【全国意識調査】終活、7割以上が「何もしていない」SNSアカウントは「削除してほしい」が過半数
【調査対象】
全国47都道府県、15歳以上、2000人が回答
長寿化が進み「人生100年時代」と言われる現代。一方で、感染症の流行や自然災害、紛争など、いつ・誰が・どうなるかわからないと考えさせられるような出来事も続いています。そうした中で「人生のラスト」はどう考えられ、どう備えられているのか、調査しました。
男女別回答者数
年齢別回答者数
地域別回答者数
幅広い層が回答
調査は、2022年7月に行い、2000人が回答。回答者は幅広く、居住地は全国47都道府県を網羅、年齢は15歳以上、男女比は男性48.5%、女性51.5%です。
身近な人との別れや、コロナ、震災などの経験が人生のラストを考えるきっかけに
Q:人生のラストを実感したエピソードは?
A:
- 海で友達と泳いでたとき溺れそうになって死を実感した。(10代 女性)
- 遠い親戚が亡くなり、遺品整理の手伝いをしたこと。(10代 女性)
- 交通事故に遭い奇跡的に助かったが、死ぬかと思って怖かったです。(20代 女性)
- 2011年の震災時。(30代 男性)
- 熱中症で病院に搬送され、入院したこと。(30代 男性)
- 第一波のコロナの増加で思った。(40代 男性)
- ガンが見つかった。その後またガンが見つかった。この世から自分が居なくなるのだと思った。(40代 男性)
- 年の近い知人が亡くなって、人生何があるかわからないと感じた。(50代 男性)
- 元気だった先輩が突然亡くなりすぐには信じられなかった。そして本当に命はいつ終わるのかわからないと実感した。(70代 男性)
【調査結果1】
人生のラストへの備え、7割以上が「何もしていない」
Q:人生のラストに向けて備えていることはありますか?(複数回答可)
A:
大多数の人が、人生のラストに向けて「何もしていない」と回答
年代別の数値を見てもすべての年代で「何もしていない」がトップに。30代・50代では8割を超えました。
70代以上でも半数以上が「何もしていない」と回答
ただ、70代以上になると、「エンディングノートや紙にまとめている」13.1%、「保険・証券や資産の場所、葬儀について家族や信頼できる人に伝えている」15.2%など、備える人の割合が増え、「何もしていない」人は58%にとどまりました。その他では、30代を超えると「見せたくないものを片付けている」(40代女性)といった不用品処分を進めている人が散見され、「終の棲家になる老人ホームを決めている」(70代女性)という意見もありました。
【調査結果2】
各種パスワードをデジタルで管理しているのは約1/4
Q:スマートフォンやパソコンのアプリ・WEBサービスなど、パスワードをどのように管理していますか?(複数回答可)
A:
年代が上がるほど紙での保管が増える傾向に
パスワードの管理について、「記憶している」と答えた人の割合は10代が38.5%と最も高く、20代・30代・40代・50代も25%前後見られました。
一方、「紙や付箋にメモしている」と答えた人の割合は、10代・20代では20%未満ですが、年代が上がるにつれて増加する傾向があり、70代では58%を超えています。
「アプリ」や「ブラウザ」で管理している人は、それぞれ15%程度。「アプリ」「ブラウザ」の使用者を合わせても約27%と、デジタルの活用はまだまだ高くはない結果となりました。
【調査結果3】
SNSアカウント、半数以上が「削除してほしい」
Q:予告なく人生の最期を迎えることになったら、SNSのアカウントをどうするのがよいと思いますか?
A:
すべての年代で「削除してほしい」が最も多い回答
SNSアカウントについて、「削除してほしい」が過半数を占め、年代別でもすべての年代で最も多い回答でした。
ただ、10代・20代では「削除してほしい」は半数に満たず、「そのままでいい」と答えた人が3割近くと他の年代に比べて高い割合になりました。
【調査結果4】
最後のメッセージ、75%が家族に届けたいと回答 SNS上の友人など不特定多数に伝えたい人も
Q:あなたは、さようならを言えずに(今でも気持ちを伝えられないまま)大切な人を失った、死別した経験がありますか?
