山梨県都留市のシビックプライドが15%向上!「デジタル×市民参加型」で地域から始まる、シティプロモーションの新しい形
市民参加型のデジタルプロジェクトで、 シビックプライドを高め観光・関係人口を増やす
C-table株式会社(本社:山梨県都留市、代表取締役 田邉耕平)は、2023年5月より山梨県都留市観光協会と連携し、地域の歴史と未来を紡ぐデジタルプロジェクト「つるのルーツ」をスタートさせました。
デジタル技術と市民参加型のアプローチで地域への愛着(シビックプライド)を育む「つるのルーツ」プロジェクトが、開始から1年間でシビックプライドを15%向上させ、山梨県都留市に新たな活力をもたらしました。
今後は市民はもちろん、地域に関わる関係人口を増加させるとともに、観光産業の振興にも拡大していきます。
デジタルを活用して地域の愛着と誇りを育む「つるのルーツ」プロジェクト
「つるのルーツ」プロジェクトは、デジタル技術と市民参加を組み合わせることで、地域住民のシビックプライドを高め、地域の持続可能な発展の促進と観光・関係人口増加を目指しています。
2024年3月に実施されたアンケート調査により、プロジェクト参加者のシビックプライドが15%向上したことが確認されました。これにより、地域の歴史と文化に対する住民の関心が深まり、地域への愛着と誇りが高まったことが明らかになりました。
この成果は、デジタル技術を駆使して若年層にも都留市の歴史や文化をゲーム感覚で楽しんで知ってもらうことを目指した結果です。
シビックプライドの向上から関係人口の増加、観光産業への波及を目指す本取り組みの成果は、持続可能なまちづくりにおいてモデルケースとなり得ます。
「つるのルーツ」プロジェクトは、市民参加型のアプローチを取り入れ、都留市の城下町としての史跡や地域住民が推奨する歴史・スポットをインタビューやクイズ、そしてAR技術とポイントシステムを用いて発信しました。
これにより、地域の魅力を再発見し、地域住民が自らの地域に誇りを持てるよう支援しています。そして地域内外の関心を引き寄せ、関係人口を増加させるとともに、観光産業の振興にも取り組んでいます。
シビックプライドの高まりを証明するアンケート結果
プロジェクトの成果を検証するために、2024年4月から5月にかけて実施したアンケート調査では、「つるのルーツ」を利用した市民は非利用者と比較して都留市の「城下町」としての側面に対する愛愛着が15%高いという結果が示されました。
若年層への影響と広がり
このプロジェクトは特に40歳以下の若年層に効果があり、歴史や文化に関心が低かった層でも愛着が18%向上しました。
LINEを活用したデジタル施策により、若年層に歴史や文化に触れる機会を増やし、これまで関心が薄かった層でも地域の魅力を再発見する環境を提供しました。
この結果、家族や友人との歴史に関する会話が増え、普段訪れない場所を訪れることによって地域への理解が深まるというポジティブな変化が見られました。
多面的な魅力の再発見
また、「つるのルーツ」プロジェクトを通じて、利用者は都留市の「城下町」以外の魅力にも目を向けるようになりました。
都留市は「東京から近い」「水が美味しい」「自然が豊か」「学園都市」「暮らしやすい」といった多様な特徴を持つ街であり、これらの魅力がプロジェクトを通じて再認識されました。
アンケート結果によれば、「つるのルーツ」利用者は非利用者と比較して、特に「暮らしやすさ」に対する愛着が7%高いことが判明しました。また、「学園都市」としての側面よりも「城下町」に対する愛着を持つようになった利用者も多く見られました。
この結果は、「つるのルーツ」プロジェクトが都留市の多面的な魅力を再発見させ、市民の愛着を一層深める効果があったことを示しています。
シビックプライドから、関係人口増加、観光産業振興へ
「つるのルーツ」プロジェクトは、デジタル技術を巧みに活用することで、市民が都留市の豊かな歴史や文化を再発見する機会を提供しました。
この取り組みは、地域全体のシビックプライドを高めることに成功し、都留市に新たな活力をもたらしました。特に注目すべきは、若年層を含む幅広い世代が都留市の魅力を再認識し、その土地に対する誇りを一層深めたことです。
日本全体で少子高齢化が進行し、地域社会の維持がますます困難になる中で、地域の歴史や文化を守り、次世代に伝えることは非常に重要です。
このような背景において「つるのルーツ」プロジェクトは、地域社会が直面する課題に対する効果的な解決策として機能しました。このプロジェクトを通じて、市民は自らの地域に対する愛着を強化し、地域の将来に対する責任感をより一層持つようになったといえます。
SNSの時代、若い市民のシビックプライド向上とまちづくりへの参画は、地域外からの関心を引き寄せる、関係人口増加や観光産業発展の土壌です。
若年層のシビックプライドの向上から関係人口の増加、観光産業への波及を目指す本取り組みの成果は、持続可能なまちづくりにおいてモデルケースとなり得ます。
今後は、都留市での成功を基に、他の地域でも「若年層のシビックプライド向上」からまちづくりに貢献していく予定です。ご興味のある自治体の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼プロジェクトに関する資料はこちらからダウンロードできます(PDF)
d49250-10-8895c08dc7b6d40a41b630616b61a26f.pdfつるのルーツについて
「つるのルーツ」プロジェクトは、山梨県都留市に残る「城跡」や「町並み」、「文化」などの目に見える遺産だけでなく、市民性や地域のアイデンティティといった見えない価値にも注目しています。
このプロジェクトでは、市民が都留市の歴史を自分事として感じ、興味を持つようになるための3つの機能を備えています。
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歴史情報を発信するニュースサイト
都留市の知られざる歴史を紹介するため、ニュースサイト「つるのルーツ」を立ち上げました。市民や訪問者が地域の歴史に親しめるよう、さまざまな情報を発信しています。
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WebARで再現される「城下町・都留」
歴史的スポットでスマートフォンをかざすと、AR技術で「城下町・都留」の町並みが再現されます。市民や観光客が、現代の技術を通じて歴史を身近に感じられる新しい体験を提供しています。
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公式LINEによるポイントシステム
「つるのルーツ」公式LINEに友達登録すると、歴史記事の閲覧やARスポットの訪問で「城下町ポイント」が貯まります。これらのポイントは市内の提携店舗で利用でき、楽しみながら歴史に触れる機会を提供しています。
株式会社C-tableについて
C-table株式会社は、「人生と社会に(笑)を増やす」というビジョンを掲げ、デジタル技術と地域の特性を組み合わせて新たな価値を創出しています。私たちは、最新のデジタル技術を活用し、人々のつながりや感情を豊かにする取り組みに挑戦しています。
私たちが目指すのは、単に便利さを追求するのではなく、デジタル技術を活用して、地域社会に新しい出会いやつながりを生み出すことです。これにより、地域の人々がより豊かな体験を得られるようにすることを目指しています。
C-table株式会社は、地域の課題解決に貢献し、未来を切り開く企業として、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
C-table株式会社 会社概要
会社名:
C-table株式会社
所在地:
本社: 山梨県都留市上谷3-1-21
東京オフィス: 東京都立川市曙町2-8-28 me:rise立川内
設立:
2018年8月
代表取締役:
田邉 耕平
事業内容:
DX(デジタルトランスフォーメーション)支援
カジュアルゲームの開発
ソフトウェア開発
コーポレートサイト:
https://c-table.co.jp/
本プロジェクトへのお問い合わせ
C-table株式会社 広報:前野
電話番号:050-5892-8786
Eメール:hello@c-table.co.jp
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