日本スローフード協会、大分県臼杵市と「食を軸とした連携協定」を締結
一般社団法人 日本スローフード協会(本社:東京都中央区、代表理事:齊藤めぐみ)は、大分県臼杵市と日本の食文化の発展に寄与し、食関連事業を中心とした臼杵市の産業の活性化を促進するために、相互に協力して事業を実施することを目的として連携協定を締結し、締結式を実施いたしました。
■本協定における連携内容
- 臼杵市民の「食に対する意識啓発・教育」に関すること
- 臼杵市の食文化の発展に関すること
- 臼杵市の「食」の世界への発信に関すること
- 臼杵市の農林漁業や観光業をはじめとする産業の活性化に関すること
- 日本の食文化の発展に係る情報の収集・発信に関すること 等
■臼杵市について
臼杵市は、地質と地形に恵まれ、きめ細やかで、まろやかな柔らかい水に恵まれています。この水が重要となる醸造業が1600年頃から始まり、人々が伝統を守りつつ、改良を加えてきた味噌・醤油・酒造りや、質素倹約の中で知恵を絞って生まれた郷土料理など、多様な食文化が発展してきました。近年では、こうした市民が大切に培ってきた食文化に加え、「ほんまもん農産物」や「給食畑の野菜」などの、有機農業や地産地消も取り組みも推進しています。また、日本で唯一、市が草木等を発酵させた完熟堆肥を生産し、生命力のある土づくり環境を整備することで、生産者、消費者ともに食の重要性について理解を深めています。食の多様性・持続性を高める臼杵市のこうした活動は、スローフードの掲げる目標と多く合致し、持続可能な都市づくりにつながるものと考え、今回の連携協定締結となりました。
また、これまでの取組を更に推進し、国際協力と経済成長の両面から食文化の発展に貢献するため、ユネスコ食文化創造都市への加盟を目指しています。
《食文化創造都市 臼杵》
https://gastronomy-usuki.com/project
《ほんまもん農産物》
https://www.city.usuki.oita.jp/docs/2015020500025/
■日本スローフード協会
スローフードとは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっているムーブメントであり、国際組織でもあります。「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean, Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」をスローガンに、食を真ん中に置き、①生物的・文化的多様性の保護 ②市民をはじめとした広い世界への教育 ③官民との連携等のアドボカシーい活動 を様々なプロジェクトを通して行っています。
日本スローフード協会は、スローフード国際本部から正式な承認を受けた国内運営機関として2016年3月に発足しました。日本各地に草の根活動をする支部を持ち、団体の国際化・活性化を、産官学民連携しながら行っています。
《スローフードについて》
https://slowfood-nippon.jp/aboutus/
団体概要
一般社団法人 日本スローフード協会
代表理事 齊藤めぐみ
電話:080-4003-2972
メール:m.watanabe@slowfood.it
ウェブサイト:https://slowfood-nippon.jp/
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