Voice Agent基盤のRecho、Zendesk トップパートナーのエクレクトとパートナーシップ締結

~Voice AI Agent構築技術とシステム統合力の融合で、コンタクトセンター領域の包括的な変革を加速~

株式会社Recho

Voice AI Agentを簡単に構築できる基盤「Recho Voice AI Platform」を開発する株式会社Recho(読み方:レコー、本社:東京都中央区、代表取締役:邱 実)は、CXソリューションカンパニーである株式会社エクレクト(東京都世田谷区、代表取締役:辻本真大、以下エクレクト)と業務提携を締結しました。


1.5兆円規模のコンタクトセンター市場で進む構造変革

デジタルチャネルが多様化した現在でも、企業の顧客接点において電話は不可欠な役割を担っています。チャットやメール、アプリでは対応しきれない複雑な問い合わせ、緊急性の高い相談、感情的な配慮が必要な場面では、音声による対話が最も効果的なコミュニケーション手段として選ばれ続けています。

実際、国内のコンタクトセンター関連市場は1.5兆円を超える規模を維持。しかし、この市場は運営コストの70-80%を人件費が占める労働集約的な構造となっています。労働人口の減少により人材確保は年々困難になり、採用難は深刻化。一方で、顧客はより迅速で質の高い対応を求めるようになっています。

この構造的な課題に対し、生成AI技術の進化により「Voice AI Agent」という新たなソリューションに期待が集まっています。人手不足の解消と顧客体験の向上という、これまでトレードオフの関係にあった2つの課題を同時に解決し、24時間365日、人間のオペレーターと同等の対応品質を維持しながら、通話後の要約作成やCRMへの自動入力といった後処理業務まで自律的に完遂。オペレーターはより創造的で付加価値の高い業務に集中できるようになります。

人間のオペレーターが行ってきた状況判断、適切な情報収集、システム連携、柔軟な対応といった高度な業務を、Agentが自律的に遂行。すでに様々な業界で、架電・受電双方の実業務での活用が始まっています。


Voice AI技術の導入を阻む2つの壁

Voice AI Agentへの期待が高まる一方で、実際の導入には依然として高い壁が存在します

  • 技術的な壁

    業界特有の対話パターンの実装日本語の複雑な表現や「間」の再現

    実業務レベルの音声品質の実現

  • システム・業務統合の壁

    既存システム(CRM、CTI、PBX等)との複雑な連携セキュリティ要件を満たす安定運用

    現場への導入・定着化プロセス

多くの企業にとって、これらの技術的課題を自社だけで解決することは困難であり、Voice AI Agentの実用化を阻む大きな壁となっています。

提携の意義と提供価値

RechoのVoice AIとエクレクトのシステム統合力の組み合わせにより、これらの課題を解決し、Voice AI Agentへの期待を現実のものとします:

  • 業務に即したVoice AI Agentの構築 

    RechoのVoice AI Platform上で、各企業の業務フローや対話スタイルに合わせたカスタマイズを実施。企業固有の対話品質を維持したまま、音声による業務自動化を実現します。

  • 既存システムとのシームレスな連携

    エクレクトの豊富な統合経験により、Zendeskをはじめとする既存のカスタマーサポートシステムとの連携を確実に実装。業務の継続性を保ちながら、段階的な自動化を推進します。

  • 実装から運用定着までの一貫支援 

    技術導入だけでなく、現場での活用方法の設計、効果測定、継続的な改善まで、両社が連携してサポート。Voice AI Agentを「使ってみたい技術」から「実際に使える技術」へと進化させます。

今後の展開

両社は、現在進行中の複数のプロジェクトを通じて、Voice AI AgentにとどまらずCX領域のソリューションの幅を広げています。

エクレクトの持つ750社超の顧客基盤と業界知見を活かし、Voice AI Agentの対応範囲を段階的に拡大。将来的には、システム基盤、AI Agent、そして人によるオペレーションを最適に組み合わせた統合的なCXソリューションの提供を目指します。

