猫と一緒に働ける会社「猫付きカンパニー®」始動します

会社が猫の保護場所になる。社会貢献事業をしながら社員の幸福度と会社の知名度も上げよう。

NPO法人東京キャットガーディアン

2024年2月21日 10時40分

猫付きカンパニーとは、会社で猫を預かり飼育することで、行き場のない成猫の保護場所を作る試みです。保護され、シェルターで体調とメンタルを整えた成猫たちを、「会社で預かり飼育していただく」。空きのできたシェルターにはケアの必要な新たな猫たちを受け入れるシステムが「猫付きカンパニー®︎」です。「会社に行ったら猫がいる」というのはお仕事のモチベーションもアップします。スタートアップ企業さんに。猫と人の共生のために。

行き場をなくした猫たち・成猫にはご縁が出来づらい現実

高齢者のペット問題や、多頭飼育崩壊などで行き場を無くした成猫が多数います。

新年早々の能登半島地震で大規模な被災が確認されて、人の生活はもちろんのこと犬猫などの伴侶動物も多くが現在も行き場を無くしています。

こういった問題が無くても、行き場の無い動物の場合月齢が若ければ里親さんが見つかりやすく、保護団体や個人で保護する方の負担も少なくなります。一方で月齢が上がるにつれ譲渡までの時間がかかる傾向があり、シニアと言われる域に達すると月齢だけでなく何らかの治療が必要になって行くことも懸念され、益々再譲渡の機会が失われます。

子猫に比べて里親の見つかりにくい成猫たちをレスキューできる場所はまだまだ必要となります。

「成猫の保護場所になる」猫付きカンパニーとは

NPO法人東京キャットガーディアンでは、行き場の無い猫たちの保護・ケア・譲渡活動を2008年より続けており、15年間で9,000頭以上の譲渡実績があります。

東京キャットガーディアン　保護猫カフェ　下半身不随の猫「あんちゃん」

東京キャットガーディアン　子猫のケアの様子

東京キャットガーディアン保護猫カフェ

シェルターで体調とメンタルを整えた猫たちを、「会社で預かり飼育していただく」ことで大人猫たちの居場所を作り、空きのできたシェルターにはケアの必要な猫たちを受け入れるシステムが「猫付きカンパニー®︎」です。

IRODORI合同会社様による預かり飼育の様子

お預かりしていただいている間の飼育相談などは電話やメールでフルサポート。

基本的なフードと医療は預かりの会社さんの負担になりますが、大きな医療が必要になったり理由の何を問わず飼育困難になったりした場合には、医療設備のあるシェルターに戻ってくることが出来ます。
お預けしている猫たちは「里親募集中」の状態ですので、会社の方が将来望んでいただければ飼い主になることも出来ます（※別途審査があります）

IRODORI合同会社様のご協力で、現在成猫2頭が猫付カンパニーにて過ごしております。
新たにスタートする自立訓練(生活訓練)施設いろどり西横浜の中で、里親さんとのご縁を待ちながら飼育していただくことになりました。

IRODORI合同会社様による預かり飼育の様子