します。これらの負担に対する住民の合意形成が進まず、必要な対策が先送りされるケースが少なくありません。さらに、マンション総合保険では配管自体の経年劣化による損害は補償対象外となることが多く、リスクは管理組合に集中しがちです。

【参考】国土交通省:マンション総合対策モデル事業「 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001912177.pdf

■建物を壊さず延命、住みながら施工できる『FRPライニング工法』とは?

 それらを解消するのが、当社が開発した『FRPライニング工法』です。本工法は、既存配管の内側に特殊クロスと樹脂を用いて新たなパイプを内部形成する特許技術です。壁を壊さず施工できるため、居住者の退去が不要で工期短縮・コスト抑制・廃材削減が可能で、公共施設・団地・病院など幅広く採用されています。

『FRPライニング工法』の6つの特徴

① 既存配管内に新パイプを形成し、壁を壊さず施工できる6つの特許工法

② 廃材削減・工期短縮・コスト抑制を同時に実現し、居住者負担を最小限に抑えることが可能

③ 中間階への入室不要で、施工は最上階と最下階のみ、断水時間も短い

④ 穴あきやひび割れ配管を再生し、建物自体の構造強度と耐震性を向上させるため防災にも寄与

⑤ 公共下水道にも応用可能で、官民問わず採用される信頼性の高い技術

⑥ 2012年には愛知環境賞・名古屋市長賞を受賞

▲FRPライニング工法の工事手順 
 ▲実際の工事現場(一部分の配管から樹脂を流し入れ

■見どころは、劣化配管例と工事風景動画!サンプル管や機材紹介も

 展示会ブースでは、実際に再生工事を行った配管のサンプルをご用意しています。また、実際の施工現場の臨場感を伝えるデモンストレーション動画や、使用する機材の紹介を通して、工法への理解を深めていただけます。当社社員がブース内に常駐しているので、工法や工事内容についてのご質問だけでなく、ビルやマンションの状況に合わせたご相談、さらには具体的な施工事例(築年数、規模、費用感、作業日数など)についても詳しくご案内いたします。この機会に、当社の画期的な技術がどのように社会のインフラ老朽化問題、特に夏季に顕在化する排水管の課題を解決するのか、ぜひ当社ブースで直接ご確認ください。 

▲展示中のサンプル管
▲デモンストレーション動画公開中 

■代表取締役 藤井 要(ふじい かなめ)コメント

「日本のマンションは今、築古化という大きな課題に直面しています。特に、建物の『血管』とも言える給排水管の老朽化は深刻で、いつ発生するかもしれない漏水事故に、多くの管理組合様が不安を抱えています。従来の“配管をすべて交換する”という大規模な更新工事は、費用も工期も膨大で、居住者の皆様への負担も計り知れません。

FRPライニング工法の特性を活かした高い耐久性・耐震性は、大切な資産であるマンションの価値を長期的に維持向上させます。また、廃棄物を大幅に削減する環境負荷低減効果も、SDGsが叫ばれる現代において重要な意義を持つと自負しております。今回の展示会では、模型や映像を交えながら、私たちの技術がいかにしてマンションの未来を守るかを分かりやすくご紹介いたします。配管の老朽化にお悩みの管理組合様、管理会社様、そして建設業界の皆様、ぜひ弊社ブースへお立ち寄りください。」

▲2代目代表の藤井

<開催概要>

展示会名:R&R建築再生展

日時:2025年12月9日(火)~11日(木)10:00~17:00(最終日は16:30まで)

会場:東京ビッグサイト 東8ホール

展示内容:FRPライニング工法の施工サンプル、環境負荷削減効果の紹介、マンション・団地での事例解説

公式HP: https://rrshow.jp/2025/

※記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

<株式会社P・C・Gテクニカについて>

1964年設立。PCGは、Pipe Clean Guarantee の略であり、配管をきれいにする会社として、給排水管の更生工事を主軸にしております。SDGsの考えに賛同しており、持続可能な社会の実現を目指しSDGsの活動を支援しております。                                                                  

【会社概要】

名称:株式会社 P・C・Gテクニカ

代表取締役社長 :藤井 要

本社所在地:愛知県名古屋市天白区原1丁目1204番地 P・C・Gビル

TEL :052-804-0081

創業:1964年(昭和39)3月24日

資本金:9,800万円(グループ連結1億4,800万円)

事業内容:特許工法を用いたマンションやビルの給排水管更生工事全般

特許番号:保有特許:配管内壁のライニング方法(特許第6039855号)、配管ライニング装置および方法(特許第5236119号)、遠心式配管ライニング方法(特許第5145478号)など、配管ライニング関連で計6件取得

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会社概要

株式会社P・C・Gテクニカ

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URL
http://www.pcgtexas.co.jp
業種
建設業
本社所在地
愛知県名古屋市天白区原1-1204
電話番号
052-804-0081
代表者名
藤井 要
上場
未上場
資本金
9800万円
設立
1964年03月