【不動産投資初心者が抱える不安とは？】投資前、6割以上が感じた最大のハードルは「専門知識の習得」　一方で、始める前より「良いギャップがあった」の声も

〜不動産投資初心者が求める理想的なサポート体制が明らかに〜

エターナル株式会社

2025年6月25日 11時00分

　エターナル株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役：近野貴行、以下：エターナル）は、不動産投資開始から1年未満の初心者投資家111名を対象に、不動産投資初心者の不安に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01｜不動産投資開始前のハードル、「専門知識の習得」が64.0%で最多
02｜66.7%が、不動産投資を実際に始めて「良いギャップがあった」と回答、一方で、84.7%が、現在も不動産投資に対して不安を実感
03｜不動産投資初心者向けのサポートとして、「収益シミュレーション作成」（54.1%）や「物件の動画内覧サービス」（42.3%）を求める声

■調査概要

調査名称：不動産投資初心者の不安に関する実態調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2025年6月17日〜同年6月18日
有効回答：不動産投資開始から1年未満の初心者投資家111名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

■不動産投資開始前のハードル、「専門知識の習得」が64.0%で最多

　「Q1.あなたが不動産投資を始める前に、ハードルとなっていたことがあれば教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「専門知識の習得」が64.0%、「信頼できるパートナーの確保」が48.6%、「初期資金の調達」が37.8%という回答となりました。

専門知識の習得：64.0%
信頼できるパートナーの確保：48.6%
初期資金の調達：37.8%
適切な物件の選定：34.2%
購入・運用・管理など多岐にわたる手続き：16.2%
その他：0.0%
特にない：2.7%
わからない/答えられない：2.7%

■安心して不動産投資を進めるために欲しかった情報、第1位「地域の将来性に関する情報」

　Q1で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.あなたは、不動産投資を始める際にどのような情報があれば、安心して不動産投資を進められましたか。（複数回答）」（n=105）と質問したところ、「地域の将来性に関する情報」が63.8%、「不動産投資のリスクと対策」が45.7%、「物件の収益性に関する情報」が37.1%という回答となりました。

地域の将来性に関する情報：63.8%
不動産投資のリスクと対策：45.7%
物件の収益性に関する情報：37.1%
初心者向けの基礎知識：34.3%
成功事例・失敗事例：32.4%
税制優遇に関する情報：20.0%
融資・ローンの基礎知識：13.3%
管理・運営方法：11.4%
その他：0.0%
特にない：0.0%
わからない/答えられない：0.0%

■「家賃保証制度」や「相場価格」などを求める声も

　Q2で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、不動産投資を始める際にあったら安心できると思う情報があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=105）と質問したところ、「家賃保証制度」や「相場価格」など32の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

借地借家法。
家賃保証制度。
しっかりした保証など。
相場価格。
値段の公開。
利益率。
低金利。

■不動産投資に関する情報収集のため、約半数が「YouTube・動画コンテンツ」「インターネット・Webサイト」「書籍・雑誌」を活用

　「Q4.あなたが不動産投資に関する情報収集で活用している情報源を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「YouTube・動画コンテンツ」が49.5%、「インターネット・Webサイト」が48.6%、「書籍・雑誌」が46.8%という回答となりました。

YouTube・動画コンテンツ：49.5%
インターネット・Webサイト：48.6%
書籍・雑誌：46.8%
ファイナンシャルプランナーへの相談：32.4%
セミナー・勉強会：30.6%
ブログ・個人サイト：27.0%
知人・友人からの情報：18.9%
SNS：11.7%
その他：0.0%
特にない：0.9%
わからない/答えられない：1.8%

■66.7%が、不動産投資を実際に始めてみて、実施前のイメージと比べて「良いギャップがあった」と回答

　「Q5.不動産投資を実際に始めてみて、実施前のイメージと比べて、総合的にどのようなギャップがありましたか。」（n=111）と質問したところ、「かなり良いギャップがあった」が18.0%、「やや良いギャップがあった」が48.7%という回答となりました。

