モーンガータがルミネと協業。コスメロス削減への新たな取り組みを開始！楽しみながら不要コスメを手放せる、効率的な回収・分別の仕組みを構築。

2025年7月にルミネ6店にて不要コスメ約2万個を回収。今回13店へ拡大し、化粧品の容器と中身を回収・分別できるアップサイクルスキームを構築。不要コスメを効率的に回収し、生活者とともに資源循環を促進！

株式会社モーンガータ

2025年12月18日 09時50分

株式会社モーンガータ（本社：東京都練馬区、代表取締役：田中寿典、以下モーンガータ）は株式会社ルミネ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：表輝幸、以下ルミネ）との協業により、一般家庭で使い切れなかった不要コスメの回収・分別方法を構築しました。

2025年7月に6店舗にて実施した回収施策では合計約2万個の不要コスメを回収しました。（※1）

さらに資源循環の効率性を向上させるため、新たな回収・分別スキームを構築し、2026年1月から始まる「ルミネ・ニュウマン　エシカーニバル」で13店舗へと施策を拡大します（※2）。今後更に規模の拡大を図り、家庭内に眠っている不要コスメの回収・分別量を高め、更なる資源循環の促進に寄与します。

・取り組みの背景

5,423人の化粧品ユーザーを対象としたモーンガータの独自調査により、『86.3％のユーザーがカラーコスメを使い切れずに廃棄しており、その内の半数以上が廃棄に伴う罪悪感を抱えている』という実態が明らかとなっています。さらに家庭で使わずに眠らせているコスメは平均7.4個／人、コスメ好きの方だけを抽出すると（全体の14%に当たる）平均15.5個／人にもなることが知られています（※3）。

そこで、モーンガータは首都圏のターミナル駅を中心に商業施設を運営するルミネと協業し、不要コスメの回収を実施し、家庭内で眠っているコスメの資源活用を試みました。

2025年7月に6店舗にてコスメの回収を実施したところ、約17,800個（約445kg）の不要コスメを回収しました。

しかし、モーンガータにおいて容器と中身を分別し、さらに中身を色ごとに分別する必要性が生じたため、作業時間とコストにおける負担の大きさが課題となりました。

・回収・分別スキーム『コスメの中身かき出しワークショップ』の特徴

この課題に対する解決策として、コスメの回収と共に、参加型のイベント『コスメの中身かき出しワークショップ』として分別を実施したところ、参加者からご好評をいただき、容器と中身を既に分別した状態で回収出来る仕組みへと改善しました。

参加者は、『ご自身で持参された不要コスメのみを回収』または、『ご自身で持参された不要コスメ及びモーンガータで保管していた未分別コスメを、ルミネの館スペースで容器と中身に分別し、中身も色ごとに分別』のいずれかを選択できます。

2025年11月2日ルミネ荻窪で実施した『コスメの中身かき出しワークショップ』の様子

「家庭から不要コスメを持参するだけでなく、自ら分別作業まで実施する」という体験が、自己内省（ジブンゴト化）をもたらし、コスメの廃棄時に抱えていたモヤモヤや罪悪感を拭う（ギルトフリー）きっかけとなります。2025年11月2日にルミネ荻窪にてトライアルで実施した本体験サービスには多くの体験者が集い、回収コスメ全てをかきだすことができました。体験者からは、「大切なコスメを自らかき出すような行為はしたことがないため、楽しみながら体験できました。」というお声も多く、ひとつのサービスとして成立することが示唆されました。

また、この効率的な回収・分別スキームが、今後の実施規模の拡大と取り組みの継続性をもたらしました。

回収した不要コスメは当社特許技術である「magic water」により、多用途の色材（絵の具・雑貨創作・工業用途等）へとアップサイクルし、ルミネのノベルティや店舗内装などへ利用することでサーキュラーエコノミーを実現しています。

・モーンガータの廃棄コスメの既存アップサイクル事業

モーンガータは『SminkArt®（※4）事業』を介して、一般化粧品ユーザー・17社以上の化粧品企業・化粧品小売店舗から化粧品の中身（バルク）を回収し、それらを自社特許技術である「magic water」により、多用途の色材（絵の具・雑貨創作等）へとアップサイクルしています。

現在では、当社と大手各社の資源および技術を融合し、廃棄される予定の余剰化粧品から絵具・印刷インキ・文具以外にも建材・樹脂（PMMA、ABS、AS、PE、PP、PET、シリコーンエラストマーなど）・内装及び外装塗料・紙再生ボード・金属粉体塗装・衣類プリントなどの用途に使用できる色材技術を具現化してきました。