ミレニアル世代の「家族」を取り巻く課題に対する政策提言 #ミレニアル政策ペーパー 第2弾を公表。「昭和平成の家族モデルを超えた、多様な幸せを支える社会のかたち」
一般社団法人Public Meets Innovation(パブリックミーツイノベーション、以下PMI)(東京都 渋谷区)は、2021年4月7日にリリースした、ミレニアル世代による政策ペーパー「昭和平成の家族モデルを超えた、多様な幸せを支える社会のかたち」から一年、新たな政策提言「家族イノベーション」第二弾を公表いたします。
- ミレニアル政策ペーパー「家族イノベーション」第一弾:https://note.com/pmi/n/neadd1c193349
- ミレニアル政策ペーパー概要
こうした目的の達成のため、PMIでは、ミレニアル世代が感じる社会への違和感から未来のあるべき姿を提示し、政策、テクノロジー、文化・社会規範の3つの視点から、現在求められているアクションや視点をまとめた「ミレニアル政策ペーパー」を定期的に発行することとし、第一弾のテーマを「家族」とし、ミレニアル政策ペーパー 第一弾「家族イノベーション」を昨年リリースしました。
- ミレニアル政策ペーパー「昭和平成の家族モデルを超えた、多様な幸せを支える社会のかたち」政策への提言について
また、昨年度決定された18歳以下を対象とした現金給付及びクーポン付与等では、家族の状況によって支援の対象となる者が確実に受け取ることができない事態が想定されるなど、家族の多様性・複雑性に十分配慮する仕組みの必要性が指摘されました。
このような家族に対する閉塞感を打ち破るための鍵は何なのか。どのように制度を変えれば、より生きやすい社会に繋がるのだろうか。本ペーパーは、ミレニアル政策ペーパーで示した今後の家族を考えるうえでの二つの方向性である「社会のために存在する家族から、『家族』のために存在する社会へ」と「『普通の家族』というスタンダードがない状態をスタンダードに」を軸に、有識者の意見も聞きながら、家族のアップデートのためのポイントをまとめました。
現在「こども家庭庁」の設立について議論されているが、家族は関係する省庁が一体となって議論を進めていく必要がある。家族ペーパー及び本提言は、縦割りにされた機能ではなく、あくまで家族のあるべき姿を統合的に描いたうえで、そこから必要とされるアクションを導いた。本提言が、今後こども家庭庁等での議論の参考にもなることを期待しています。
- ミレニアル政策ペーパー「昭和平成の家族モデルを超えた、多様な幸せを支える社会のかたち」政策への提言概要
社会のために存在する家族から、「家族」のために存在する社会へ
これまでの社会では、仕組みの中に家族を否応なく組み込み、家族がある程度役割を果たすことを前提に成り立つ社会システムを構築していた。しかし、社会構造が変化するなか、家族はその負担に耐えられなくなっている。
「社会を支える家族」から「社会が支える家族」へと、家族のあり方をドラスティックに変えていくことは、人びとと家族の関係を新たに作っていくうえで、死活的に重要なことだと思われる。
1.1「ミルフィーユ状の福祉構造」で家族を支える
1.2 「子どもの権利」を最優先に考える
1.3 人と人をつなぐプラットフォームをつく
1.4 多様な選択肢づくりを意識する
Perspective.2
「普通の家族」というスタンダードがない状態をスタンダードに
「普通」というカテゴリーはなかなかにやっかいだ。なぜなら、普通というカテゴリーが存在する限り、理屈上は「普通」ではない人びとが生まれてしまうからである。しかも多くの場合、「普通」ではない人びとは、「普通」の人びとと同じレベルで権利と利益を享受することができない。人びとは、伝統的な家族像でも、これまでにない新たな家族像でも、一人ひとりが自分にとって理想的な家族の形を実現でき、その選択によって批判されたり不利な扱いを受けたりすることがないようにしていく必要がある。
多様な家族の実現を目指していくことができるか否かは、このカテゴライズをどう突破できるか、どうカテゴライズをなくしていくことができるかにかかっている。
1.1 法律上の家族の範囲を拡大する
1.2 家族になることの義務と権利を見直していく
- 4. 解説動画のご案内
詳細につきましては、改めてお伝えさせていただきます。
- 5. ミレニアル政策ペーパー 第一弾「家族イノベーション」について
家族は、それを取り巻く社会変化の大きさに比べて、テクノロジーやルール、規範のアップデートが十分に進んできたとは言えません。この結果、「戦後の日本が象徴として描いてきた ”家族のかたち”と、個人が求める幸福の形とのズレが生じている」という点に、私たちは問題意識を感じています。
本ペーパーでは、9つの観点からこれまで家族が担ってきた役割を整理し、それらの変化をたどるとともに、戦後から続いてきた昭和平成の家族のモデルを再定義し、一人一人が自分らしい生き方を選択できるためにどういった視点が必要か、政策、テクノロジー、文化・社会規範の3つの切り口から検討しています。
全文はこちら
・本文(ホワイトペーパー)
https://pmi.or.jp/thinktank/millennial_paper/family/white_paper.pdf
・本編スライド
https://pmi.or.jp/thinktank/millennial_paper/family/slide.pdf
- PMI Thinktankについて
PMI Thinktank HP:https://pmi.or.jp/thinktank/
- PMIについて
【団体概要】
名称:一般社団法人Public Meets Innovation
代表理事:石山アンジュ
設立日:2018年10月1日
住所:東京都渋谷区
【公式HP】
公式HP:https://pmi.or.jp/
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