富山市総合体育館Rコンセッション事業における落札者に決定
前田建設工業株式会社 北陸支店(本社:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」)を代表企業とし、構成企業他10社が参画するグループ(以下、「当グループ」)は、富山市が進めている「富山市総合体育館Rコンセッション事業(以下、「本事業」)」に係る公募手続きにおいて、落札者に決定しました。
富山市総合体育館は、「2000年とやま国体」の開催に伴い平成11年に、当社施工により建設された施設であり、当社にとって所縁のある施設です。スポーツ・レクリエーションの中核施設として市民やプロスポーツ等に幅広く利用されてきましたが、建築・設備の老朽化への対応が課題となっています。
そのような中、富山市は推進するコンパクトシティ戦略の実現にむけ、本施設の収益化と長寿命化を実現し、新たなまちづくりの中核施設として賑わいを創出する拠点とすることを目的に、民間事業者の資金やノウハウを活用すべく、施設の改修とコンセッション方式が組み合わさった「PFI-R+公共施設等運営権(コンセッション)方式※1」を採用した本事業が公募されました。
当社は長年、空港や有料道路、展示場、アリーナのコンセッション事業など、様々な官民連携事業に携わり、自治体・地域住民・企業にとって「三方良し」の実現を目指して取り組んできております。また、本年度は「国立競技場運営事業」、「豊橋市多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」といったスタジアム・アリーナ事業において優先交渉権者に選定され、現在協議を進めています。
本事業においても、その実績と知見を活かし、インフラとスポーツ・エンターテインメントを起点とした地域創生に貢献できるよう取り組んでまいります。
今後、富山市との基本協定の締結準備を進めていく予定です。具体的な事業内容等につきましては、富山市との協議を踏まえ適宜公表してまいります。
※1)PFI 法に基づき、事業者が自らの提案をもとに施設の設計・改修を行う R(Rehabilitate)方式とPFI 法第 2 条第 6 項に定める公共施設等運営権(コンセッション)方式を組み合わせた事業方式
【当グループの提案概要】
当グループは、以下の3つのRで示すコンセプトのもと、高品質な観戦、鑑賞体験で生まれる新たな感動と賑わいをまちの躍動へと波及させる、新時代の“夢のアリーナ”を提案しています。
■Reborn(再生)
・スポーツを中核とした新たな賑わいと高品質な体験価値を提供する施設
・既存施設を生かした新B1リーグ基準対応アリーナ
・構成員のプロスポーツチームによる主体的な運営・維持管理
・市民の日常利用・健康増進を促進する各種プログラム
■Refined(洗練)
・収益性向上・財政負担の軽減により持続可能性を向上する施設
・施設空間・ICT設備を利活用した収益性向上
・積極的な長寿命化や設備再利用による財政負担軽減
・維持管理のしやすさや更新性を考慮した改修計画
■Relay(連携)
・市民・地元団体・周辺施設と連携し駅北エリアの活性化を推進する施設
・周辺エリアマネジメント団体等と連携した賑わいづくり
・親水広場ほか周辺施設と一体となったイベント開催
・駅北エリア全体のイメージ向上を推進するPR活動
【事業イメージパース】※イメージのため、今後の協議により変更となる可能性がございます。
プロスポーツ利用時の第1アリーナイメージ
ラウンジカフェの使用イメージ
【当グループのコンソーシアム概要】
名称 | あーる・とやま |
代表企業 | 前田建設工業株式会社 北陸支店 |
構成員 | 株式会社富山グラウジーズ |
協力企業 | 株式会社山下設計 株式会社福見建築設計事務所 高砂熱学工業株式会社 北陸営業所 北陸電気工事株式会社 富山支店 株式会社日本空調北陸 株式会社アピアスポーツクラブ 株式会社乃村工藝社 株式会社エイジェック |
【事業概要】
事業期間 | 供用開始から2039年9月末日まで(予定) |
事業範囲 | 統括管理業務、期初改修業務、期中改修業務、開業準備業務、維持管理業務、運営業務、Bリーグ改修・魅力化改修業務、自主事業 |
今後のスケジュール(予定) | 2024年7月 基本協定締結 2024年8月 事業契約(仮契約)締結 2024年9月 事業契約締結 |
※富山市総合体育館Rコンセッション事業に関する詳細は、富山市のホームページをご覧ください。
https://www.city.toyama.lg.jp/bunka/sports/1012983.html
<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp
すべての画像