ミナカラと慶應義塾大学との共同研究の成果として「薬剤師によるオンライン相談に関する実態調査」報告書を公開

~株式会社ミナカラと慶應義塾大学との産学連携による、オンライン相談の調査結果報告書~

株式会社ミナカラ(東京都千代田区、代表取締役:喜納 信也)は、薬剤師によるオンライン相談において、慶應義塾大学薬学部医薬品情報学講座(東京都港区、 教授:堀 里子)と共同研究を行い「薬剤師によるオンライン相談について実態調査」報告書をリリースいたします。
◆ 薬剤師による「オンライン相談」の需要について
「オンライン診療の適切な実施に関する指針(令和元年7月 厚生労働省)」において、薬剤師は、医師以外が行う遠隔健康医療相談の1つとして、患者様からの相談をオンラインで応需し、一般的な医学的な情報の提供や、一般的な受診勧奨(病院や医療機関などの紹介)などの情報提供ができます。

こうしたオンラインでの相談は、対面を避けて相談したいという患者様の課題を解決し、時間や場所を制限されずセルフメディケーションをサポートできる可能性がありますが、実店舗ではない、オンラインにおける相談の取り組みはほとんど実施されていない状況が続いています。

◆ 本調査概要/目的
今回ミナカラと慶應義塾大学は、共同研究の一環で「薬剤師によるオンライン相談に関する実態調査※」を実施いたしました。

本調査では、患者様がオンライン上で薬剤師に相談した記録を解析し、患者様が薬剤師に行った相談の特徴や、相談によってセルフメディケーションの適正化が図られた事例を明らかにしました。
同時に、実際にオンライン相談を利用した患者様への意識調査も実施しました。(後述)

これらの調査結果をもとに、薬剤師とのオンライン相談の有用性や課題を明らかにし、安定的に薬剤提供する医療体制づくりに役立てていきたいと考えています。

※ 前迫大典,小川亮,児玉亮二,須永賢太,喜納信也,木崎速人,堀里子. 薬剤師によるオンライン相談の実態調査. 日本薬学会第141年会, 2021年3月28日.

 

 

◆ 患者様が薬剤師にオンライン相談した記録の解析について
〈概要〉
  • 株式会社ミナカラが運営する「オンラインお薬相談サービス」の相談内容記録データ 572件(※1)のうち、相談者481名を対象に解析
  • 対象期間:2019年5月~2020年1月
  • 相談手法:
    • 相談者がLINEのオンラインチャット機能を通じて薬剤師に質問し、回答を受ける
    • 相談に先立って相談者にアンケート形式で問診を行う(※2)

※ 本研究は、慶應義塾大学薬学部「人を対象とする研究倫理委員会」の承認を得て実施した【承200409-1】

※1 相談内容データ:相談内容の傾向(症状別分類,相談内容別分類)、相談を受けた薬剤師の対応
※2 相談者問診データ:年齢,性別,妊娠中,授乳中,薬に対するアレルギー,代理購入,通院中,居住地

〈TOPICS〉

  • 薬剤師による「オンラインお薬相談サービス」の〈利用者〉は、女性が65%を占めていた。20代、30代の利用者が全体の5割以上を占め、20代以降年代が上がるほど相談は減少する傾向が見られた(図表1)

 
  • 「オンラインお薬相談サービス」で相談した〈症状〉として最も多かったものは、「皮膚」の相談(23%)、続いて「性」が17%、「痛み」が14%、「睡眠」が13%であった。(図表2)

 

 

  • 「オンラインお薬相談サービス」に相談した〈内容〉として最も多かったものは、症状に対する「おすすめの薬」が181件(31%)と最も多く、「飲み合わせ」が121件(21%)と全体の過半数を占めた。(図表3)

 
  • さらに「飲み合わせ」に関する相談121件の内訳として、「OTC医薬品に関する飲み合わせ」が53件(44%)と最も多く、続いて「処方箋薬どうしの飲み合わせ」40件(33%)だった(図表4)

 

 
  • 「オンライン相談サービス」を利用した人に対する〈薬剤師の対応〉として、最も多かったものは「OTCの紹介」(34%)、「一般的な受診勧奨」(28%)と全体の6割を占めた。(図表5)