かなり良いギャップがあった：18.0%
やや良いギャップがあった：48.7%
特にギャップはなかった：23.4%
やや悪いギャップがあった：4.5%
かなり悪いギャップがあった：0.9%
わからない/答えられない：4.5%

■具体的なギャップ、「想定よりも物件の資産価値が上昇した」が70.3%にのぼる

　Q5で「かなり良いギャップがあった」「やや良いギャップがあった」と回答した方に、「Q6.具体的に、どのように良いギャップがありましたか。（複数回答）」（n=74）と質問したところ、「想定よりも物件の資産価値が上昇した」が70.3%、「金融機関から想定より良い条件で融資を受けられた」が37.8%、「思ったよりも早く投資回収の目途が立った」が32.4%という回答となりました。

想定よりも物件の資産価値が上昇した：70.3%
金融機関から想定より良い条件で融資を受けられた：37.8%
思ったよりも早く投資回収の目途が立った：32.4%
想定よりも高い家賃収入が得られた：29.7%
物件の管理に思ったより手間や時間がかからなかった：23.0%
不動産や経済に関する実践的な知識が身についた：16.2%
投資家仲間や専門家との人脈が広がった：10.8%
その他：0.0%
わからない/答えられない：0.0%

■84.7%が、現在も不動産投資に対して不安を実感

　「Q7.あなたは現在、不動産投資に対して不安を感じますか。」（n=111）と質問したところ、「かなり感じている」が26.1%、「やや感じている」が58.6%という回答となりました。

かなり感じている：26.1%
やや感じている：58.6%
あまり感じていない：10.8%
全く感じていない：2.7%
わからない/答えられない：1.8%

■具体的な不安、「良い物件を見極められない不安」や「不動産市場の将来性への不安」が上位

　Q7で「かなり感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q8.不動産投資に対して、具体的にどのような不安を感じていますか。（複数回答）」（n=94）と質問したところ、「良い物件を見極められない不安」が60.6%、「不動産市場の将来性への不安」が41.5%、「大きな金額を投資して失敗する不安」が37.2%という回答となりました。

良い物件を見極められない不安：60.6%
不動産市場の将来性への不安：41.5%
大きな金額を投資して失敗する不安：37.2%
空室が続いて収入がない不安：33.0%
金利が上がって返済負担が増える不安：31.9%
修繕費や管理費などの予期しない出費への不安：16.0%
税金や法律の知識不足への不安：11.7%
その他：0.0%
わからない/答えられない：0.0%

■「固定資産の税金が高い」や「買い手がいるか」などの不安も

　Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、不動産投資に対して感じている不安があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=94）と質問したところ、「固定資産の税金が高い」や「買い手がいるか」など24の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

固定資産の税金が高い。
買い手がいるか。

■不動産投資初心者向けのサポートとして、「収益シミュレーション作成」や「物件の動画内覧サービス」を求める声

　「Q10.あなたは、不動産投資初心者向けに、どのようなサポートやサービスがあると良いと思いますか。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「収益シミュレーション作成」が54.1%、「物件の動画内覧サービス」が42.3%、「ローン・借換相談サービス」が29.7%という回答となりました。

収益シミュレーション作成：54.1%
物件の動画内覧サービス：42.3%
ローン・借換相談サービス：29.7%
オーダーメイドの資産運用プラン提案：28.8%
購入後のアフターフォロー：24.3%
物件管理・メンテナンスサービス：24.3%
税理士・弁護士などの専門家紹介：16.2%
ライフプラン全体を考慮したコンサルティング：9.0%
初心者向けセミナー・勉強会：7.2%
その他：0.0%
わからない/答えられない：5.4%

