【人的資本調査:業界地図】主要17業界の「男女賃金差異」と「女性管理職比率」の関係性を可視化(2025)
― “登用”と“処遇”は同じ速度では変わらない:業界構造による分布が鮮明に ―
人的資本データ分析プラットフォーム「Career Reveal(キャリアリビール)」を運営する株式会社エフペリ(本社:東京都、代表取締役:早見信吾)は、東京証券取引所が定める株価指数の構成企業群である「Core30」「Large70」「Mid400」(※2025年10月の改定前の企業群を採用)を中心とする主要企業の公開情報をもとに、人的資本指標を主要17業界に分類して横断分析しました。
本調査では、「男女賃金差異」と「女性管理職比率」に着目し、業界別の平均値と分布(ばらつき)を整理しました。
その結果、業界構造や職種構成、雇用慣行の違いに起因する人的資本の“特徴”がデータから可視化されました。
■調査サマリー(要点)
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2025年の業界別では、男女賃金差異*は52.6%〜76.7%、女性管理職比率は3.4%〜20.6%と、業界間でレンジ(幅)が大きい
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「女性管理職比率が高い=男女賃金差異が小さい」とは限らず、“登用(代表性)”と“処遇(賃金)”は別のKPIとして並行管理が必要である可能性が示唆される
*女性の賃金を男性=100とした割合
■業界地図:女性管理職×男女賃金差異で“登用”と“処遇”の分布を俯瞰
以下は、女性管理職比率(横軸)と男女賃金差異(縦軸)を組み合わせた散布図(業界地図)です。

業界地図を見ると、たとえば以下のような配置(分布)が確認できます(例示であり優劣を示すものではありません)。
・女性管理職比率が高い一方、男女賃金差異が相対的に小さい領域(例:銀行)
・女性管理職比率が低い一方、男女賃金差異が相対的に大きい領域(例:エネルギー資源)
・女性管理職比率が低い業界群(製造・装置産業系)が一定のまとまりとして分布する傾向
この分布は、「登用(代表性)」と「処遇(賃金)」が同じ速度で変わるとは限らず、KPIを分けて管理し、打ち手(等級・職種・配置・育成・評価)の設計に落とす必要性を示唆します。
※注:本図は業界ごとの特徴を示すものであり、優劣を示すものではありません。
■Career Reveal(キャリア・リビール)の視点:人事・経営企画にとっての実務的な使い方
人的資本指標は、単純な企業間比較だけでなく、「自社が属する業界の中で、どの位置にあるのか」を把握することで、実務的な示唆(優先順位づけ)が得られます。
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人事:登用(候補者層・育成・評価)と処遇(等級・職種・賃金設計)を切り分けて施策設計
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経営企画:人員ポートフォリオや要員計画、サクセッション設計、人的資本開示のストーリー設計に活用
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IR/ESG:投資家との対話における「なぜそのKPIが動いていないのか」を業界前提と合わせて説明可能
Career Reveal(キャリア・リビール)は、公開情報を横断して人的資本データを整理・可視化し、企業・投資家・求職者の意思決定を支援しています。
■調査概要
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対象:東京証券取引所「Core30」「Large70」「Mid400」(2025年10月改定前)を中心とする主要企業
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業界分類:17業界
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対象期間:2023年〜2025年(本文内の業界比較は2025年)
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データソース:有価証券報告書、サステナビリティレポート等の公開情報
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主な指標:
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男女賃金差異(女性の賃金を男性=100とした割合、%)
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女性管理職比率(%)
※指標ごとに開示企業ベースで集計しています(2025年の集計社数:男女賃金差異 n=367、女性管理職比率 n=364)。
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■会社概要
株式会社エフペリ(本社:東京都、代表取締役:早見信吾)は、人的資本データ分析プラットフォーム「Career Reveal」(キャリア・リビール)を運営しています。公開情報を横断して人的資本指標を可視化し、企業・投資家・求職者の意思決定を支援します。
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