JST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)に採択され、上限額1.2億円をデット調達しました。
開発・運用中のFPGAプラットフォームに拡張できるAI機能アクセラレータの開発を行い、量産ビジネスをより拡大していきます
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)に Tokyo Artisan Intelligence株式会社「以下、TAI社」(本社:神奈川県横浜市 代表取締役 中原啓貴、(兼 国立大学法人東北大学「以下、東北大」教授)の開発課題が採択されました。(開発開始日:2024年4月22日) 本開発課題では、1.2億円を上限に開発費が支援されます。
TAI社がAIプラットフォームとして開発・運用しているFPGAに拡張できるAI機能アクセラレータの開発を行い、量産ビジネスをより拡大していきます。
※JSTによるA-STEP実装支援(返済型)の開発支援決定に関する詳細は以下 URL からご参照ください
制度の概要
A-STEP実装支援(返済型)は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すベンチャー企業等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を支援します。
本制度では、外部専門家で構成される評価委員会が、技術シーズの新規性・優位性、イノベーション創出の可能性、研究開発の目標・計画、事業化の可能性、財務状況などを考慮し、応募相談・選考を行って開発支援を決定しています。
2023年度のA-STEP 実装支援(返済型)ではTAI社を採択し、東北大・中原研究室(発明当時は東京工業大学)の研究成果の社会実装を目指すTAI社の実用化開発を、開発費貸付で支援します。出資(エクイティ)と異なり、株式を発行せずに調達可能な資金(デット)として、利用できる資金を調達しました。
開発の概要
開発課題名【FPGA向けAIアクセラレータの開発】
東北大学 未踏スケールデータアナリティクスセンター
教授 中原 啓貴(TAI社CEO) のコメント
「画像処理においてAIが活用されており、特定の人・物を認識・検出するためにニューラルネットワークが使用されています。AI搭載カメラは鉄道会社で環境変化やレールの変状を検出するのに利用されていますが、検出精度を保つためには多くのパラメーターが必要であり、コストが増大します。
中原研究室では、バッチ正規化回路を不要とするニューラルネットワーク回路を開発し、消費電力とコストを抑えながら高精度検出を可能にしました。TAI社にこの技術を移転し、映像処理AIシステムを開発しています。本開発課題を通じてFPGAに適したカスタムアクセラレータを開発することにより、大量のデータ処理が求められるインフラ点検や工場における人体接近検知の自動化へのさらなる展開が期待されます。」
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
JSTは、文部科学省所管の公的機関で、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。
Tokyo Artisan Intelligence株式会社
深層学習アルゴリズムの研究開発、エッジAIプロダクトの開発および販売、AIエキスパート・エンジニアの育成をします。
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-1日総第13ビル8階
代表者:中原 啓貴
設立日:2020年3月3日
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