Voice AI Agentの普及に伴い、オペレーターの役割も進化していくと考えています。定型的な業務をAI Agentが担うことで、人はAI Agentの監視・評価、対話品質の向上支援、複雑な案件への対応など、より高度で創造的な業務にシフトしていくでしょう。企業のニーズに応じて、これらを最適な形で組み合わせることで、効率性と顧客満足度を両立させた次世代のカスタマーサービスの実現を支援してまいります。

また、Rechoは本提携を皮切りに、Voice AI技術の社会実装を加速させるパートナーエコシステムの構築を推進。エクレクトとの成功事例を基に、パートナーエコシステムを拡大し、より多くの企業にVoice AI Agentの価値を届けてまいります。

代表者コメント

株式会社エクレクト 代表取締役 辻本真大 

CX領域で確かな実績を積み重ねてきた経験から、RechoのVoice AI技術は日本のCX領域を変革するソリューションだと確信しています。当社の導入ノウハウとRechoの革新的な技術を掛け合わせることで、お客様に本当に価値あるソリューションをお届けできると考えています。経営陣をはじめ、技術者の情熱と誠実な姿勢にも感銘を受けており、共に新しい価値を創造していけることを楽しみにしています。


株式会社Recho代表取締役 邱 実 

エクレクトは、CX領域における重要なパートナーです。技術と実装の両面で相互に補完し合える関係であり、このタイミングでご一緒できることを幸運に思います。事業面での相性はもちろん、顧客価値を第一に考える姿勢や、テクノロジーで社会をより良くしていこうという想いにも深く共感しています。共に日本のカスタマーサービスの未来を創っていけることを心から楽しみにしています。

各社概要

株式会社エクレクトについて

エクレクトは、CXソリューションカンパニーです。750社を超える豊富な支援実績による知見とノウハウを元に、CX向上およびEX向上につながるサービスをトータルで提供しています。また、カスタマーサポートプラットフォーム「Zendesk」の販売代理および導入支援では、APAC NO.1の実績が評価され「Partner of the Year」を5年連続受賞しています。AWSや各種AIエンジンなどさまざまな外部システムとの連携開発をはじめ、システム設計から実装・運用まで、トータルで支援します。

 広島西日本本社:広島県広島市南区段原南1-3-53 広島イーストビル18F

東京本社:東京都世田谷区北沢2-36-9 ベル下北沢3F

代表取締役社長:辻本 真大

URL:https://eclect.co.jp/

株式会社Rechoについて

「Your 2nd Voice」というコンセプトのもと、Voice Agent構築基盤「Recho Voice AI Platform」を開発・提供。モデルの開発から技術基盤の提供、導入、運用まで一気通貫で提供し、実業務で活躍するVoice Agentを実現。自社のVoice Agentを簡単に構築できるようになることで、音声によるコミュニケーションの可能性を解き放ち、すべての人がもっと豊かにつながる社会を目指します。

本社:〒104-0053 東京都中央区晴海3丁目10-1 Daiwa晴海ビル 2F

代表取締役社長:邱 実

主要事業:音声AI Agent構築基盤「Recho Voice AI Platform」の開発・提供及びVoice Agentの導入・運用支援

URL:https://recho-ai.com

採用情報

Rechoでは音声 AIの未来を共に創るメンバーを募集しています。基盤開発からPoC/プロジェクトのデリバリーまで音声コミュニケーションの新たな可能性に挑戦したい方のご応募をお待ちしています。

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現在、コールセンター業務/音声業務の自動化をご検討中の企業さま向けに、「Recho Voice AI Platform」のデモンストレーションや個別相談を随時受け付けております。詳細やご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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会社概要

株式会社Recho

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URL
https://recho-ai.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区晴海3-10-1 Daiwa晴海ビル2F
電話番号
-
代表者名
邱 実
上場
未上場
資本金
2600万円
設立
2021年12月