イオンとMujin、イオングループ物流構造改革に関するパートナーシップ締結について
▶背景
イオンは2000年代前半にグローバル・リテーラー水準の効率を実現するサプライチェーン改革を実行し、ハブ&スポークの視点でグループ共通の物流ネットワークを構築しました。グループ共通基盤を活用することで、小売事業の出店成長とPBを中核とする商品戦略を進め、営業収益9兆円を超える小売グループへと成長することができました。
この大改革から20年以上が経過し、改革着手時から3倍以上の事業規模へと成長したことや物流DXの技術進化が著しいこと、脱炭素・物流課題解決・インフレ対応といった小売業における物流効率化に対する責務の高まりなどから、イオンは中期的視点でグループ全体の物流ネットワーク次世代化に着手します。
なお、本戦略はグループ中期経営計画の5つの柱のひとつである「サプライチェーン発想での独自価値の創造」における物流領域での改革を実行に移すものです。
▶物流構造改革の方向性と本パートナーシップの意味合い
「サプライチェーン全体のデータ連携」「物流作業の自動化と知能化」「次世代拠点の最適配置」を進め、データと自動化技術に基づくサプライチェーン全体の最適効率化の実現を目指します。
イオンはこれら改革を実行する上で、物流DXにおいて優れた技術力を持ち、物流現場へのロボット導入などに豊富な実績を有するMujinが、次世代自動化モデル構築のパートナーとして最適であると判断しました。
Mujinは、“現場で培った数多のノウハウ”と“唯一無二の知能化ソフトウェア”を駆使するインテリジェントオートメーションカンパニーです。小売トップ企業であるイオンと次世代自動化モデルを構築することが、さらなる社会課題解決への貢献となることを確信し、イオンの改革に参画する意向を表明しました。
今回のパートナーシップの締結により、イオングループ全体の物流構造改革の第1ステップとして、次世代自動化モデルセンターの構築(~2026年目途)に着手します。これを皮切りに、本モデルのグループ展開を進めてまいります。
【会社概要】
「株式会社Mujin」について
Mujinは、2011年の創業以来 「Industrial Robots for Everyone(すべての人に産業用ロボットを)」をスローガンに掲げ、様々な産業用ロボットを知能化できる知能ロボット統合制御プラットフォーム「Mujinコントローラ」を開発してきました。 本プラットフォームを基盤とした次世代ロボット自動化システムをより多くの生産・物流現場へご提案することで、物流現場をとり巻く人手不足と、全体の生産性向上にさらに貢献してまいります。
本社所在地:東京都江東区辰巳3-8-5
設立:2011年7月
事業内容:産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー・ソフトウェアの開発・販売
従業員数:306人(2023年6月時点)
代表者:CEO 兼 共同創業者 滝野 一征
「イオン株式会社」について
イオンは「絶えず革新し続ける企業集団」としてお客さまの日々のくらしに寄り添い、社会の変化を先読みした即応する企業風土づくりで「お客さま第一」を実践しています。小売事業をはじめ、ショッピングモールの開発・運営を行うディベロッパー事業、クレジットカードや電子マネー、銀行、保険などの総合金融事業、イオンのブランド「トップバリュ」の展開など、多様な事業が有機的に結びつき高い相乗効果を創出することで、地域社会の持続的な繁栄への寄与を図るとともに、企業としての永続的な成長、発展を目指しています。
本社所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目5番地1
設立:1926年9月
事業内容:純粋持株会社、チェーンストア、及びショッピングセンター等の経営
従業員数:約16万人(2023年2月28日時点、連結)
代表者:取締役 代表執行役社長 吉田 昭夫
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。