【岩手県陸前高田】地域の未来を変える挑戦が、若者の人生を変える。 参加者累計1,400名超。「人生が変わる1週間」に挑戦する大学生集まれ!

ChangeMakerStudyProgram 2026年春 募集開始

認定特定非営利活動法人SET

—— 「お客様」卒業。地域と本気で関わる“関係人口”の入口がここに ——
 東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市を拠点に、若者と地域の協働事業を展開する認定特定非営利活動法人SET(本部:陸前高田市、理事長:三井俊介)は、2013年より実施している大学生向け地域協働プログラム「ChangeMakerStudyProgram(以下、CMSP)」の2026年春開催分の募集を開始いたしました。「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「損得」が重視され、孤独・孤立が社会問題化する現代の都市部。CMSPは、そんな時代に逆行するかのような「泥臭い人間関係」と「正解のないまちづくり」に全力で挑むプログラムです。10年以上続くこのプログラムが提供するのは、「被災地支援」「地方創生」という枠を超えた、「自己変容」と「第2のふるさと」の獲得です。


累計参加者は1,400名を突破。その熱狂は一過性にとどまらず、プログラム終了後も運営スタッフとして関わる学生が約400名、さらに約50名が実際に地域へ移住するなど、「若者が地方で生きる」新たな潮流を生み出しています。

■ CMSP 3つの特徴 〜観光とは違う、「関係人口」の創出〜

1.「お客様」ではなく“協働者”として地域へ。
 参加者は陸前高田市に滞在し、住民と対話しながら課題解決に挑みます。完成された体験プログラムはなく、「地域のために何ができるか」をゼロから考え、実行。そのプロセスを通じて、「よそ者」から「地域の一員(未来の担い手)」へと変化していきます。

2.「やりたい」が「できた」に変わる、自己効力感の回復体験。
 何者でもないと思っていた学生が、地域の方から「感謝される」ということを体験します。観光ではなく“関係”を重視するSETの哲学のもとで、人間味あるつながりが生まれ、「第2のふるさと」と感じる若者が増えています。

3.卒業後も続く“担い手システム”。
 CMSPは終了後も運営スタッフとして地域に関わり続ける仕組みを持ち、その熱量が実際の地域貢献へと発展。学生は漁業・農業の人手不足支援や伝統行事の担い手となり、地域の将来を支える存在になっています。


■ 陸前高田で過ごす1週間のプログラム、ChangeMakerStudyProgramの内容

 CMSPは大きく、①事前学習②現地プログラム③事後研修、という3つのプロセスで進みます。現地プログラムでは、地域体験や交流を通して若者と地域住民が出会い、アクションを企画し実行するところまで行います。

・「町と出会う・アクションを企画する」:1日目〜3日目

町を訪れ、現地の方との交流を通じて現状を知る。地域住民と「お互いに助け合いたい、何かを一緒にしたいという関係になる」ことが大事。若者も地域の中に魅力と課題を発見していきます。

・「町を想う・アクションを準備する」:4日目〜5日目

陸前高田市の魅力・課題を構造化し、理想の町を描く。この時に「迷ったらやる」の姿勢でアクションのアイデアを創出してい、準備を進めます。

・「町に届ける・アクションを実行し報告する」:6日目〜7日目

「町の方と自分たちのやりたいことを通して町にできることを増やす」為に、企画したアクションプランを実行します。小さなアクションの積み重ねから大きな変化を起こします。最終日にはここまでの1週間を町の方に向けて報告会を開催します。


1週間のプログラムにおいて行われるアクションプランの創出は、問題解決型のプロセスに基づいています。6日目のアクションプラン実施に向けて進めていきます。

◾️数字で見る「人生が変わる」インパクト(2025年現在)

累計参加者数:約1,400名(首都圏の大学生を中心とした1週間の滞在)

運営スタッフ経験者:約400名(プログラム後も継続的に関わる学生たち)

移住者数:約50名(岩手県に移住した延べ人数)

就業・定着:約30名(市議会議員、地域おこし協力隊、地域事業者への就職など)繁忙期の漁業支援や地域行事の担い手としても、関わり続ける若者が不可欠な存在になっている。

■ 地域住民の声 〜若者を受け入れる側の価値〜

「若者が来てくれることで、私たちでは思いつかないようなアイデアが生まれる。この町に『風』を吹かせてくれるんだ」
「最初はよくわからないやつだと思っていたけど、関わってみるとすごく真面目な奴らだった。自分が同じ年齢の時に地域のことをそこまで考えていなかった。これからは関わりたいと思うから、また来いよ」

■ 参加者の声 〜ホームページより抜粋〜

「大学生活で何かに熱中したことがなかった自分が、ここでは本気で泣いて、笑えた。陸前高田は、自分を取り戻せる場所です」 

「『また来てね』ではなく『待ってるからな』と言われた時、ここが自分の帰る場所になったと感じました」

■ 今後の展望 〜震災15年目、「復興」から「創造」へ〜

2026年3月で東日本大震災から15年。SETは、CMSPを「単なる体験学習」から「若者と地域が共に未来を創るプラットフォーム」へと進化させています。 人口減少社会において、都市の若者には「第2のふるさと」を、地域には「未来の担い手」を。私たちはこのプログラムを通じて、持続可能な社会のモデルを全国へ発信し続けます。

■ 2026年春 CMSP 開催概要

期間: ①2026年2月23日〜3月1日、②2026年3月9日〜3月15日

場所: 岩手県陸前高田市

対象: 全国の大学生・大学院生・専門学生

申込: 【公式サイトURL】

   【説明会申し込みフォーム】

■ 理事長コメント

CMSPが10年以上にわたり1400名を超える若者と陸前高田で挑戦を続けてこられたことは、とても誇らしいことだと感じています。私たちは、若者には自己効力感を、地域には若い熱気という新しい風をもたらし、都市と地域の間に新しい循環や関係性をつくってきました。これは、肩書きや損得を超えた関係が生まれにくくなった孤独・孤立の現代社会の中で、人間らしい“つながり”や”生き方”を取り戻す試みでもあります。

震災から15年目を迎えるこの陸前高田で、私たちは「被災地支援」や「地域ボランティア」という枠を越え、若者と地域が共に未来をつくる新しい価値のモデルを、これからも育て続けていきたいと考えています。


■ 認定NPO法人SETについて

SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGOODなchangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みをつくってきました。修学旅行民泊、大学生・社会人プログラム、コミュニティづくり、などを通じて、2024年度は年間5,000人以上が活動に参加。若者の成長と地域の活力を同時に生む“循環型の社会装置”として活動を展開しています。

【団体概要】

認定特定非営利活動法人SET
 所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
 理事長:三井俊介
 設立:2011年
 活動:若者と地域の協働によるまちづくり、修学旅行民泊、防災教育、関係人口事業ほか
 公式サイト:https://www.nposet.org

【取材に関するお問い合わせ】

認定NPO法人SET 広報担当
 E-mail:set.forjapan@nposet.com
 TEL:0192-47-5747

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会社概要

認定特定非営利活動法人SET

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URL
https://www.nposet.org/
業種
サービス業
本社所在地
岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
電話番号
0192-47-5747
代表者名
三井俊介
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年06月