■まとめ

　今回は、不動産投資開始から1年未満の初心者投資家111名を対象に、不動産投資初心者の不安に関する実態調査を実施しました。

　まず、不動産投資開始前のハードルとしては、「専門知識の習得」が64.0%で最も多く、安心して不動産投資を進めるために欲しかった情報では、「地域の将来性に関する情報」（63.8%）や「不動産投資のリスクと対策」（45.7%）が上位になりました。また、66.7%が、不動産投資を実際に始めて「良いギャップがあった」と回答し、うち70.3%が「想定よりも物件の資産価値が上昇した」ことを挙げています。一方で、84.7%が、現在も不動産投資に対して不安を抱えており、「良い物件を見極められない不安」（60.6%）や「不動産市場の将来性への不安」（41.5%）を感じていることがわかりました。最後に、不動産投資初心者向けのサポートとしては、「収益シミュレーション作成」（54.1%）や「物件の動画内覧サービス」（42.3%）が求められています。

　今回の調査では、不動産投資初心者が抱える課題の全体像が明らかになりました。不動産投資への関心が高まる一方で、専門知識の不足や物件選びの不安など、投資を実行するまでの心理的ハードルが依然として高いことが浮き彫りとなっています。特に注目すべきは、投資を開始した後も不安を抱え続ける初心者が多く存在するという点です。こうした課題を解決するためには、投資前の知識習得だけでなく、投資後の継続的なフォローまでを視野に入れた、初心者の成長段階に応じた包括的なサポート体制の構築が不可欠でしょう。

■エターナル代表近野貴行からのコメント

　今回の調査で明らかになったように、不動産投資初心者の多くは投資開始前に「専門知識の習得」（64.0%）を最大のハードルとして感じており、「地域の将来性に関する情報」（63.8%）や「不動産投資のリスクと対策」（45.7%）といった包括的な情報を求めています。一方で、実際に投資を開始した方の66.7%が「良いギャップがあった」と回答しており、うち70.3%が「想定よりも物件の資産価値が上昇した」と答えていることは、適切な知識とサポートがあれば不動産投資で成功できることを示しています。

　しかしながら、投資開始後も84.7%の方が不安を感じ続けているという結果は、業界全体で真摯に受け止めるべき課題です。特に「良い物件を見極められない不安」（60.6%）や「不動産市場の将来性への不安」（41.5%）が上位に挙がっていることから、単発的な情報提供ではなく、継続的な学習機会とサポート体制の充実が不可欠であることがわかります。

　近年、不動産投資に関する情報はYouTubeやインターネットで手軽に入手できるようになりましたが、その情報の質や信頼性にはばらつきがあります。初心者の方が「収益シミュレーション作成」（54.1%）や「物件の動画内覧サービス」（42.3%）を求めているのは、より具体的で実践的なサポートを必要としているからです。表面的な利回りの数字だけでなく、空室リスクや修繕費、管理費、税金などを含めた実質的なキャッシュフローをしっかりと把握し、複数のシナリオを想定した投資判断を行うことが成功の鍵となります。

　エターナルでは、お客様の不安を解消し、長期的な資産形成を支援するため、投資前の丁寧なコンサルティングから投資後のアフターフォローまで、一貫したサポート体制を構築しています。特に初心者の方には、物件の収益性だけでなく、地域の人口動態や将来の開発計画、交通アクセスの変化など、長期的な視点での価値判断に必要な情報を詳細に提供し、お客様ご自身が納得して投資判断を行えるよう支援しています。

　不動産投資は「一度始めれば安心」ではありません。市場環境の変化や物件の状況に応じて、適切な対応を継続的に行う必要があります。エターナルは今後も、お客様一人ひとりのライフプランに寄り添い、不動産投資を通じた資産形成を長期的にサポートするパートナーとして、業界のスタンダードを高めていく責任があると考えています。不動産投資をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。リスクも含めた透明性の高い情報提供と、お客様の将来を見据えた最適な投資戦略をご提案いたします。