 
  • 薬剤師が利用者に対して行った〈一般的な受診勧奨の代表事例〉として、以下が挙げられていた。
    • 処方薬がほしい方に対して、受診しなければ手に入らないことを説明
    • OTC医薬品では対応できない方に対し、受診するよう説明
    • 薬による副作用の可能性がある方に対し、受診するよう説明
    • OTC医薬品を試しても症状が改善しなかった方に対し、受診するよう説明
    • 受診先の診断に納得がいかない方に対し、セカンドオピニオンを提案
    • 薬を誤用してしまった方に対し,受診するよう説明

 

その他詳細について:〈薬剤師による「オンライン相談」実態調査 報告書〉添付書類を参照

 

◆ 「オンライン相談を実際利用した患者様への意識調査」について
〈概要〉

  • 対象期間:2020年10月8日~2020年10月15日
  • 調査手法:株式会社ミナカラが運営する「オンラインお薬相談サービス」を利用経験をもつユーザーを対象にウェブアンケート調査を実施
  • サンプル数:771名に依頼し55名が回答
※ 本研究は、慶應義塾大学薬学部「人を対象とする研究倫理委員会」の承認を得て実施した【承200409-1】

〈TOPICS〉
  • 回答者の〈年代〉は、幅広く女性が7割、そのうち通院中が5割程度
  • オンライン相談のメリット〉としては、「時間帯を問わないこと」「気軽さ」「対面で接触する必要がないこと」「非同期のコミュニケーションであること」等の回答が多く見受けられた
  • オンライン相談と実店舗での相談との比較〉について伺ったところ、「オンラインの方が良い」(56%,)「どちらとも言えない」(40%)「実店舗の方が良い」(4%)と回答した
  • 相談相手が薬剤師であることにメリット〉を感じている回答者が、8割を占めている。その理由として「信頼して質問できる」「正確な回答を得ることができる」等が挙げられた
  • 今後OTC医薬品について相談をする際に、薬剤師によるオンライン相談サービスを利用意向については、利用したい(94%)と回答した

 

◆ 慶應義塾大学薬学部 医薬品情報学講座について
慶應義塾大学薬学部  医薬品情報学講座では、情報学を軸として、薬局や地域・患者コミュニティの情報を扱い、治療適正化や医療安全のための価値あるエビデンスとソリューションの創出を目指しています。
自由で柔軟な発想を大切にしながら、医療者や異分野研究者と一緒に研究・実践に取り組んでいます。

代表:慶應義塾大学薬学部 医薬品情報学講座 教授 堀 里子
URL:https://www.keio-di.jp

◆ 「ミナカラ」について
「ミナカラ」は、ユーザーが正しい知識とともに医薬品を購入できるオンライン薬局です。
オフラインの薬局と同じように、薬剤師や薬剤師が保有する情報から自分の症状にあった薬を知ることはもちろん、インターネット決済での購入(※3)、その後の服薬管理まで一気通貫で価値提供をしています。

現在提供している一般用医薬品を中心とした商品の取り扱い点数は800SKU。一般用医薬品をはじめ、製薬会社と独自開発したプライベート商品の中から、患者様の症状に対して最適な薬をご提案します。

体調が悪く、薬を店舗で購入できない患者様や育児中で外出しにくい方などにもご好評頂いています。
サービスサイト:https://minacolor.com/

<ミナカラで出来ること>
● 調べる  ー 薬剤師監修の医療情報を入手
● 選ぶ   ー 数ある医薬品の中から自身に合った薬を選択
● 購入する ー 医薬品のオンライン購入
● 相談する ー 薬剤師への無料チャット相談
※3
各医薬品は、医薬品区分の規定に基づいた販売方法にてご提供しております。

<株式会社ミナカラ・企業情報>
社名   : 株式会社ミナカラ
住所   : 〒101-0047 東京都千代田区内神田三丁目18番3号
代表   : 喜納 信也
設立   : 2013年11月
事業内容   : オンライン薬局『ミナカラ』の運営
企業HP   : https://about.minacolor.com/

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