【試験導入】JAレーク滋賀、AI活用で営農指導力を強化。指導員不足解消へ
生産現場の変化に迅速に対応。JAの営農指導がより身近に!

JAレーク滋賀(代表理事理事長:木村 義典)は、JA営農指導力の維持・強化および職員間の指導力平準化を図るため、農業経営情報プラットフォームAgriweBの『栽培アシストAI』を試験導入することとなりましたのでお知らせいたします。
2025年6月30日、JAレーク滋賀大津市総務本部にて、JAレーク滋賀、株式会社きゅうりトマトなすび(代表取締役:佐々木 祐介)、株式会社AgriweB(代表取締役COO:竹谷 悠佑)の3者が会談し、試験導入に合意いたしました。
『栽培アシストAI』
株式会社きゅうりトマトなすびが開発し、株式会社AgriweBが提供している24時間栽培相談に対応可能なAI。病変部の写真アップロードによる病害虫診断、日本語を含む5か国語対応機能等を有し、栽培品目・地域に応じた回答が可能。
試験導入の背景
近年、国内他産業の例に漏れず、JA営農指導の現場においても人手不足が叫ばれています。加えて、夏場の猛烈な高温などに代表される異常気象に端を発し、各地域において過去経験したことのない農作物の生育障害や病害虫が発生するなど、営農指導を取り巻く環境は年々厳しさを増してきています。
今回の栽培アシストAIの試験導入は、営農指導員が刻々と変化する状況に迅速に対応していくために、情報収集時間を短縮するほか、指導員間の情報共有(質問履歴は保存可能)、現地に赴くことが困難な場合の遠隔地指導(組合員より画像を受領したうえでの病害虫診断等が可能)、外国人材とのコミュニケーション(5か国語に対応し翻訳が可能)等にも活用し、困難さを増すなかでも営農指導力の維持・強化を図ることを目指すものです。
ノウハウの伝承・指導力平準化にも挑戦
『栽培アシストAI』は、データを追加投入することによるカスタマイズも可能。各地域・JAが保有するデータ投入により、人事異動等の際にもTAC指導員のノウハウが平準化されることも目的に掲げております。
栽培アシストAIについて
24時間365日、品目や地域に応じた実践的なアドバイスを行う対話型AIサービス。
✓病害虫画像診断
✓AIチャットによる栽培相談(24時間対応)
✓栽培品目・地域に応じたアドバイスの最適化
✓言語選択・翻訳(日本語、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語)
✓画像付きチャット履歴の保存・お気に入り登録
✓目的に応じて回答が最適化されたレベル選択
(マスター:営農指導員、エキスパート:プロ農家、ビギナー:家庭菜園・貸農園)

経営アシストAI&チャットも試験導入
今回の試験導入においては、生産面では栽培アシストAIを導入する一方、経営面についても、他の相談者の類似質問表示機能を有する経営アシストAI、そして資金調達・資金計画策定・販路拡大など各分野の専門家にチャット相談可能な経営アシストチャットも試験導入することとしております。生産から経営まで一貫した支援の実現にも挑戦していきます。
今後の展望
日常業務はもちろんのこと、新技術とその運用を通じても国内一次産業の発展を目指すとの理念のもと、試験導入後の現場の声・フィードバックを踏まえ、利便性向上を図っていくこととしています。
また、機能面のみならず、運用面についても改善を図り、JA営農指導部門以外の職員も活用可能なAIを目指すなど、次世代の営農指導体制を構築していくことを目指してまいります。
■ 組織概要
レーク滋賀農業協同組合(JAレーク滋賀)
総務本部:滋賀県大津市打出浜14番1号
設立日:2021年4月1日
代表者:代表理事理事長 木村 義典
株式会社きゅうりトマトなすび(CTE, Inc.)
所在地:東京都文京区本郷5-1-11 KII HOUSE202
代表者:佐々木 佑介
設立:2023年7月
事業内容:一次産業に関連するAIソフトウェア開発、DXコンサルティング、研究開発など
株式会社AgriweB
本社:東京都江東区豊洲3-2-24(農林中央金庫グループ)
設立日:2025年1月7日
資本金:30百万円(2025年4月現在)
代表者: 代表取締役CEO 長堀 俊允、代表取締役COO 竹谷 悠佑
URL:https://www.agriweb.jp
事業内容:AgriweBの運営
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社AgriweB
担当 :長堀、竹谷
TEL :070-6524-8952
E-mail:contact@agriweb.jp
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