A:
約4割が「経験がある」と回答
「ない」と答えた人が多かったものの、気持ちを伝え切れずない別れを経験したことがあると回答した人も4割近くいました。
Q:もし、二度と会えない人や会いたかった人からの遺言やメッセージが届いたら、どう思いますか?
A:
6割が「感謝を伝えたい」「嬉しい」などポジティブな回答
Q:あなたの人生の終わりが近いとわかり、最期の言葉を誰かに送るとしたら、誰に送りたいですか?(複数回答可)
A:
75%以上が家族を選択
親、配偶者、また子どもを選んだ人は、それぞれ3割以上。さらに、親・配偶者・子に兄弟・姉妹も含めた家族のうちいずれか一つでも選択した人は、全体の75%を超えました。
次いで、最期の言葉を送りたい相手は「いない」と回答した人が多いという結果になりました。
また、「SNS上の友人ほか不特定多数の人」を選んだ人は、10代で約5%、20代で約3%と他の世代に比べて高い傾向が見られました。
「人生のラスト」について、何かしら備えていると回答した人は3割に満たない低い結果となりました。ですが、最期にメッセージを送りたい相手を思い描いた人は8割以上。
今回の調査では、「人生のラスト」について、以下のような回答もあり、「まだ備えていないが、こうしたいという希望はある」という人は多いと考えられます。
(コメントを一部抜粋)
- いつでもその日がくることを準備しておきたい。(30代女性)
- 最近仲の良い友達が亡くなって凄く悲しい思いもした。終活をしないと周りが困るので、しないといけないと思いました。(40代女性)
- 母が亡くなったときお世話していたが今思えばもっといろいろしてあげたかったと後悔している。母は遠慮して何も言わずいってしまったが、自分は残された家族に自分の気持ちを伝えておきたい。(60代男性)
- 父は2ヶ月の入院の後亡くなったので、よく会いに行き、話をたくさんしたが、母は、突然亡くなったので、色々聞きたいことがあったのに聞けず、感謝の言葉も言えず寂しかった。今でもよく思い出す。(60代女性)
- 父が、最小限まで身辺整理をしていたので、お手本にしたい。(70代男性)
- 母が死の間際、一人一人の名前を呼び「ありがとう」とといって旅立たれた。(70代男性)
- 身内の人や友人らから、「良い人生を送られたなあ」と思われたいし、自身も悔いなく黄泉の世界への旅立ちをしたい。(70代女性)
- 中学性時代の恩師が、自分の葬儀の際に参列者に伝えるメッセージを残してあって感動した。(80代男性)
調査概要
「人生のラスト(終活)に関する意識調査」調査方法:インターネットによるアンケート形式
調査期間:2022年7月13日*
有効回答数:2,000名
調査対象:全国47都道府県15歳以上の男女*本調査はlastmessageのサービス向上のため事前に予定した日程で行われました。特定の災害・事件等に由来するものではありません。
lastmessageによる過去の意識調査
■人生さいごに食べたい食事は意外にも〇〇〇⁈【調査結果】ランキングベスト10発表
(https://www.lastmessage.rip/7095)
■【日本全国意識調査】デジタル資産の万が一に「備えていない」7割以上
(https://www.lastmessage.rip/8724)
サービス情報
lastmessageは万が一のときにデジタル遺言*を発動するだけでなく、資産情報や写真といった大切なデータの保管、IDやパスワードの管理など、様々な使い方ができるサービスです。
デジタルとは切っても切り離せない生活を送る私たちの万が一の味方になれるサービスを提供することでITによる社会貢献を目指して、今後もサービス充実をはかって参ります。
*デジタル遺言は法的に有効な公正証書遺言ではありません。
サービス名:lastmessage(ラストメッセージ)
サービスロゴ:
サービスURL:https://www.lastmessage.rip/
株式会社パズルリングについて
会社名:株式会社パズルリング
代表者:山村幸広
所在地:東京都港区六本木2-1-11-201
設立 :2014年9月
事業内容:企業向けシステムソリューションサービス、エンターテインメント&コミュニティサービス開発
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像